2016年04月27日

熊本出張報告C

本日は、今回の地震で最も被害の大きかった益城町を訪問しました。
10km以上ありましたが、雨の中、自転車で行ってまいりました。

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雨で川が増水しています。土砂災害も心配です。

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町に近づくと、自衛隊の災害派遣部隊の車が増えてきました。

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益城町に到着。

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スーパーや八百屋、薬局などは営業していました。

町中に入ると、筆舌に尽くしがたい光景が広がっていました。
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隣同士でも、半壊した家と無事だった家があります。

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道路にも大きな亀裂が。

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回収出来ていないごみも至る所にありました。

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子どものおもちゃが散乱しているのを見ると、切なくなります。

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それぞれの家には、壊れた程度によって「調査済」「要注意」「危険」の3種類の張り紙が貼られていました。

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雨脚が強くなったので、近くの神社で雨宿り。

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鳥居もポッキリ折れてしまっています。

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町中から少し外れると綺麗な田園風景が広がっており、地震が起こる前までは平和な田舎町だったことが想像できます。

写真を通して、ブログを読んでくださっている皆さまに、少しでも現地の雰囲気を感じていただけたらと思います。ただ実際は、写真やテレビを通して見るより、もっともっと悲惨です。
次回ブログに続きます。
猟犬
posted by resultsjp at 20:58| Comment(1) | 熊本支援

2016年G7伊勢志摩サミットに向けた世界人口開発議員会議 報告

 2016年4月26〜27日、東京で「2016年G7伊勢志摩サミットに向けた世界人口開発議員会議」が開催されました。この会議は「国際人口問題議員懇談会(JPFP)」と「人口と開発に関するアジア議員フォーラム(AFPPD)」が、世界の地域議連などと協力して行われました。この会議には、世界各地域の国会議長を含む議連の代表議員約120名(約70か国)と国際機関等の代表約50名が参加し、昨年9月の国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の下、人口と開発に関する課題への早急な対応のため、G7サミットに参加する各国首脳に提言を行い、国会議員が政治的行動を約束することを目指しています。
 武見敬三参議院議員の歓迎挨拶、谷垣禎一衆議院議員、福田康夫元総理大臣、そして安倍晋三総理大臣の基調演説があり、日本からリーダシップを発揮していく強い決意が語られました。

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全体セッションの後、次の5つのセッションが2日間に亘り繰り広げられました。
 セッション1:リプロダクティブ・ヘルス、UHC、女性のエンパワメンと、ジェンダーの平等
 セッション2:若者への投資、健康、教育、雇用と人口問題
 セッション3:経済的に活力のある高齢化
 セッション4:人口の安全保障と感染症危機管理体制の確立、
  分科会1:医療者も巻き込まれる感染症ケア
  分科会2:では市民社会と国会議員の対話〜G7、TICADを経てSDGs達成へ〜
セッション5:SDGs期におけるグローバル・パートナシップに向けた国会議員と議員ネットワークの役割

 各国の議員、研究者、国際機関、NGOなどから、保健・若者・感染症・議員の役割についてそれぞれの国の状況報告と共に、世界的な連帯を持ち課題に取り組むように、議論が進められました。

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 広中和歌子日本リザルツ理事・元参議院議員(左)も参加しました。
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 川田龍平参議院議員も熱く語られました。
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 塩崎恭久厚生労働大臣も参加されました。

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 最後に、世界の議員が協力して、G7伊勢志摩サミットに向けて活動していくことを宣言文として採択し、閉会となりました。サミットの前に世界の議員がこのような準備をしていることがわかり勉強になりました。

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(たか)
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「2015年世界栄養報告」セミナー報告

 4月25日(月)18〜20時、ルポール麹町にて「2015年世界栄養報告」セミナー 栄養と持続可能な開発のために 〜必要な行動とアカウンタビリティ〜」を開催致しました(共催:公益財団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、特定非営利活動法人である日本リザルツ、ワールド・ビジョン・ジャパン、栄養不良対策行動ネットワーク)。これは昨年9月 に発表されました2015 Global Nutrition Report の日本語版発刊に寄せて、報告書内容や世界の栄養の潮流について、3人の海外からのゲストスピーカーからの貴重な報告を聞き、日本発の栄養改善への取り組みが更に広がることを目指すものです。政府、国会議員、国際機関、研究機関、企業、NGOなどが180名以上のご参加があり、最新の情報を理解し、それぞれのお立場そして協力の下、栄養改善の取り組む思いを深める機会となりました。

