2016年11月19日

[ニュース]ジカ熱の「緊急事態」解除

感染症対策は日本リザルツが力を入れる分野の1つです。

南米と北米の両大陸を中心に広がっていたジカウイルス感染症(ジカ熱)について、世界保健機関(WHO)は18日、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」の解除を決めました。
緊急事態が発令されたのは、2月1日。9カ月あまりでの解除ですが、WHOは「重要な課題であることに変わりはなく、集中的な取り組みが必要だ」と強調しています。

ニュースをもっと知りたい方はこちら。
ジカ熱の「緊急事態」解除 WHO、依然重要と強調
http://www.asahi.com/articles/ASJCM2F55JCMUHBI006.html

蚊をはじめ、虫を媒介とする感染症は、依然として開発途上国では深刻な問題です。
こうした国は、薬や医療体制も不足しています。
小さなけがや病気が重篤化し、死につながっています。

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日本の「救急箱」みたいなものが開発途上国にも普及すると、感染症抑止につながるかも!?しれませんね。
(長介)
posted by resultsjp at 13:56| Comment(3) | 情報

カンゲミでCHVと打ち合わせ&住民の戸別訪問

本日は、カンゲミ・ヘルスセンターにてコミュニティ・ヘルス・ボランティア(CHV)の方々とお会いしました。
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集まってくださったのはKangemi Centralユニットの方々。まずは最近の活動について近況報告を行います。

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CHVの生活状況を調べるためのアンケート調査も行いました。一重にCHVといっても、既婚・未婚や子ども・兄弟の数、無職・バイトなど、それぞれの家族構成や経済状況は様々。
CHVとしての活動をサポートする以上、こちらも一人ひとりの生活状況を把握しておく必要があります。

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将来の目標について尋ねると、女性はカウンセラーやソーシャル・ワーカーになりたい方、男性は携帯ショップやキヨスクなど自分でビジネスを始めたい方が多い傾向にありました。

いつか私たちがカンゲミから撤退した後も、経済的に自立してCHVとしての活動を続けてもらうために今出来ることは何か、事業をしておしまいではなく、持続可能性について真剣に考えていかなければなりません。

その後、先日譲渡式を終えた結核クリニックをのぞくと、机や道具が運び込まれ、立派な診療所として活躍していました。
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こちらは受付。2人の患者さんがいらっしゃいました。

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カウンセリングルーム。

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薬を受け取る場所

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アーカイブ兼薬保管庫

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掲示板もすでに結核に関するポスターで埋め尽くされていました。


その後は、2人のCHVに同行して、住民の戸別訪問を行いました。
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目的のお家に到着。

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こちらの男性は、最近体調がすぐれないそうで、話している間もずっと横になっていました。
それでも大変気さくな方で、映画大好きで若いころ映画館に通い詰めた時の話や、空手に興味があることなど雑談しているうちに、すっかり打ち解けることが出来ました。

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次に、奥さんも加わって最近の体調について話を聞きます。男性は以前結核にかかっており、薬のおかけで症状が治まっていたが、最近また咳がでてきたとのこと。

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診察カードを見せていただくと、2月中旬に発病して投薬を開始したものの、3月下旬には自己判断で薬を飲むのを止めていたことが判明しました。男性に理由を聞くと、「体調が良くなったからもう飲まなくて良いと思った」とのこと。

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2人のCHVから、結核は完治するまで最低限6ヵ月間は薬を飲み続ける必要があるし、自己判断で服用をやめると薬剤耐性結核につながる可能性があり、非常に危険であることが伝えられました。
今の様子から再発している可能性が高く、そうすると家族にも感染する恐れもあると話すと、男性は非常に驚かれていました。

こうしたことが起こってしまうのも、住民の間に結核に関する正しい知識が欠如しているためです。

一刻も早くカンゲミ・ヘルスセンターに連れていきたいところですが、本日の診察は既に終了しており、土日も閉まっているため、月曜日の朝一に男性をクリニックへお連れすることになりました。

今日の戸別訪問は偶然にも、典型的な治療中断者調査(Defaulter Tracing)のケースとなりましたが、このようなケースはカンゲミ全体、ケニア全体に多く存在します。
投薬を途中でやめることの危険性を始め、結核に関する正しい知識を一人でも多くの方々に普及させるため、日本リザルツはここカンゲミで、アドボカシー活動を推進していきます。

関連記事はこちら【ニュース】7,000人以上の結核患者が未報告・未治療
猟犬
posted by resultsjp at 01:43| Comment(3) | ケニア