2017年05月25日

結核患者さんにお会いしました

日本リザルツの長坂は5月20日からケニアに滞在しています。
5月21日、24日、結核抑止プロジェクトを行っているカンゲミ地区を訪問し、患者さんの生の声を聴いてきました。警官2人を帯同し、万全の体制で視察を行っています。

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ケニア最大のスラム街、カンゲミ地区。
バラック小屋が並びます。

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道や川にはごみが。

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ごみの山も、異臭が鼻を突きます。

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18歳のアンジェリンは、3月に結核の兆候を把握しました。現在では全く動けず、高校にも通うことができていません。

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元気だったころの彼女。

今は食べ物も摂ることができず、骨と皮の状態に…
彼女の望みはただ1つ「早く元気になって学校に行きたい」と。

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36歳のベンフィス。昨日から治療を開始しました。
HIVの陽性反応の診断も受けているベンフィスは、たまたま受けたスクリーニング検査で結核と診断されました。
奥さんと子どもが5人いますが、仕事は夜間の日雇い労働のため生計が立てていけず、離れ離れに暮らしているそうです。
結核の投薬治療は6か月かかります。
「完全に治したら、奥さんと子どもに会いに行きたい」と治療を頑張ると約束してくれました。

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担当のCHVクリス。「一緒に頑張ろう!」とベンフィスに力強い言葉をかけている姿が頼もしかったです。

CHVのみなさんは自分が結核になったことがある、もしくは家族や知り合いが結核になったことがある方がほとんどだそうです。
一緒に活動を行っているスタッフのカルヴィンも大切な家族を結核で亡くした経験があるそうです。
当事者だからこそ、患者さんの気持ちがわかる。
だからこそ、患者さんに寄り添って、結核抑止に向かって一生懸命活動を行うことができるのかもしれません。
彼らの地道な取り組みがカンゲミ地区の結核抑止につながることを願っています。
(はるか)
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2017年05月24日

IFNAパートナーシップ会議(スピーチ編)

5月18日、19日、日本リザルツの代表白須と長坂はIFNAパートナーシップ会議参加のため、エチオピアを訪問していました。

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2日目のミーティングでは、栄養に携わる日本のNGOの代表として僭越ながら長坂がスピーチを行わせていただきました。

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こちらがそのスピーチの日本語訳です。
日本リザルツの長坂優子です。
本日は、栄養改善に取り組む日本のNGOの代表としてご挨拶をさせていただく機会を下さり、本当に有難うございます。
私たちNGOは、世界中のお母さんと子どもたちが健やかで笑顔に過ごせる世界を目指して、頑張ってまいりました。多くのNGOがアフリカの地で、積極的に栄養改善の活動を実施しています。具体的には、母乳育児や上下水道やトイレの整備、栄養士の育成、農業指導など、地域に根ざした取り組みを進めてきました。また、世界のNGOとも連携し、栄養改善に向けた世界的なネットワークを構築してきました。現在、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、ワールド・ビジョン・ジャパン、日本リザルツの栄養三銃士など栄養関連の団体が一丸となって、日本政府に対し、東京オリンピックが開催される2020年までに栄養分野に1,000億円の資金拠出をお願いしています。
「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成する」という、持続可能な開発目標の達成年は、2030年です。昨年の8月、TICADYでIFNAが立ち上がり、日本とアフリカが連携した栄養改善への取り組みが動きだしています。今回の会議でも、皆様から栄養改善を力強く前進させようという強い意志を感じました。
私たちNGOの持つパワーを栄養改善の分野により活かすために、お願いがあります。政府や研究機関などによる調査や、政策立案にも、NGOが共同で参加できる仕組みを提供していただけますでしょうか?
誰一人、取り残されない社会(SDGs)を目指すためにも、今回の会議を契機に、更に力を合わせて、全ての人が健やかに暮らせる世界づくりができれば幸いです。
本日は有難うございました。

