2016年12月10日

旅便りvol16 "ケニアの今。医療従事者がストライキ"

皆さま、こんにちは。
白石です。

こちらのブログをご覧になりましたでしょうか。
CHV必須アイテムの配布 Part2
http://resultsjp.sblo.jp/article/177942529.html
[続報]ケニアのヘルス・ストライキ
http://resultsjp.sblo.jp/article/177982148.html

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私がこの「医療従事者がストライキをする」という驚くべきニュースを聞いたのは、ストライキが始まる数日前でした。エドワードの妻チャリティが看護師だからです。

その時の記事はこちらです。
Crisis as doctors and nurses strike
https://www.standardmedia.co.ke/health/article/2000225777/crisis-as-doctors-and-nurses-strike

Patients left on their own as health workers boycott work
http://www.nation.co.ke/news/Patients-set-to-suffer-as-health-workers-start-job-boycott/1056-3475056-1tq4qsz/

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この件について、現役の看護師であるチャリティの声をお伝えいたします。

「私もストライキについて反対はしていない。労働組合は「賃金の増額と労働条件の改善」を求めているが、私が求めているのは給料の300%増ではない。私が求めているのは、政府が頭を冷やすこと。考え直すこと。」

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「まずシステムがおかしい。看護師も医師も全員がプロフェッショナルで、人を助けたいという思いでなっているはず。しかし政府(保健省)は汚職ばかり。賄賂で渡されるお金のせいで、本当に私たちの力を必要としている人たちに一切お金がいかない。医療費の無料化を謳っているいるが、陸も見たように公立病院でも平気でお金を取る。」

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Emuhaya sub-county hospitalの料金表

「このストライキで多くの看護師、医師はケニアを出る。または私立病院で働くことになるだろう。私の友人もタンザニアで仕事を探している。それらを食い止めるために、政府は私立病院にも圧力をかけている。それは薬や医療機器を国が管理しているからできることだ。実際に今、薬・医療機器の市場流通量が極端に減っている。それによって薬価格の上昇、薬局がやっていけなくなる。」

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スナノミキャンペーンの際に使用した薬

「私立病院は来週初めから、薬局は都市部から離れた田舎町から順に閉まっていくだろう。ルアンダ(エスンバから1番近い薬局)は来週中頃には閉まってしまう。」

「私が求めるのは、ヘルスシステムの見直し。私たちは幾度となく要求してきた。私もストライキをすれば何か変わると思っていた。しかし失敗だ。考えが甘かったし、それ以上に政府は変わろうとしなかった。」

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このストライキは1月まで続くと各メディアは予想されている。チャリティが見せてくれた、友人たちとのチャットにも状況に困惑する看護師たちの言葉が並んでいた。

しらいし
posted by resultsjp at 20:33| Comment(1) | 情報

2016年12月09日

難民支援、日本に期待

本日(12月9日)付の日本経済新聞に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ高等弁務官の記事が掲載されていました。

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グランディ高等弁務官は日本リザルツがキャンペーン事務局を務める国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の前事務局長です。
難民問題について、日本の更なる理解と応援を求めていらっしゃいます。

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活動の様子はこちらの公式ブログを参照。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事務局長が来日
http://resultsjp.sblo.jp/article/57513770.html

代表の白須によると、「ノリコさ〜ん、元気?」と片言の日本語で話しかけてくださる気さくな方だそう。
そういえば、今年10月に訪日された現UNRWA事務局長のピエール・クレヘンビュール氏も、すごく素敵な方でした。

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訪日中も日本のキャンペーン事務局の一職員である私の質問にも、しっかりと答えて下った上、日本の漢字に関心を示すなどチャーミングな方でした。

クレヘンビュール事務局長の人柄を知りたい方はこちらを参照。
クレヘンビュール事務局長の名前の由来
http://resultsjp.sblo.jp/article/177585581.html

クレヘンビュール事務局長も朝日新聞「私の視点」に寄稿をされています。

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こうした記事がきっかけで、1人でも多くの人に難民問題への関心を持ってもらえることを願っています。
(長介)

posted by resultsjp at 22:20| Comment(2) | 情報

[続報]ケニアのヘルス・ストライキ

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今週の月曜日に始まったケニアの医療従事者によるストライキ。本日で5日目に突入しました。

以前の記事はこちら
http://resultsjp.sblo.jp/article/177942529.html

水曜日に、ケニヤッタ大統領はストライキが原因で20人の患者が死亡したと発表。医師や看護師に対して、ただちに職務に戻るよう呼び掛けています。

先日、キスムにある病院の小児病棟で、ある記者が看護師に放置された孤児の赤ん坊の写真をフェイスブックに載せ、物議を醸しました。

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Facebookで「一度目は母に捨てられ、今度は病院に捨てられた赤ん坊」と紹介