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 逢沢一郎衆議院議員の開会挨拶の後、ローレンス・ハダッド国際食糧政策研究所(IFPRI)シニア・リサーチ・フェローから「2015年世界栄養報告」の発表がありました。1ドルの栄養改善への投入や16倍のリターンがあることから、各国が必要な行動を取り、成果を示していくことを説明されました。
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 続けて、フローレンス・ラスベンヌScaling Up Nutrition (SUN)事務局長から、世界の栄養の潮流とSUNの役割について報告がありました。SUNの世界的な仕組みや協力していく必要性について具体的なお話がありました。

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 ディオニシア・ナガハマ国立アマゾン研究所研究員からはリオ・オリンピック・パラリンピックにおける栄養サミット開催について、具体的なイベント計画が示されました。

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 続けて共催者4団体を代表して、渡辺鋼一郎栄養不良対策行動ネットワーク代表理事より栄養のアカウンタビリティの世界の潮流について報告がありました。内容は4団体からの4つの提言(日本政府の国際栄養改善への支援、栄養改善の説明責任の強化、リオ・オリンピック・パラリンピックにおける栄養サミットへ積極的な参加、日本発の栄養改善ネットワーク体制の強化)を説明しました。

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 この提言に基づき、白須紀子日本リザルツ代表から、栄養改善に向けた宣言文を読み上げ、大きな拍手の中、協力して取り組んでいく一体感が会場に流れました。

宣言文は掲示され賛同者からのサインで一杯になりました。

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 そして、総合司会である、あべ俊子衆議院議員・国際母子栄養改善議員連盟事務局長から国際母子栄養改善議員連盟の報告がありました。その後、日本政府からもご発言をいただきました。松本純衆議院議員より電報、山東昭子参議院議員・国際母子栄養改善議員連盟会長からもお手紙を頂きました。20時から22時まで開催されたレセプションにも100名以上の方が参加され盛況の内に終了することができました。皆様のご協力とご支援に感謝いたします。
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(たか)
posted by resultsjp at 14:27| Comment(1) | 栄養問題

2016年04月26日

熊本出張報告B

昨日に引き続き、今日も菊陽町のボランティアセンターに登録して活動してきました。今日は良い天気だったので、ママチャリをお借りして、ゆっくり町の風景を眺めながらの出陣。
受付が開始される9時前には到着しましたが、すでに多くの方々が集まっており、地元の人達の助け合い精神の高さが伺えます。(菊陽町では人が集まりすぎるのを防ぐため、現在ボランティアを町民限定としています)

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昨日の力仕事とはうって変わり、本日は地元のグループホームで傾聴ボランティアを行うことにしました。そこは認知症の方々が18名入居されているホームで、一年半前に設立されたばかりということもあって、とっても綺麗で明るい施設です。
地震で建物への直接的な被がいはなかったのですが、スタッフの方が被さいされてしまい、人手が足りないという事でお手伝いに伺いました。3人で行き、そのうち一人は看護師と心理士の資格を持つ強力な助っ人です。

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簡単に自己紹介を終えると、風船投げやジェスチャーゲームなどのレクリエーションを行いました。ジェスチャーする側は、もちろんボランティアの3人です。クジを引いて「ゴリラ」が出た時は、すぐに正解してもらえましたが、「浅田真央」が出た時は「スケート」以外の答えが出てこず、みんなの輪の中をひたすら滑りつづけました。そしてトリプルアクセルを決めたところで、ようやく「浅田真央かの〜?」の声が。本当にありがとう、おじいちゃん!

その後はスタッフの方と昼食作り。今日のメニューは中華丼、たまごスープ、バナナヨーグルト、さつまいもとリンゴのデザートです。スタッフを含め、約20名の料理を一度に作るのは至難の業で、フライパンを二つ使って調理していきました。

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少し薄味ですが、皆さん「おいしい、おいしい」と大好評でした。

その後はまったりとくつろぎながら、多くの人達とお話しました。学生の頃のこと、勤めていた会社のこと、ご家族のこと、恋愛のことなどなど、「初対面なのにそこまで話しちゃっていいの!?」とこちらが心配してしまうようなプライベート話もたくさん飛び出しました。その他にも熊本の方言を教えてもらったり、私も心から楽しむことが出来ました(何度も同じ話が繰り返されるのはご愛敬ということで)。

