2016年11月26日

カンゲミ結核ラボ

今回は、カンゲミ・ヘルスセンターの敷地内にある結核ラボについてご紹介します。

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結核の検査は、大きく分けて2種類あります。
「感染」しているかを調べる検査と「発病」しているかを調べる検査です。結核は感染=発病ではなく、結核に感染しても、一生涯発病しないケースも多いのです。

まず「感染」の有無を調べる方法としては、皮膚に注射して反応を見るツベルクリン反応検査や血液検査等があります。
そして「発病」の有無は、レントゲンで肺の様子を見たり、痰(たん)を採取してその中に結核菌をがいないかを調べることで分かります。この喀痰検査にも塗抹検査・培養検査・遺伝子検査と3種類の方法があり、感度や結果が出るまでにかかる時間がそれぞれ異なります。

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こちらのラボで出来る検査は、痰をスライドに塗りつけて顕微鏡で調べる塗抹検査まで。より正確で詳しいデータを得るためには、患者の痰を別の病院に送って遺伝子検査を行わなければなりません。しかし、結果を受け取るまで2か月近くかかることもあり、診察で結核の発症を断定できない場合、患者は結果が出るまで適切な治療を受けることが出来ません。

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さて、カンゲミの結核ラボですが、スペースが非常に限られており、一部屋で採血室、検査室、サンプル保管室、試薬保管庫、作業室、書庫などすべてを兼ねている状態です。

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患者の方々は格子の向こう側からサンプルを提出します。

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水道は壊れているため、バケツの水を使用。

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ラボが所持している唯一の顕微鏡。もう一つの顕微鏡は、以前窓を割られて、盗まれてしまったそうです。

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採取したサンプルを保管する専用の冷蔵庫がないため、ドリンク用の冷蔵庫で代用。

患者が結核クリニックを訪れた際、適切な治療を受けるために必要なのは、医師の診察に加えて正確かつ迅速な検査。
クリニックの改修で治療環境を整備した今、そのベースとなる検査環境についても目を向けていく必要がありそうです。
猟犬
posted by resultsjp at 08:15| Comment(2) | ケニア

2016年11月25日

旅便りvol13 Essumba特集H

皆さま、こんにちは。
ナイロビからエスンバへ戻りました。白石です。

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大自然ですね。

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11月24日、凧揚げをしてきました。

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エドワードの家からすぐ近くに住むご一家です。数年前に父を亡くし、シングルマザーの一家です。

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写真の中の2人はスナノミ症に苦しんでいます。

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川の近くで一人暮らしをする62歳の方です。
川の近くに住んでいることもあり、水を運んで生計を立てています。しかし、彼はスナノミ症が悪化し、全身に痛みがあるため、「このままこの仕事を続けることは難しい」と言っています。



前回のブログで衝撃的だったと感想をいただいた、スナノミ症にかかった子どもの足です。

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この子は4人の友人と遊んでいました。
エドワードが「どの学校?」と聞くと、他の子どもたちは「エスンバ」と答えましたが、この子だけは口ごもっていました。

学校に通っていないのです。

両親をエイズSで亡くし、おじいさんと暮らしているそうです。
学費を払うことができず、学校に通えないのです。

「ケニア政府の援助を受けられない孤児は、エスンバにたくさんいる。」

エドワードが熱く語ってくれました。

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エスンバでは、裸足で遊んでいる子どもがほとんどです。

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家の中には、スナノミが潜んでいます...。

しらいし
posted by resultsjp at 20:06| Comment(3) | 情報

栄養アドボカシー会議(11月25日)

本日は、日本リザルツのオフィスにて、国際栄養課題に取り組むセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、ワールド・ビジョン・ジャパンとアドボカシー定例会議を行いました。今回は、アジア人口・開発協会の楠本さんにもお越しいただき、人口問題と栄養やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)などの関連性等について、有益な情報を共有してくださいました。

「世界栄養報告2016(Global Nutrition Report 2016)」の日本語版も着々と進んでいるようです。
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英語版はこちら↓
http://globalnutritionreport.org/the-report/

先日の国際母子栄養改善議員連盟には100名以上の方々が参加されていましたように、栄養問題に対してますます関心が高まっています。多様な関係者の連携が強化されるよう、我々も日々活動していきたいと思います。

【過去の関連ブログ】
[報告]栄養アドボカシー会議(9月2日)
http://resultsjp.sblo.jp/article/176720480.html

「2015年世界栄養報告」セミナー報告
http://resultsjp.sblo.jp/article/175066567.html

(Saho)
posted by resultsjp at 17:28| Comment(3) | 栄養問題

[状況報告]Q&AAA(トリプルエー)+プロジェクトのクラウドファンディング

昨日(11月24日)から始まったQ&AAA(トリプルエー)+プロジェクトのクラウドファンディング

開始2日目で、すでに目標金額の31%を達成しています。

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勢いが止まりません。

でも、まだまだ、ケニアの子どもたちへ届ける靴が足りていないのが現状です。

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現地エスンバで頑張る白石のためにもご協力をお願いいたします!
Q&AAA(トリプルエー)+プロジェクトの詳細はこちらを参照。
https://readyfor.jp/projects/QAAA/announcements
(長介)
posted by resultsjp at 15:47| Comment(3) | 情報

[ニュース]スタッフ池田の寄稿

11月21日付け、岩手日報にスタッフ池田の寄稿が掲載されました。

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日本リザルツでは、熊本での復興支援事業の一環として、子どもたちの心のケアを図るため絵本を作成し、配布しました。
これが大変好評を博したので、今度は東日本大震災の被さい地の釜石市でも配布を行うために釜石版の絵本を作成中です。

子ども達の笑顔を見たいから!
(か)
posted by resultsjp at 13:11| Comment(3) | 情報