2015年09月02日

女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(WAW)

8月28日(金)と29日(土)の二日間にわたり、女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(WAW:World Assembly for Women in Tokyo)が開かれ、初日の公開フォーラムに参加しました。

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アフリカ初の女性大統領であるリベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ大統領や、ロッキード・マーティン・コーポレーションのマリリン・ヒューソンCEOなど、世界で活躍する女性たちが集まりました。

オープニングの安倍晋三首相によるスピーチでは、女性の活躍を推進するための重点的な取り組みについて紹介されました。
特に、男女共に住みやすい社会づくりや、女性が意思決定をくだすリーダーとして活躍し、イノベーションに貢献していく環境づくり、母子家庭への更なる支援拡大を明言されました。
さらに、日本のみならず世界で女性の活躍を推進するため、特に今後3年間で女性や女児の教育に420億円以上のODA実施を宣言されました。

「女児の教育をテーマとするパネル・ディスカッション」では、女児教育の大切さについて話し合われました。
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女児教育は、持続可能な経済発展に必要不可欠です。
また、教育によって早婚や早期出産、病気の予防などにつながるため、教育は命を救います。

安倍昭恵首相夫人
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ティナ・チェン米大統領夫人主席補佐官
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ミシェル・オバマ米大統領夫人(ビデオメッセージ)
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イリナ・ボコバUNESCO事務局長
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マーガレット・ケニヤッタ ケニア大統領夫人
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ルラ・ガーニ アフガニスタン大統領夫人
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シェリー・ブレア 女性のためのシェリー・ブレア基金創設者
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世界で活躍する女性たちの声は、力強く響きました。

特に、ルラ・ガーニ アフガニスタン大大統領夫人のお話が印象的でした。
かつてアフガニスタンではすべての子どもたちに無償教育の機会があり大変豊かな国だったこと。
1978年より幾度にも亘って繰り返されたアフガニスタン紛争により、国や社会が完全に崩壊してしまったこと。
それにより、30年、2世代が失われてしまったこと。
現在も、社会の風潮や学校までの距離、トイレの問題等によって、多くの女性や女児が学校に通うことができない状態が続いています。

戦争によって、全てが失われてしまう現実。
UNRWAキャンペーン事務局を担当する者として、パレスチナ難民の人々、特にガザの子どもたちのことを思いました。

ちなみに、アフガニスタンに対して日本は第2位のドナー国だということをご存知でしょうか。
ガーニ大統領夫人は、アフガニスタンが歴史を取り戻すために協力する日本に対し、感謝の言葉を述べられました。

冒頭、安倍首相のスピーチは、「なぜ女性の活躍を推進するのかを問う時代は終わり、如何に実現するのかを議論する時である」との力強いメッセージで締め括られ、また、来年のG7伊勢・志摩サミットの議長国として、「女性と自然科学・技術、女児教育を含むエンパワーメント、女性と健康・保健、女性と企業などを重視」するとの方針を示されました。

女性の活躍が、環境によって阻まれることはあってはいけません。
男女問わず、全ての子どもたちが教育を受け、ワクチン接種によって防げる病気から命を守り、希望する職業に就ける。
そして、戦争などによって阻害されることなく、健康的な生活を送ることができる世界の実現に向け、すべての人々が歩き始める必要があります。

(吉田)
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