2016年09月15日

CHVと結核クリニックへ

皆さま、JAMBO!

本日はCHV (Community Health Volunteer)の方々とトレーニングの一環でカンゲミの結核クリニックを訪れました。
昨日クリニックを訪れた際は、内装のタイル張りが終わっていて、本日は外の入り口のタイル張りに取り掛かっていました。
修復工事が始まる前と比べると本当に綺麗です。

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Before

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After

そして、CHVの方々は、臨時の結核クリニックで現場のドクターから約30分の講義を受けました。
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主に結核患者の現状や、実際に結核患者がいた場合の処置、DOTS(Direct Observed Treatment, Short-course:直接監視下短期化学療法)の大切さなどをお話しされていました。

また、トレーニング終了時に、もう一度訪れてみると入り口のタイル張りが終わっていました。
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明日は、修復会社と改めてミーティングを行い、修復状況を確認する予定です。

それでは、また!
演劇
タグ:結核 ケニア
posted by resultsjp at 23:55| Comment(0) | ケニア

第63回財務省 NGO定期協議

本日は、第63回財務省 NGO定期協議に参加してまいりました。
今回の議題は、8月に第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)が終わったばかりということもあり、財務省よりTICAD VIの概要報告(特に保健分野における成果)がありました。

保健分野の成果として、@安倍総理も出席された「アフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC in Africa)」の会合で発表された新しい政策枠組と、A「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ」の第3フェーズの発表について、ご説明いただきました。

@パートナーたちによるアフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジの促進のためのフレームワークの公表: 世界銀行とグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)が240億ドルの支援を表明
http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2016/08/26/partners-launch-framework-to-accelerate-universal-health-coverage-in-africa-world-bank-and-global-fund-commit-24-billion

A日本政府・アフリカ開発銀行(AfDB)共同プレスリリース(仮訳)
https://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/afdb/160826_01.pdf

Aの「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ」の第3フェーズについては、これまでの経済的インフラ(運輸、エネルギー等)だけではなく、社会的インフラ(保健、教育、栄養)も重点分野として位置付けられています。「ナイロビ宣言」の1つの柱である“強靭な保健システム”に沿った形になっていますね。

@もAも実施に向けた具体的な戦略や計画については、これからさらに議論がなされます。現時点ではよく見えない部分もありますが、このようにNGOと協議の場を設けてくださり感謝です。


前回の協議についてはこちらをご覧ください↓
第62回財務省・NGO定期協議
http://resultsjp.sblo.jp/article/175818089.html

(Saho)
posted by resultsjp at 18:33| Comment(1) | 情報

熊本だよりF

熊本は数日雨模様でした。
ようやく雨が上がった今朝、外に出て驚きました。ものすごい数の赤とんぼが飛んでいたのです。
雨の前には一匹も見なかったのに…
熊本にも秋が近づいているのを知らせてくれたのかもしれませんね。
と思いながら、自転車をこぎ始めると、照り付ける日差しは痛いほどで、まだまだ真夏のそれでした。

今週は、午前中熊本市内の幼稚園、保育園情報を集めたり、電話を掛けたり、訪れたりして、午後は市役所へ行ったり、人に会ったりして、出たり入ったりしておりました。

熊本のぬり絵は、明日一気に集めて回ります。
ある保育園では、「東京におじいちゃん、おばあちゃんがいるので、お台場へ孫のぬり絵を喜んで見に行くと思います。〇〇が描いたくまモンはじいじとばあばにあえるんだね」という心温まるエピソードもありました。

私も塗りました。
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なんのひねりも独創性もなくて、東京のスタッフや、皆さんのオリジナリティあふれる作品に感動しています。
事務所を使わせていただき、大変お世話になっている日本財団熊本本部の皆さんにもご協力いただけることになり、うれしく、楽しみに明日まで待っているところです。
明日は東京からのスタッフも到着して、にぎやかになり、17日に向けて盛り上がること間違いなしです。(S)
posted by resultsjp at 17:55| Comment(2) | 熊本支援

[報告]ストップ結核パートナーシップ常任理事会

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「ストップ結核パートナーシップ日本」常任理事会が開かれ、代表の白須も参加し、来年度の予算要求や今後の活動方針について活発な議論が繰り広げられました。

「ストップ結核パートナーシップ日本」の取り組みが形になり、ニュースでも報告されている通り、日本における結核の新規患者数は減少しつつあります。
[朝日新聞]結核の新規患者数が減少 厚労省「低蔓延国目指したい」
http://www.asahi.com/articles/ASJ8D4V9HJ8DULBJ00J.html

しかし、まだ課題はあります。
世界保健機関(WHO)人口10万人あたりの新規結核患者数10人以下の国「低蔓延国」と定めています。多くの先進国は「低蔓延国」です。
一方、日本の2015年の結核罹患率は人口10万人あたり、14.4人。依然として「中蔓延国」に分類されているのです。

