2016年04月19日

離婚&親子相談ランキングも(らぽーる事例勉強会第9回報告)

こんにちは。昨日(4月18日)、離婚と親子の相談室「らぽーる」の事例勉強会が開催されました。

4月のADRの実施状況(成立有り)、上野晃弁護士からの3月31日の判決(別居の夫に親権認める判決)についての詳しい説明などを共有し、活発な議論がなされました。


3月31日の画期的な判決の詳細はコチラです。
別居の夫に親権認める判決 地裁支部、娘の健全成育考慮

裁判はまだ続きますが、お母さんとお父さんとお子さんの三方が、より幸せな方向へ向かう結果になったらいいなと思います。


そして、今回は勉強会で共有された「らぽーる」へ寄せられたご相談内容をランキング形式でお届けしようと思います。


●らぽーる相談内容ランキング

ランキング結果はこちらです。
ranking.jpg

全体でも男女別でも、「面会交流」についての相談は断トツです。

次に続くのが「裁判所、法の不備への不満」「精神不安」。


男女で違いが見られるものは、

男性では虚偽DV、女性の場合は婚姻費用や養育費未払い等、金銭的な問題です。


ではここで、専門用語についておさらいさせてください。



●面会交流とは

面会交流とは、離婚後又は別居中に子どもを養育・監護していない方の親が子どもと面会等を行うことです。

親権のない親は「月に一度」の面会交流が主流となってしまっています。年間たったの12回です。果たしてこの頻度が親子の絆を保つために十分な時間と言えるでしょうか。

ちなみに国際的な基準としては、年間100日以上とされています。



●虚偽DVとは

「ねつ造DV」「でっち上げDV」とも言われ、DVの事実がないにも関わらず、DVがあったと主張して作り上げられるDVのことです。

これが今、一部で大変な問題になっています。親権、財産分与や慰謝料等の交渉を有利に進めるためにDVをでっち上げる人々がいるからです。

改正DV防止法では、身体的な暴力だけではなく、精神的な暴力もDVとして認められるようになり、被害者がDVと感じたと主張するとDVとして扱われるようになりました。このことも影響しています。

DVを主張する配偶者(多くは妻)が、警察に保護を求めた際には、警察は妻の言い分だけを聞き、夫婦双方から事情を聞きません。

すなわち被害者の申請・証言のみで立証されて、加害者には反論する機会も与えられないのです。

こうして、たとえ冤罪であっても訴えられた多くの人は、DV加害者に仕立て上げられ、相手に多額の慰謝料を取られた上に子供と引き離されてしまいます。



●養育費未払いの現状

離婚したら養育費の支払いがなされますが、驚くことに最後まで養育費を払い続ける人の割合は、全国的に見て、なんと【20%】にも満たないそうです。

シングルマザーの子どもの貧困が問題になっていますが、こんなに低い支払い割合ではこういった問題が起こってもおかしくありません。

子どもと貧困については、こちらの特集記事がとても心を打たれます。

シリーズ「子どもと貧困」(朝日新聞デジタル)

ちなみに養育費は、夫婦双方の年収や子供の年齢・人数を基準に相場が決まっています。…決まっていても未払いになってしまってはしょうがないですが。

養育費・婚姻費用算定表(家庭裁判所)


次回の勉強会の開催は5月16日。

また有益な情報&意見交換の場になりますように。

(いけのり)
posted by resultsjp at 14:09| Comment(1) | らぽーる