2017年04月29日

離婚と子供たち

昨日の新聞に、離婚で子供と離別した男性の苦悩をまとめた、ノンフィクションの紹介記事が出ていた。
約20名の男性にインタビューし、その生い立ちから、結婚、こどもの誕生、そして離婚した今の状況に
ついて書かれている。総じて、男性は女性(母親)が連れて行った子供に会えず、一人孤独な生活を送って
いるようだ。1990年代までは女性が一人で出ていくことが多かったが、DV防止法の施行や女性の社会進出、
地位向上も何らかの影響を与えているのではないかと思う。たとえDVが無かったとしても、世間の風潮と
相まって、女性側の権利を認めすぎる傾向にあるのではないかと、著者は語っていた。少子化が進む中で、
男性も子どもへの愛着、子どもを育てたいと自覚する傾向が強くなり、親権をめぐる争いが多くなって
いるようだ。しかし男性・女性それぞれが子どもに対し、強い愛情を持つほど、子どもの権利・意志が
軽んじられてしまう気がする。離婚後約70%の子供が別居親と面会交流していないとの調査結果もある。
H24年に民法が改正され、離婚に際し面会交流と養育費について、子供の利益を最優先にする旨定められ
たが、十分に効果が出ていないようだ。司法が家庭内にまで入り込むことの難しさを感じる。それでも、
子供の利益を考慮すれば、離婚後の両親が協力して子供を見守り、育てていくことが重要であり、
アメリカでは親に対する教育プログラムが義務付けられているそうだ。日本でも同じような仕組みは有る
が、家庭裁判所の基準は十分とは言えてない。リザルツが行っている事業の中にも、離婚と子どもに
関する相談などがあり、専門の相談員が対応している。子を思う気持ちが、独り歩きすることで、子供
を育む環境(家庭・家族など)が狭まり、歪んだ状態になっているのではないだろうか。我々の活動が、
より健全な環境の下で子どもたちを育てていく、一助になってくれればと願っている。

局チョー
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2017年04月28日

釜石に来ました

釜石に1週間ばかりの行程でやってきました。青葉通りこどもの相談室が入居する青葉ビル、眩しいほどの光が差し込み、多くの方々の交流や憩の場所になっています。朝はデイサービスや作業所のお迎えのバスを待つ方々、日中は馴染みの方と交流する方々、午後は学校帰りの子供たち、夕方はサークルのメンバーたち。そんな皆様方に、青葉通りこどもの相談室をもっと知っていただくため、新しい看板を作りました。「こんな些細な相談なんか・・・」と思っている方々でも利用しやすいよう、肩肘張らないポップなイメージにしました。みなさまのご利用、お待ちしております。
(トミー)
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posted by resultsjp at 14:34| Comment(2) | 岩手の今

ナイロビ生活vol7 "CHV Profile編"

皆さま、こんにちは。白石です。

前回のブログ"ナイロビ生活vol6"はこちらから
ナイロビ生活vol6 "ナイロビ事務所スタッフと打ち合わせ編"

今回は先日のスタッフの打ち合わせで私が提案したCHV Profileについて書こうと思います。

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日本リザルツでは、カンゲミ地域で80名のCHVを結核についてトレーニングを行い、彼らの活動を支えています。月例でレポートを提出していただき、活動についてアドバイスなどをしていました。やはり効果的なアドバイスには彼らの背景と性格を理解することが重要です。

今までCHVの皆とお会いすることが多々ありましたが、80名は一筋縄ではいきません。

そこで今後、全CHV80名の活動に同行するカルヴィンにCHV Profileの作成をお願いしています。

CHV Profileには名前や電話番号などの基本情報から、カルヴィンが感じた性格などを記入してもらっています。
しかし、CHV Profile作成する際には慎重にならなければいけません。CHVによっては嫌悪感を感じる方もいらっしゃいましたし、個人情報を扱うことになるので取り扱いには気をつける必要があります。

先日のナイロビ事務所スタッフが集まっての打ち合わせでは、カルヴィンがCHVに対し、友達としてアドバイスができるほど距離が近くならなければいけない。という意見で一致しました。

