2016年09月27日

TICAD VI市民社会報告シンポジウム 日本とアフリカの新たな歴史の始まり =TICAD VIを越えて=

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昨日は、「TICAD VI市民社会報告シンポジウム」に参加してまいりました。
イベントの主催は、市民ネットワーク for TICADです。日本とアフリカの市民の声を届けようという趣旨で設立されたネットワークで、日本のNGO30団体(日本リザルツも!)が参加しています。
http://afri-can-ticad.org/

「(アフリカ開発会議が)ただ終わっただけではなく、どうだったのか、これからどう実施していくのか…今日は皆さんと考える場にしたい」と話すのは、司会を務めたウォーターエイドジャパン・高橋さん。

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市民社会の立場から振り返るTICAD VIについて、パネリストのみなさんから貴重なお話を聞くことができました。
シンポジウムはテーマ別に第一部と第二部に分かれていました。

第一部:日本とアフリカの新たな歴史の始まり=TICAD VIを出発点に=
パネル発題:はじめてのTICADアフリカ開催!その成果と課題とは?
(ファシリテーター:稲場 雅紀氏 アフリカ日本協議会国際保健部門ディレクター)
・外務省アフリカ部(藤田 順三氏 アフリカ開発会議(TICAD)、アフリカにおける地域経済共同体(RECs)・平和・安全保障担当大使)
・在京アフリカ外交団(フランソワ・ウビダ駐日ブルキナファソ大使)
・ケニア市民社会の取組み(米良 彰子 ハンガー・フリー・ワールド地域開発・アドボカシー担当)
・日・アフリカ市民社会の取組み(近藤 光氏 ACEガーナ・プロジェクトマネージャー)

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今回のTICADはある意味で次元の違う会議だった、と語られたTICAD担当大使の藤田氏。初のアフリカ開催で、参加者およそ11,000人(日本からは3,000人)とこの種の会議では最大級規模だったそうです。アフリカ諸国、日本、国際機関、民間企業やNGO等、すべての参加者のオーナーシップを尊重し、どう今後盛り上げていくか考えたいとお話されていました。

フランソワ・ウビダ駐日ブルキナファソ大使からは、「(アフリカ側の)要請を盛り込んでいただけた。何が足りなかったかを主張するのではなく、やれることを今取り組むことが大事だと思う」と力強い言葉がありました。
今回から5年から3年ごとの開催に変わったアフリカ開発会議。つまり次は3年後、あっという間にやってきます。宣言内容がどう実施されるか、今後しっかりモニタリングしていく必要があります。


第二部:新たな時代の日本・アフリカ市民社会=TICAD VIを踏まえて
パネル発題:安倍総理スピーチと「ナイロビ宣言」、市民社会はどう評価する?
(ファシリテーター:高橋郁 ウォーターエイドジャパン事務局長)
・雨宮 知子氏 難民を助ける会AAR Japan支援事業部主任
・稲場 雅紀氏 アフリカ日本協議会 国際保健部門ディレクター
・津山 直子氏 アフリカ日本協議会 代表理事
・福田 友子氏 ジョイセフ アドボカシーグループ チーフ
・米良 彰子氏 ハンガー・フリー・ワールド地域開発・アドボカシー担当

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第二部では、市民社会から見たTICAD VIをテーマにパネルディスカッションが行われました。
安倍総理からは、「アフリカに3年で300億ドル」「インフラ投資100億ドル」「1,000万人に人材育成、5万人に職業訓練」「5億ドルの保健支援」などいくつかのプレッジがありました。これに対し、パネリストからは実施プランが不明瞭だという意見や、内容がFOCACと似ているという声がありました。

会議は終わりましたが、今後の動きに注目したいと思います。

(Saho)
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2016年09月26日

旅便りvol4@ケニア ナイロビタウン

皆さま、こんにちは。
宿でバナナばかり食べています。白石です。

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スーパーマーケットに行けば、バナナやオレンジが安くキロ単位で売っています。ちなみにバナナは1キロ当たり98Ksh(=98円)ぐらいです。1房100円しないぐらいでしょうか。
生モノは避けていますが、バナナなどの果物は皮があるためか、お腹を壊しません。
田舎町で売っている、カットスイカはおススメしません。お腹壊しました...。

今回は、治安が悪いと言われるナイロビのタウンについて、ど真ん中で生活するものとして、ざっとご紹介いたします。
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実は先週の土曜日(9月24日)に、青年協力隊の方々による発表会にお邪魔させていただきました。
その際に、「タウンの方ってどうなの?」「危ない目にあってないの?」と質問攻めにあいました。