厚生労働省は2020年までに「低蔓延国」になることを目標にしています。
常任理事会でも、今後結核対策を進めていく上で、政府や企業、関係機関がどのように連携を取って行けばよいのかが話されました。

今回の常任理事会のアイデアが反映され、結核対策がさらに充実したものになるといいですね。

(長介)
posted by resultsjp at 16:06| Comment(1) | 情報

CHVトレーニング for Central CU【二日目】

Centralのコミュニティ・ヘルス・ボランティア(CHV)トレーニング2日目です。

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まずは昨日に引き続き、HIV検査とカウンセリングに関するレクチャーを行いました。
一人でも多くの住民にHIV検査と治療を受けてもらうためには、一番最初に住民と接することになるCHVがHIV/AIDSの正しい知識を持っている必要があります。

そこで実際の場面を想定し、2人のCHVがカウンセラー、HIV患者に扮してシミュレーションが行われました。
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まずはカウンセラー役の男性が、家族や恋人を守るためにもHIVステータスを把握することの重要性を伝え、女性にHIV検査を受けるよう説得します。その中で、HIVに関する誤解や偏見を相手から取り除いていくことがとても大切です。
そして、検査の結果陽性であることが発覚した場合、HIVがすぐに死に結びつく病ではないこと、治療によって健常者と同じくらいの期間生きられることをしっかりと伝え、患者がパニックにならないよう優しく語りかけていました。

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患者役の女性は実際に妊娠中ということもあり、母子感染を不安に思いながらも徐々に現実を受け入れていくプロセスを演じていて、とてもリアルでした。

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驚いたのが、ケニアでは結核患者のなんと45%がHIVに感染しているという事実。カンゲミのあるWestlands地区では少しその割合は下がり、37〜40%ということですが、それにしても高い割合です。ケニアから本気で結核をなくしていくためには、結核対策だけでは不十分で、合わせてHIV対策も行っていくことが不可欠なのだと再認識しました。

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そしてHIVと同じくらい、結核と切っても切り離せないのが栄養です。セッション6では、結核と栄養の関係について説明が行われました。

ちなみに各セッションの冒頭で、講師の方は必ず言葉の定義を参加者に尋ねます。
Nutrition(栄養)とは何か?Malnutrition(栄養不良)と何か?なんとなく分かっているような気でいても、いざ聞かれると答えられないものです。

正解は・・・
栄養とは、体を育て、機能させ、健康を保つために必要な成分を含む食べ物を摂取、あるいは提供するプロセスのこと。
栄養不良とは、体に十分な栄養が足りていない、あるいは過剰に摂取している状態のこと。


まずは自分自身がその言葉を正確に捉えていないと、アドボカシーで他人を動かすことなんて出来るはずがありません。今回の研修は、主催者である私たちにとっても大変勉強になっています。

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栄養不良で体の免疫力が落ちている状態だと結核を発病しやすく、さらに結核治療では薬の副作用で食欲不振になる傾向があるため、栄養不良に陥りやすい。そのためCHVには、住民に献立の配慮などのアドバイスも出来るよう、栄養に関する知識も求められるのです。

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セッション7は、感染症を語るうえで不可欠な「感染・予防・制御」(IPC : Infection, Prevention, Control)についてのお話でした。
結核は、治療も予防も可能な病気です。予防の方法として、幼少期のBCGワクチンの注射やイソニアジド予防療法(IPT)が紹介されました。

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セッション8のテーマは「アドボカシー、コミュニケーション、社会動員」(ACSM : Advocacy, Communication and Social Mobilization)。社会を動かすために、効果的なコミュニケーションとアドボカシーの方法を学びました。

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再びロールプレイングで、CHV自ら良いコミュニケーション例と悪いコミュニケーション例を演じ、意思疎通において何が重要なのかを全員で話し合っていきます。
ボディ・ラングウェッジやアイコンタクトを意識する、相手の言葉にしっかりと耳を傾ける、声のトーンに気を付ける、一方的に非難しない、話しながら相手が抱えている問題を見極められるよう観察する、高齢の方と話すときにはスラングを使わない、などなど様々な意見が飛び出しました。

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本日も丸一日の研修で、午後になると参加者の顔にも疲労の色が見えてきましたが、ミニゲームやストレッチを挟んで、なんとか乗り切りました。

明日はいよいよCHVがこれから一年間の活動計画を作成し、全員で修復中の結核クリニックを見学に行きます。3日間の研修を終え、皆がどんなアクションプランを作るのか、今から楽しみです。
猟犬



posted by resultsjp at 03:14| Comment(1) | ケニア