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今後、効果的なアドバイスのために、CHV Profileを作成していきます。

次回はナイロビ生活Vol8"生活に慣れてきました編"をお送りします。

しらいし

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2017年04月27日

本部に戻って(2)

暫く振りに本部に戻って感じたことは、プロジェクトの運営管理のように、具体的なものや計算できる
対象を中心に考える案件より、いくつかの要件、背景を理解したうえで、対処していく業務の進め方
の方が多いように思われることだ。これはリザルツの事業の特性にあるかも知れない。先日は「2016年
国際栄養報告」や「人口と食料安全保障会議」を傍聴した。また今日は“外務省とNGOとの懇談会”が
開かれ、G7やG20に向けての保健の方向性などや、外務省国際保健政策室長からの報告をはじめ、一
番関心のあった、NGO連携無償ガイドラインの変更などが議題となった。残念ながら出席は出来なか
ったが、“貧困と飢餓を撲滅”する大儀、方針をもつ当団体として、どのように解決していくか、絶えず
回答を求められているような気がする。そう簡単に解決策が出る訳ではないので、外部の組織、専門家
あるいは巷の人たちの意見、協力を得ながら、目的に向け進めていくことが、必要となっていると思う。
リザルツでは現在、国内外で2つの事業を手掛けている。釜石市では親子・家庭問題を扱い、海外では
ナイロビ市内スラム地区での“結核予防・啓発活動”がある。今後も事業を通じて、現場の実態を知り、
様々なセミナー、シンポジュームや勉強会を利用することで、個人の基礎知識と外部コネクションを更
に充実させ、我々の活動に活かせていければと考えている。

局チョー
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2017年04月26日

諸富徹京都大学大学院教授「グローバル税」を論ず(週刊エコノミスト)

                 エコノミスト.JPG

今週の週刊エコノミスト(毎日新聞出版)の特集は「ビジネスマンのための資本主義入門」(ビジネスマンではなくビジネスパーソンにしたほうがよいと思うが)というものですが、その中で、諸富徹・京都大学大学院経済学研究科教授が「格差縮小の処方箋 『グローバル税』が再分配を促す」 という小論で、グローバルタックスの意義と可能性、そして先にも紹介した外務省の「国際連帯税に関する有識者会議」報告書について述べています。

◎週刊エコノミスト: https://www.weekly-economist.com/

以下、要約してみると次のようになりますが、続きはエコノミスト紙をお読みください。

・「グローバルタックス」が注目を浴びてきているが、背景として、とくに多国籍企業のタックスヘイブンを利用した租税回避行為も明白となった今日、「新たな課税対象として、国境を超える経済活動に着目されるようになった」からだ。

・各国政府は1980年代から、課税の重点を消費税や社会保険へシフトさせ、税制の累進性が弱まることで所得再分配機能が失われ、中間層没落の一因となっている。しかし、グローバル化した経済の下で一国だけで再分配を強化しても解決できず、グローバルタックスがここでも必要となってくる。

以下、省略。

【インフォメーション】
◎『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト
 https://readyfor.jp/projects/g-tax1968 (締切り:4月28日(金)23時まで)

◎研究会:「持続可能な開発目標(SDGs)とグローバル連帯税を考える」
 ・日時:5月7日(日)午後2時〜4時30分(午後1時30分開場)
 ・場所:東京医科歯科大学・M&Dタワー24Fセミナー室
      ・キャンパスマップ: http://www.tmd.ac.jp/outline/campus-map/ 
 ・講師:稲場 雅紀(一社 SDGs市民社会ネットワーク代表理事)
     金子 文夫(横浜市立大学名誉教授)
 ・申込み:「研究会参加希望」とお書きのうえ、Eメールで申込みを。
      Eメール:info@isl-forum.jp 
 ※詳細は、http://isl-forum.jp/archives/1769 を参照。 

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)
posted by resultsjp at 17:32| Comment(2) | 国際連帯税の推進