この子は誰もいない病院で発育不全に苦しんでいましたが、このことが全国ニュースに取り上げられたことで、一人の医師が職務に戻り、少女の治療にあたりました。

国民の多くは、保健省の汚職や医療従事者の給与の低さを非難しており、今回のストライキを支持しています。

しかし、「自動車事故にあった女性が、病院で緊急処置を受けることが出来ず死亡」「快方に向かっていた髄膜炎の患者が、治療を受けられなくなり死亡」といった報道が後を絶ちません。

政府と医療従事者は対立を続けており、両者の主張は今のところ平行線をたどっています。このストライキに終わりは見えるのか。治療費の高い私立病院に行く余裕がなく、公立病院でも医師不在で治療を受けられない人々は、ただ待つしかないのか。

続報が入り次第、またお伝えします。

原文はこちら
http://www.iol.co.za/news/africa/death-toll-rises-as-kenyan-doctors-and-nurses-strike-7126080

猟犬
posted by resultsjp at 22:20| Comment(2) | ケニア

栄養カフェ開催!

本日は、リザルツのオフィスにて、ケニアンティーを味わいながら、国際栄養課題に関する意見交換会を実施いたしました。

「栄養改善に関して、これまで日本としてどんな取組を展開してきたか」、「栄養への資金拠出はどんなスキームを使っているのか」、「2020年に向けて、どんな国際的な機会が予定されているのか」などについて、様々な議論が繰り広げられました。

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途上国の栄養不良から、肥満や貧血など、世界の広範囲で課題となっている栄養改善。
取組を実施していくうえでも、様々な機関が意見を出し、連携し合いながら進めることが大切ですね。

(Saho)

posted by resultsjp at 13:56| Comment(3) | 栄養問題

[報告]国際協力調査会・経協インフラ総合戦略調査特別委員会合同会議

本日(9日)国際協力調査会・経協インフラ総合戦略特別調査会特別委員会の合同会議が自民党本部で開かれました。

外務省や内閣官房など省庁を始め、国際機関や民間企業、NGOも出席し、「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた意見交換を行いました。

会議ではSDGsを学校教育に取り入れられないか?などのアイデアが出されました。

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日本リザルツは「思いやりのある人になりたい」をSDGsのキャッチフレーズにすることを提案しています。

[報告]国際協力調査会・経協インフラ総合戦略調査特別委員会
http://resultsjp.sblo.jp/article/177168576.html

会議をきっかけに、日本に思いやりの大切さが伝わるといいですね。
posted by resultsjp at 12:50| Comment(3) | 情報

薬剤耐性問題に関心を!

本日付(12月9日)の日本経済新聞朝刊に薬剤耐性に関する記事が掲載されていました。

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寄稿されたのは、内閣官房 国際感染症対策調整室 新型インフルエンザ等対策室の田中剛企画官です。
温かみのある文書ですね。

抗生物質が効きにくい耐性菌は、抗生物質を使いすぎることなどで生み出されます。感染すると死に至るケースもあり、G7伊勢志摩サミットや国連総会でも取り上げられるなど国際的に問題解決に向けた議論が進められています。特に、日本リザルツが力を入れる結核の分野では、薬が効かない薬剤耐性結核の感染拡大が深刻な問題となっています。
記事では、宇宙飛行士の毛利衛さんを中心に国民啓発会議が実施されていることが紹介されています。

会議開催までの経緯についてはこちらのブログを参照。
[ニュース]毛利衛さん議長に耐性菌拡大防止を!
http://resultsjp.sblo.jp/article/177204758.html
[ニュース]薬剤耐性菌問題、政府が国民啓発会議を発足
http://resultsjp.sblo.jp/article/177580444.html

記事をきっかけに薬剤耐性問題への関心が高まるといいですね。
(長介)
posted by resultsjp at 09:05| Comment(3) | 情報

2016年12月08日

日本リザルツ新聞最新号をお届けしました!

本日は、たくさんの最新情報がてんこ盛りに詰まったリザルツ新聞や、Gaviすごろくを半分に折り、Gavi、栄研化学のLAMP法、UNRWAのクリヤーファイルに入れて挨拶文を入れて、国会議員の皆さんにお届けました。


前日はリザルツメンバー総出で、準備をしました。写真はその時の様子です。

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Gaviすごろくについてのブログはこちら↓
http://resultsjp.sblo.jp/article/177956325.html