JICAケニア事務所の方々も「タウンには近づかないように」と言われているらしいですね...。
バックパッカーの教科書、地球の歩き方にも「昼夜問わず、出歩かない方が良い」と記載があります。

ナイロビのタウンというのは...KICCの北東側?と言ったら良いのでしょうか。

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タウンには朝の5時ごろから夜の12時すぎまで賑やかです。
宿の前がバスターミナルになっており、夜行バスの発着で眠れぬ夜を過ごしました。
今は慣れてしまい、ぐっすりです。

ちなみに私が住みついている宿は「New Kenya Lodge」

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ど真ん中です。

タウンは郊外のモールとは違い、小さな店がひしめきあっています。しかしこれが面白く、同じような店が多いです。道に面したところには携帯ショップがあり、その横には2階にあるレストランの入り口、奥まったところには写真印刷やコピーの店、携帯修理店、ガジェット系?の店があります。

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路上には野菜や洋服、本が並びます。その中にちょこちょことスーパーマーケットがある、といった街並みです。

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一歩先まで歩き、KICC付近まで行くと、大きな電気屋、レストラン、銀行が立ち並びます。

幸いなことにスリや盗難には遭っていません。例え歩いて数分のスーパーマーケットに行く際にも、気は抜かず、常に気をはります。これに尽きます。

バックを前に持つ。早歩きをする。複数人で行動する。

これらは逆効果に感じます。(あくまで個人的な意見です)

私の対策は、「現地人ぶる」です。なに食わぬ顔で現地人のような行動をします。
車の間を歩き、電話が鳴れば立ち止まり通話をし、新聞を買います。しかし、常に気は張っています。
ズボンのポケットに手を突っ込み、歩きますが、これはスマホと財布を守っています。

「現地人ぶる」というのは、タクシーやバイクタクシーに乗る際にも効果的です。「いくら?」と聞くのではなくて、宿で仲良くなった人に相場を聞いておき「いつもは300Kshだけど大丈夫?」という感じです。
そしてさらに効果的なのは「毎回同じ人にお願いすることです」宿の前にいるバイクタクシーの兄ちゃんとはTICAD VIの時からの仲です。値引きをすることなく妥当な料金にしてくれます。

さらにケニアで今話題なのは、Uberです。流しのタクシーを捕まえるよりも30%程安くなります。
Uberとは、アメリカを始め、世界の各都市で展開される配車サービスです。ご存じの方の多いのではないでしょうか。

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それがナイロビにも来ています。

このサービスは特に観光客におススメします。ホテルタクシーを使うより断然安く、決算もアプリ内で行うため、追加請求されることもありあません。
アプリを利用し、今いる場所まで車を呼ぶことができます。ナイロビ市内では10分の待てば来てくれます。運転手の評価を見たり、どのような車(これが高級車だったりします)に乗っているのか詳細を見ることができ、安心感があります。

Uberが世界的に話題になる理由が分かった気がします。

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ナイロビに帰ってきてから1週間が経ちましたが、宿で静かに考え事をしたり、本を読んだり、Essumbaのために農業の勉強をしたり、JICAに行ってみたり、洗濯をしたり、チャーハン作ってみたりしています。

私が何かに悩んだり、困ったりすると読みたくなる本を紹介します。
皆さまご存知「星の王子さま」

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小さなときに読んだ時には、単に面白い本だ。としか感じなかった私ですが、今読むと実に興味深いものです。
物語はこのような節から始まります。

大きなヘビが、1匹の象を呑み込もうとしているところを絵を、色鉛筆を使い書きました。

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その絵を大人たちに見せて、こう尋ねます。
「ねぇ、すごく怖いでしょ?」
すると大人たちはこう答えます。
「どうして帽子が怖いんだい?」

大人っていうのは、真実を見抜くことができないからです。

次の節にはこんなことが書かれています。

大人というのは、数字を見れば安心するからです。
新しくできた友達のことを話そうとすれば、大人たちはこんなことを聞いてきます。

「何歳ですか?」
「兄弟は何人いますか?」
「体重は何キロですか?」
「お父さんの年収はいくらですか?」

しかし、本質的なことは違います。

「どんな声をしているのですか?」
「どういう遊びが好きなのですか?」
「蝶々は集めていますか?」

もし同じ家を見ても、
「バラ色のレンガで出来た、とても美しい家を見ました。窓にはゼラニウムの花が飾ってあり、屋根には鳩が止まっていました。」
と言っても、大人たちはそれがどんな家だったのか全く見当がつきません。

その代わり、
「1億2000万円の家を見ました。」
と言うと、
「さぞ美しい家だったことでしょう。」
と言うのです。

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いかがでしょうか。何か大事なことを忘れていませんか?
私は、Essumbaの人たちと、星の王子さまに教えてもらいました。

