2016年07月03日

熊本日誌@

7月1日の夜から熊本に来ています。
7月2日、午前中はホテル周辺を歩いてみました。繁華街からは少し離れていますが、熊本市総合子育て支援センターまで歩いて10分ほどのところです。
熊本市内は地震が起こる前の生活に徐々に戻りつつあると報道されていたりしますし、たしかにそうなのでしょうが、歩いてみると見つかることや、地元の人と話してみると聞こえてくることがあります。
まず、ホテルの隣のマンションの駐車場を見て言葉を失いました。全体にアスファルトがうねっているかと思うと突然7~8センチくらいの段差が10メートルくらいにわたって現われていたり、植え込みを囲うレンガが写真のとおり崩れていたり… そんな駐車場ですが、車はきれいに駐車されています。
マンションのレンガ.png

柱もシャッターも斜めになってしまった建物には「危険」を告げる赤い紙が貼ってあります。
崩れそうな建物.png

熊本は現在、住宅が全壊して避難所生活が続いている方々の多いところから、被さいが少なかった地域や人々は震災前と同様に暮らせるようになったところまで、地域ごとに、またその家族や人ごとに様々な状況があるようです。
ホテルの近くの洋品店で開店準備をされていたご夫婦に少しお話を伺えました。キミドリTシャツを着ていたのですが、やはりメッセージ性のあるTシャツ効果というのは確かにあって、あちらから話しかけてくださったのです。お話の中で「(普通の生活に戻ったように見えるけど)熊本の人(女性)は我慢強かけん」と何度か繰り返されてました。
前述のマンションの住人の方々も、駐車場がうねっていても、段差ができていても、我慢されてきちんと駐車されています。きっと、もっと大変な思いをいまだにされている方も、大切な家族を亡くされた方もいらっしゃる、そんな思いで目の前の不便さや不安などをぐっとこらえて、我慢されているにちがいありません。元々我慢強い気質であったなら尚更です。

そんな午前中があって、午後には熊本市総合子育て支援センターでの母子カウンセリングに参加いたしました。
しばらく雨が続いて、今日は(一部曇りでしたが)久しぶりの晴れだったので、お外のアクティビティーにお出かけされたのか、“今までで一番少ない”利用者数だったそうです。
それでも私には施設も新鮮で、小さいお子さんはしぐさも表情もかわいくて、こちらが癒されたりしました。
臨床心理士の入江純子先生は、すごく自然に親子と関わる中で母親から悩みを引き出しておられましたし、小児科医の室英理子先生は、お子さんの小麦アレルギーについてなど積極的に親御さんからの質問を受けておられました。
IMG_0647.JPG

先生方と打合せやフィードバッグを行う中で、「夫婦仲がうまくいっていないので、子どもが親の顔色ばかり見るようになってしまったという相談もあった」という話題が出たので、らぽーる事業について資料をお渡しして説明ができました。名刺交換の際に少しお話はしていましたが、詳しい説明は関連する話題が出た時に、と決めていました。思っていたとおり、効果的に説明できたかと思います。
無題.png
日本では都市部であっても「離婚」という言葉を忌み嫌ったり、タブー視しがちですが、これだけ数が増えてきたからには、正面から向き合うべきだと思いますし、そうすることで、離婚を回避できたりもします。親教育と啓発をもっとやっていかねばなりませんね。
そして、カウンセリングも、もっと気軽に通えるようにしていきたいですね。
“子を育む人を育む”、これからの取り組みはこのイメージなのかな…と感じた熊本1日目でした。(鈴木)
(本事業は、ジャパン・プラットフォームに助成いただき実施しています)
posted by resultsjp at 07:07| Comment(2) | らぽーる