栄養三銃士が取り組んでいる国家戦略の策定にも言及したスピーチは、国際機関や関係各省庁、そしてJICAの方からも好評の声をいただきました。
更なる栄養改善の推進に向けて、日本リザルツも頑張って行きたいと思います!
(はるか)
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IFNAパートナーシップ会議(スペシャル編)

5月18日、19日、日本リザルツの代表白須と長坂はIFNAパートナーシップ会議に参加するためエチオピアを訪問していました。
今日は会議の内容をより詳しくご紹介します。

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エチオピアのFederal Ministry of Health のState Minister for Program SectionであるH.E. Dr. Kebete Workuからは、記念すべき第一回目のIFNAパートナーシップ会議が、エチオピアで開かれることになったことに対し、喜びの意が表されました。そして、エチオピアでは依然として、栄養不足が問題になっていることを挙げた上で、政府としてもフードセキュリティに焦点をあてて施策を考案していることを紹介していました。

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また、General of the Sustainable Development Goals Centre for AfricaのDirector であるH.E. Dr. Belay Begashawからは、SDGsの中でも栄養改善が大きく取り上げれていることを指摘した上で、特にアフリカは若い世代の人口が多いため、IFNAをはじめとした取り組みがアフリカで実施されることは非常に意義があると述べていらっしゃいました。

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H.E. Ms. Sacko Josefa Leonel Correa, Commissioner for Rural Economy and Agriculture of the African Union Commissionからは、会議を通じて各ステークホルダーが情報を共有し、更なる技術協力を進めていくことの必要性が提唱されました。

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世界銀行のDr. Anne Bakilana, Programme Leader for Ethiopiaからは、栄養改善プロジェクトの効果を挙げるためにも、世界銀行が詳細なデータをより多く集め、分析し、各地域の現状把握に努めていることが挙げられました。

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FAOのDr. Anna Lartey, Director of Nutrition and Food Systems Divisionからは、SDGs以降のFAOの取り組みやフレームワークについて詳細な紹介がされました。

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(独)国際農林水産業研究センターの岩永勝理事長からは、農業や漁業の観点から栄養改善の大切さについて紹介して下さいました。

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笹川アフリカ財団のDr. Anteneh Girma, Thematic Coordinator, Monitoring, Evaluation, Learning and Learning ThemeからはこれまでのJICAとの共同プロジェクトの紹介を踏まえた上で、今後IFNAを推進させるためJICAと更なる協業を期待していました。

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最後はJICAの加藤宏理事から、IFNAは日本主導(ドナードミネート)ではなく、ターゲット国と共同で、ボトムアップで行う事業であることが改めて述べられました。
その上で、今回の会議で明らかになった各国の課題を今後実施するIFNAのプロジェクトに落とし込むため、今後も連携を密に取っていくことの必要性が提唱されました。また、会議を通じて、更なる栄養改善とIFNAの推進に向けた期待の念が述べられていました。

全体を通じて、ターゲット国が日本に対して、栄養改善に関して更なる協力を進めて欲しいという期待を持っていることが伝わってきました。

今回の会議がきっかけで、日本でも栄養改善の取り組みがますます活発になるといいですね。
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2017年05月23日