以上、そろそろEssumbaに戻ろう。(白石)

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2016年09月24日

ケニアスタッフの帰国

本日、日本リザルツケニア事務所のスタッフとして一緒に事業を行っていた馬場が帰国しました。

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2ヶ月前、ケニアに来たばかりの頃は右も左も分からない状態でしたが、2人で力を合わせて何とかここまで事業を軌道に乗せることが出来ました。

英語が堪能な彼には助けられることが多く、修復中は何度も建設会社と打ち合わせを行って信頼関係を築き、それでも譲れない部分はしっかりと主張して、修復監督としての役割をしっかりと果たしてくれました。

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立ち上げの時期は乗り越えたものの、コミュニティ・ヘルス・ボランティアのトレーニングやマルチ・ステークホルダーミーティングの開催など、まだまだ大変なのはこれから。
これから日本人スタッフは一人となり、心細い気持ちもありますが、現地スタッフやパートナーと協力して、少しでも良い事業にしていきたいと思います。
猟犬

posted by resultsjp at 17:40| Comment(4) | ケニア

ケニア最終日

皆さん、JAMBO!

いよいよ、私のケニア活動の最終日となりました。あっという間の2ヶ月間でした。
本日も朝からカンゲミに行ってきましたが、クリニックはもうほぼ全ての修復が終わり、最終調整をしている状態でした。

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とりあえずは、これで安心して日本に戻ることができます。

ケニアでの事務所立ち上げから、クリニックの修復作業、ボランティアのトレーニングなど、色々大変なこともありましたが、所長の大崎さんと力を合わせてここまでやってこられたのも、デニスさんなどのリザルツスタッフ、KANCOスタッフをはじめ、大勢の方々にサポートしていただいたおかげです。

今後は日本からのスタッフは大崎さんのみとなりますが、ケニア事業は必ず成功すると思います。私は、日本から影ながら応援していきたいと思います。今後も、日本リザルツのケニア事業に注目してください!

それでは、Kwaheri!

演劇
posted by resultsjp at 16:35| Comment(1) | ケニア

映画「歌声にのった少年」本日公開!

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パレスチナ難民問題を取り上げた映画「歌声にのった少年」が本日(24日)から公開になりました。

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早速、初日、1番で見てきました。

あらすじは以下の通りです。
パレスチナ自治区・ガザ地区。イスラエルとの紛争が長期化する中、人々は限られた地域内で外と隔離された生活を送っています。そんなガザ地区に住むムハンマド少年は、歌うことが大好き。「スター歌手になって世界を変える」という夢を持ち、お姉さんのヌールや友人とバンドを組んで音楽活動をしていました。

しかし、ある日、お姉さんのヌールが重い病にかかってしまいます。ガザは失業率が4割以上の地域。ムハンマド少年の両親も貧しく、お姉さんの治療費を出す余裕はありません。満足な治療を受けることが出来ないまま、お姉さんは亡くなってしまいます。

ムハンマド少年はお姉さんとの約束「歌手になる」という夢を果たすため、中東の「アラブ・アイドル」に応募するのですが…

この映画、ムハンマド・アッサーフさんという1人の歌手の実話を基に作られています。アッサーフさん自身もパレスチナのガザ地区出身。現在は日本リザルツがキャンペーン事務局をしている国連パレスチナ難民救済事業機関の(UNRWA)の青年大使をしています。

映画公開に合わせて、本日の朝日新聞朝刊(9月24日付)に彼が取り上げられています。
(ひと)ムハンマド・アッサーフさん 希望の半生が映画になったパレスチナの歌手
http://www.asahi.com/articles/DA3S12574310.html

また、監督のハニ・ハブ・アサド氏パレスチナ人でガザに親戚が暮らしています。映画では臨場感を出すためにガザで撮影を行い、実際にガザに住んでいる子どもを映画に出演させるなどの工夫をしたそうです。

アサド監督の特集も映画公開に合わせて、ニューズウィーク日本版で組まれています。
http://www.newsweekjapan.jp/sakai/2016/09/post-2_1.php

映画を見て、夢を掴むために奮闘する彼の姿に感銘を受けたと同時に、映画を通じてガザ地区の現状を目の当たりにし、彼らが故郷に戻れるよう、「私たち一人ひとりができることは何かないのか」と再考するきっかけにもなりました。


「歌声にのった少年」は全国各地で公開中です。みなさん、是非、映画館に足を運んでくださいね。

歌声にのった少年オフィシャルサイトはこちらを参照。
http://utagoe-shonen.com/
(長介)
posted by resultsjp at 14:03| Comment(0) | UNRWA