地震については「とにかく長く揺れるので、気持ち悪かった。でもラジオで外には出るなと言われていたので、揺れている間は柱にしがみついていた」と話してくれた方がいらっしゃいました。入居者の皆さんが怖い思いをしたのはもちろんですが、当時の夜、2人だけで対応したスタッフの方々の心労は想像に難くありません。

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地震が起こり、直接の人的被がいはなくても、専門職の方が身動きの取れない状態になることで、その裨益者となる人達がこれまでと同じケアを受けられない状況がたくさん出てきます。学校、保育所、幼稚園、そして今回のようなグループホームなど、その形は様々ですが、子どもやお年寄りなど、社会的弱者にしわ寄せが来るという点では同じです。メディアで取り上げられる以外にも、本当に地震の被がいは多岐に渡るのだなと、考えながら活動しました。

明日も、頑張ります。
猟犬

posted by resultsjp at 19:02| Comment(1) | 熊本支援

2016年04月25日

熊本出張報告A

本日は、Gavi職員の方の実家がある、菊陽町のボランティアセンターに行って活動してきました。

といっても、ご実家は菊陽町と熊本市のちょうど境辺りにあるので、ボランティアセンターのある役場までは電車で揺られ、とことこ歩き、1時間ほどで到着しました。

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この辺りに来ると、屋根がブルーシートで覆われた家が一気に多くなります。菊陽町の中心部は2回目の地震の震源地に近かったようで、家の中がめちゃくちゃになってしまった方がたくさんいるようです。

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役場に着くと、外にボランティアセンターの看板があり、集まっている人々のほとんどが高校生でした。

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ボランティア保険に加入して簡単なオリエンテーションを済ますと、次はニーズのマッチングです。通常、被さい者からの依頼内容の説明を聞き、参加したい活動に手をあげて決めていきます。私がテントに入っていくと、「高校生?大学生?」とすかさずスタッフの方に聞かれたので「社会人です」と正直に伝えたところ、「大人の男が必要だったんだよ〜」と大変喜ばれ、有無を言わさず力仕事班に回されました。

そこから車で依頼のあったお家まで送ってもらい、男4人でごみの撤収作業開始です。

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そのお宅は高齢者一人暮らしなのですが、地震で家電や家具がほとんど倒れてしまったそうです。ただ、同じ敷地内の隣のお家に従弟ご夫婦が住んでいるので、今はそちらに避難されているとのこと。

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庭に出された大量のゴミを燃えるごみ、燃えないゴミ、鉄、割れ物などに分別しながらトラックの荷台に乗せていきます。

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もちろん一回では終わらないので、家とゴミ集積所をトラックで何度も往復しました。

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壁がくずれてボロボロに。

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瓦も庭のあらゆる場所に落ちており、ひとつひとつ拾っていきました。

途中で雨も降ってきて泥々になりながらの作業となりましたが、6回目のトラックがゴミ集積所に向かったところで、ようやく終了しました。


ボランティアセンターに戻った後は、スタッフの方にいろいろと話を聞くことが出来ました。本日菊陽町のボランティアに参加した方の数は126名で、活動件数は41件。ボランティア人数と依頼件数のバランスは、いまのところちょうど良いそうです。

それに対して隣町の熊本市や益城町はボランティアの数に人の仕分けが追いつかず、先週末は、集まっても何もすることがない人が多く出たとか。益城町は依頼の数が50数件なのに対し、500人以上の方が県内外から集まっています。
被害が大きいのでニーズはたくさんあるそうですが、まだまだ余震もあり、被災した建物に立ち入ることができるか否かの判断基準となる応急危険度判定の調査が行われている最中のため、民家の片付けは現在難しい状況にあります。そのため瓦礫やごみの撤去作業はまだ行うことが出来ず、現在益城町と熊本市のボランティアは、ポスティングや避難所の清掃等が主な作業となるようです。

雨が降って地面が崩れやすくなったり、感染症が発生したり、ボランティアが過剰状態になったり、でも本当に必要な所にはまだ支援が入れていなかったり、現地にいると日々変化する被さい地の状況が伝わってきます。常にアンテナを貼り、その時々のニーズを見極めながら、人々に寄り添ったお手伝いをしていきたいです。
猟犬
posted by resultsjp at 21:16| Comment(2) | 熊本支援