トウモロコシの知恵

近くの都民農園の野菜が青々と育っている。細長く分割された農地を借りて、プロの指導を受けながら農業体験が受けられる。私も十年程前に経験し、農家の苦労と野菜の育つ驚きを、ほんのちょっぴり体験した。中で、トウモロコシを育てた体験は記憶に残っている。トウモロコシは色々な意味で不思議な穀物で、個人的にも昔から興味を持っている。
その一つが、珍しいC4植物だと言う事。光合成の過程で二酸化炭素の利用法の一部が他の植物と少し違って、高温での効率が良い。通常のいわゆるC3植物に比べ、熱や乾燥に強く、痩せた土壌でも効率よく光合成が行われる。過去に起きた地球規模の大規模な気候変動を生きぬき、過酷な環境に適応して遺伝的に進化したのだろう。他にメジャーなC4植物と言えばサトウキビくらい。他はアワやヒエなど、人間にとって有用な植物は数えるほどしかないのだが。
光合成効率の良いC4植物の中で、穀物としてのトウモロコシの利用が広く普及したのは、もう一つ、過去に起きた別の遺伝子の突然変異が理由として潜んでいるのだが、それはそれとして、自然が起こした変異を他の植物に適用できないだろうかと考えたくなる。特に、コメは、小麦やトウモロコシに比べて比較的タンパク質が多く、穀物として優れた特性を持つ。弱点は、多湿で穏やかな生育環境を必要とすること。乾燥と熱に強くなって収穫量も増せれば、来るべき食料危機に対応する有力な解決策になる。コメにC4光合成の機能を持たせられないか、ずっと前から気になっていた。
つい最近、日本リザルツも直接・間接に多大な影響を受けているメリンダ&ビル・ゲイツ財団が、コメのC4光合成機能付与に研究費を拠出していることを知った。
都民農園を横目で見ながら、トウモロコシの知恵がコメに移転される日々を夢想している。
(中)
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2017年05月22日

ガザの子どもが朝日新聞に登場-2

本日の朝日新聞にまたまたガザの子どもの記事が掲載されました。
2015年7月に国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏(せいた あきひろ)保健局長による「ガザ 戦争しか知らない子どもたち」が出版されました。その表紙になったイマン・カーセムさんのその後が記事になっています。
職員たちの間でもイマンさんは今どうしているか度々話題になっていましたが、その後の様子がわかりました!

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朝日新聞.pdf

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ブログはこちらから↓
http://resultsjp.sblo.jp/article/152956980.html
http://resultsjp.sblo.jp/article/153675100.html

彼女は現在17歳の高校生で、「産婦人科医になって、ガザの女性や子どもの命を救いたい」と語ったそうです。
その夢が実現することを心から祈ります。
(か)
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IFNAパートナーシップ会議(写真編)

日本リザルツの代表の白須とスタッフ長坂は、5月18日、19日にエチオピアで開かれたIFNAパートナーシップ会議へ参加しました。今日は、白熱した会議の様子を写真でお届けします。

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ターゲット国の政府の方、国際機関、NGOなど多くの方が参加されました。

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エチオピア政府の方のご挨拶で会議はスタート。

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IFNAのチャンピオン、イボンヌ・チャカチャカさんも参加。

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ご挨拶&歌で会場は大盛り上がりでした。

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代表の白須も仲良しのイボンヌさんに再会できて、嬉しそうです。

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国際機関から、研究機関から今後の取り組みについて様々なアプローチが提案されました。

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レセプションでもイボンヌさんは大人気。第1回IFNAパートナーシップ会議の開催を祝し、ここでもお歌を披露されました。

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JICAの加藤理事、榎本上級審議役とも記念撮影。

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2日目。各ターゲット国の課題が紹介されます。

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最後はみんなで記念撮影です。

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会議後に開催したドーナツラウンドテーブル。

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こちらにもイボンヌさんが参加して下さいました。

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特製のドーナツは大好評!
何よりも、お互いが本音ベースで率直な意見交換をする場となりました。
(はるか)
posted by resultsjp at 02:26| Comment(4) | 情報

2017年05月21日

スナノミ症の衝撃写真

参議院予算委員会の代表質問にも取り上げられるなど、日本でも関心の高まっているスナノミ症。
今日は現地でスナノミ症抑止に取り組むNGO代表のエドワードから衝撃の写真が送られてきたので、ご紹介します。

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エドワードが活動するエスンバ村では、写真のような深刻なスナノミ症患者がたくさんいます。
多くが最貧困層と呼ばれる人たちです。
また、感染者の多くがお年寄りと子どもたちです。

誰一人取り残さない社会(SDGs)を目指すために、日本リザルツもスナノミ症抑止を応援していきます。
(はるか)
posted by resultsjp at 23:50| Comment(2) | 情報

2017年05月19日

IFNAパートナーシップ会議(2日目)