新聞、すごろくお楽しみくださいませ。

(か)
posted by resultsjp at 18:47| Comment(3) | 情報

第30回ミレニアム・プロミス・ジャパン研究会

昨日は、ミレニアム・プロミス・ジャパンさん主催の研究会に参加させていただきました。

第30回研究会は、東京大学大学院総合文化研究科・遠藤 貢(えんどう みつぐ)教授を講師に迎えての講義でした。
テーマは、「機能する崩壊国家としてのソマリア」。政府、国家とはそもそも何なのか、根本的なところから丁寧に解説してくださり、とても勉強になりました。
今回は、遠藤教授が昨年に出版された「崩壊国家と国際安全保障 -- ソマリアにみる新たな国家像の誕生(有斐閣)」におけるいくつかの重要なポイントを解説してくださいました。

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http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641149137


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東京大学大学院総合文化研究科・遠藤 貢教授。

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ミレニアム・プロミス・ジャパン理事長 鈴木りえこさん。

質疑応答の時間には、多くの参加者が積極的に発言されていました。
現在、ソマリアでは、上院・下院の選挙(Selection)が実施されています。崩壊国家(=政府を喪失した国家)と定義されるソマリアが、今後どのような道を歩むのか、見守りたいと思います。

(Saho)
posted by resultsjp at 10:36| Comment(3) | 情報

2016年12月07日

[速報]Q&AAA(トリプルエー)+プロジェクトまだまだ受付中

本日22:00。
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Q&AAA(トリプルエー)+プロジェクトのクラウドファンディング、先ほど目標の25万円を達成しました!

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みなさまのご協力のお陰です。
深く、御礼申し上げます。

今回、エスンバには800足の靴を送る予定です。
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まだ靴が足りていないのが現状です。

そこで、日本リザルツでは、12月16日(金)に、国会議員の先生、事務所の皆様、中央省庁の職員の方などから、広くきれいに洗ったシューズを回収させていただきます。集めたシューズは、日本リザルツ職員が12月18日〜22日にケニアに行き、直接子どもたちに寄贈してくる予定です。

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クラウドファンディングの締め切りは12月19日(月)23:00です。
スナノミ症について1人でも多くの方に知ってもらうために、みなさんの応援が欠かせません。

より多くの方のご協力をお願い致します!
(長介)
posted by resultsjp at 23:27| Comment(3) | 情報

釜石生活㉒ 〜民協〜

今週は火曜日から金曜日まで「民生委員児童委員協議会」に参加させていただき、「青葉通り こどもの相談室」についてお話しする活動をしています。
私も「民協で相談室の説明をさせていただけることになりました」と、釜石市役所の子ども課からメールをいただいたときは、「民協」って何?と疑問に思いました。すぐにインターネット検索をすると、たくさんの情報が得られてかえって驚いたくらいです。

全国民生委員児童委員連合会HPによると、下記のような説明がなされています。
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民生委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。給与の支給はなく(無報酬)、ボランティアとして活動しています(任期は3年、再任可)。また、民生委員は児童福祉法に定める児童委員を兼ねることとされています。
民生委員・児童委員は、人格識見高く、広く地域の実情に通じ、社会福祉の増進に熱意のある人など、民生委員法に定める要件を満たす人が委嘱されます。市町村ごとに設置される民生委員推薦会による選考等、公正な手続きを経て推薦、委嘱がなされています。
民生委員・児童委員制度は全国統一の制度であり、すべての市町村において、一定の基準に従いその定数(人数)が定められ、全国で約23万人が活動しています。
民生委員・児童委員は、自らも地域住民の一員として、それぞれが担当する区域において、住民の生活上のさまざまな相談に応じ、行政をはじめ適切な支援やサービスへの「つなぎ役」としての役割を果たすとともに、高齢者や障がい者世帯の見守りや安否確認などにも重要な役割を果たしています。
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釜石市は8エリアに分けられ、1エリアにつき、20〜30名(欠席の方がいらしたようですから、+数名)の民生委員児童委員が公民館などに集まっていらっしゃいます。火水木金の午前・午後に1エリアずつのスケジュール組みで8エリア全部に参加できる計算になります。地域福祉課の方々と、お互いに8回同じ説明をするのを聞くことになります。私は今回のみですが、地域福祉課の方は毎月この活動を笑顔でされているので素晴らしいなぁ〜と感心します。

各エリアで質問が出ます。ひとり親家庭でいつも気になるけど、訪ねて行ってもドアを開けてくれなくて実情が把握できない、心配だが母娘の家庭を男性である自分が訪ねて行きにくいなど…
小学校の公開授業を見に行って、子どもの様子を確認したという委員もいらっしゃいました。
上記のHPから引用した部分に「高齢者や障がい者世帯の見守りや安否確認などにも重要な役割を果たしています」とありますが、「ひとり親家庭」の抱える様々な問題とその家庭環境で育つ子どもの見守りもされていることを私から付け加えさせていただきます。(鈴木)

posted by resultsjp at 19:12| Comment(3) | 東北復興支援