日本リザルツの代表の白須と長坂はIFNAパートナーシップ会議への参加のため、エチオピアに来ています。本日はIFNAパートナーシップ会議の2日目です。

昨日の会議の内容をおさらいした後は、引き続き、IFNAのターゲット国の栄養に関する取り組みと課題が紹介されました。
各国共通して課題に挙げていたのは、キャパシティの不足(資金・人材育成とも)、そしてより効果的にプロジェクトを行うためのモニタリングの必要性でした。
また、栄養に関する問題は飢餓や栄養不良だけではありません。偏った栄養摂取による肥満や糖尿病などの問題も生じていることが紹介されていました。
ただ栄養を摂ればいいのではなく、バランスよく摂ることが大切ですね。

この後は、研究機関、国際機関、そしてNGOの栄養改善における取り組みが紹介されました。
ここでは、日本リザルツのスタッフ長坂が栄養改善に携わるNGOの代表として挨拶をしました。英語でのスピーチに加え、エチオピアの言葉「アムハラ語」での挨拶にも挑戦。この日のためにエチオピア大使館に頼んで、訳を作成してもらい、エチオピア航空の添乗員やホテルのスタッフの方と一緒に特訓したそうです。
スピーチでは、栄養改善を推進するために、研究や政策立案などについてNGOも参加できる仕組みづくりを求めました。

この後は、IFNAのロゴを決め、IFNAの更なる推進を確認し、本会議は終了しました。

夕方からは、日本リザルツ主催で「ドーナツラウンドテーブル」が開かれました。なんとイボンヌ・チャカチャカさんもスペシャルゲストとして参加されました。国際機関やNGO、各国政府関係者など多くの本会議参加者の方が出席して下さり、会場は満杯に!
大人気のイボンヌさんを囲んで、ドーナツを食べながら、楽しく、和気あいあいと意見交換が行われました。大盛況のうちに「ドーナツラウンドテーブル」は終了しました。

気軽に率直に意見交換ができる場として、何かの折に「ドーナツラウンドテーブル」を開いていきたいですね。
(はるか)
posted by resultsjp at 21:37| Comment(2) | 情報

釜石生活62 〜生活応援センター〜

今日は、釜石市の中でも、相談室からは一番遠いエリアへチラシを持って行きました。
栗橋地区というエリアです。
写真はそこの集会所と生活応援センターです。

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あんまり緑がまぶしくてきれいだったので、集会所の裏に広がる景色も撮りました。

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私はこの「生活応援センター」という名称が気に入っています。釜石市は8つのエリアに分かれていて、各エリアに「生活応援センター」が設置されています。
各センターには、保健師などの職員が配置され、保健・医療・福祉・生涯学習(公民館)活動のほか、住民票の発行などの行政窓口を一体化した総合的なサービスを行っています。
また、生活応援センターでは、地域住民といっしょに考え、ともに実行する「協働」の取り組みを進めています。
地域の現状を捉え課題を見出し、自分たちにできることは何か?を確認しながら、人と人とのネットワークをつくり、健康で安心して暮らせるまちづくりを目指している場所であり人々なんです。
素敵ですね。相談室も、そうありたいと思います。
「青葉通り こどもの相談室」が入っている青葉ビルも、釜石地区の生活応援センターですから。(鈴木)
posted by resultsjp at 19:46| Comment(2) | 東北復興支援

ガザの子どもが朝日新聞に登場

リザルツは2015年11月にガザの中学生3名と校長先生の合計4名を招待しました。
その中のガイダさんについての記事が本日の朝日新聞に掲載されていましたのでご紹介します。
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2015年11月1日深夜に来日した4人は、翌日から東洋英和女学院高等部を訪問、釜石市で凧揚げ、安倍晋三内閣総理大臣、山口那津男公明党代表に表敬訪問、虎ノ門病院見学、デイズニーランド、浅草見学をし、11月6日深夜に帰国の途につきました。
将来、海外の大学で学びたいとの希望が実現することを切に願っています。
(か)
posted by resultsjp at 16:57| Comment(3) | 情報