2017年04月24日

どーらのワシントン珍道中

日本リザルツの代表白須とアドバイザー中島は、第95回世銀・IMF合同開発委員会に出席するためワシントンDCを訪れています。

現地の最新状況は、時差ぼけ!?でカーネル・サンダーズ改め、クッキーモンスターと化しているアドバイザー中島のブログをご覧くださいませ。渾身の力作の数々は読みごたえがあります!是非、ご覧くださいませ。

世界銀行の春季会合セミナーでワシントンDCに
http://resultsjp.sblo.jp/article/179508637.html
世界銀行の春季会合セミナー参加
http://resultsjp.sblo.jp/article/179518617.html
世界銀行の春季会合セミナー参加 (続)
http://resultsjp.sblo.jp/article/179529383.html
世界銀行の春季会合セミナー参加 参加者の発言のあれこれ
http://resultsjp.sblo.jp/article/179533880.html
世界銀行の春季会合セミナー参加 写真編
http://resultsjp.sblo.jp/article/179538186.html

最近はもっぱらアフリカに行くことが多かった代表白須も会議を満喫。例のガラケーを駆使し、写真を送ってくれました。力作の一部を紹介します。

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代表白須が仲良しのイボンヌ・チャカチャカさんと待望の再会を果たした栄養の会議の様子はこちらの世界銀行の特設サイトで動画がご覧いただけます。
http://live.worldbank.org/spotlight-on-nutrition

白須によると、今回の会議は、全体を通じて栄養が全面に打ち出されていたとのこと。日本でもGNRセミナーが開かれるなど栄養改善の機運が高まっています。ますます盛り上げていきたいですね!

会議の概要を知りたい方は、こちらの世界銀行のサイトを参照。
http://www.imf.org/external/spring/2017/index.htm
ステートメントなどが知りたい方はこちらの財務省のサイトを参照。
https://www.mof.go.jp/international_policy/imf/dc/index.htm

白須&中島コンビのワシントン珍道中は明日まで続きます。
どうぞ、お楽しみに!
(はるか)
posted by resultsjp at 21:53| Comment(3) | 情報

本部に戻って

3カ月余りの長期出張から帰国して1週間が経過した。ナイロビでは、現地で実施中の結核予防事業
が業務の中心であったが、本部ではリザルツが今関わっている様々な事柄が、耳に入ってくる。早速
今週の予定には、外務省とNGOの会合があり、ODA資金の対象事業についてのガイドラインが、変更
される可能性が有るとのことで、各団体も関心を持っている。また、ナイロビとの違いでは、ネット環境
が挙げられる。滞在中は一時的にせよ繋がらないことが多くあったが、悩みながらもその解決策や
気が付いた点など、いくつか修得することが出来たこともある。ケニアで活動しているNGO/NPOは数団体
あるが、個別に連絡したり相談したりすることはあっても、日本でのようにいろいろな協議会、フォーラム、
勉強会などはなかったようで、特に組織運営・管理に関する情報が欲しいときに、相談先が有ればと
感じた。今後はNGO関係者との交流を更に進め、また他の分野の方たちとの交流の場にも参加していけ
ればと考えている。

局チョー
posted by resultsjp at 19:22| Comment(2) | 情報

世界銀行春季会合セミナー参加 写真編

ワシントンDCはあいにく雨模様の天気でしたが、今朝は青空が顏を出したので、朝の散歩をしてきました。ニュースで見慣れた光景ですが、実物(当たり前ですね)の写真です。
それと、タクシーがオレンジ色なのにややビックリ。イエロー・キャブなどという言葉は死語になったのでしょうか。ハイブリッドや電気自動車のタクシーも多く見かけます。
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今日までの会議の参加者の発言は、前のブログで纏めてみましたので、今回は写真編で。前回のブログの様な内容が語られた場面を想像しながらご覧ください。
まずは、ビル&メリンダ財団のメリンダ・ゲイツさん。スピーカーとしての登場だけでなく、栄養関係のメイン・イベントと言うべきセミナーでも、ビデオで登場してひときわ大きな拍手を浴びていました。同財団の若い職員も、色々なセミナーに顔を出しており、発表者に熱心な質問をしている姿が印象的でした。メリンダ・ゲイツがメンターとして若い世代を育てようとしている様子が窺われます。
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そのセミナーは、世界銀行のキム総裁や、インドのタタ会長、イヴォンヌ・チャカチャカなどが登場。吹き抜けの明るい会場で、後部の立ち見も大型スクリーン脇の階段も、人が溢れていました。
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一方、近くのホテルで行われた第二回UHC財政フォーラムにも多くの参加者が。アフリカからの参加者が目立ちました。本セミナーだけではないのですが、アジアからは前線で活躍される民間の方々が、アフリカからは保健行政を担当する行政官僚の方々の参加が目立っていました。
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NGOを始めとする民間団体も多くのセミナーや討論を開催しており、他のセミナーに比べてより具体的な問題を、現場により近い立場で議論していました。栄養改善の重要度を如何に行政や一般大衆に周知させていくか、具体的な手段の議論にも熱が入っていました。
ビル&メリンダ財団の影響なのでしょうか、ネットでの生中継や、ネットでの参加も積極的。新しいIT技術を使って、新しい手法を積極的に導入し、情報のアクセス機会を増すという姿勢が感じられました。
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IMFはより大所高所からの議論が主体。ラガルト専務とムニューヒン財務長官との対談は、Bloombergのニュースにも。アフリカの開発に関しての議論は、沢山のアフリカ人が集まり、人数と熱気は圧倒的でした。また、最新のデジタル技術をどう利用していくかのセミナーや討論会に二日間まるごとを費やしており、徴税業務の効率化が一つの目的ではあるものの、開発行政の為のデータ解析と、商行為の透明化による脱税と汚職の防止に力点が置かれていました。明白な発言は無かったものの、こうした新しい技術はインフラの遅れた発展途上国の方が導入がしやすく、その結果、脱税や汚職が減ってくれれば、開発行政もやり易くなるというニュアンスも感じました。
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最後に、世界銀行の外側を飾る、今回の会議のメッセージ写真です。
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posted by resultsjp at 15:21| Comment(2) | 情報

国民の4分の3が航空券連帯税に賛成: 外務省「国際連帯税に関する研究業務」

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外務省は「国際連帯税を導入する場合のあり得べき制度設計及び効果・影響の試算等」をテーマとした研究業務の結果をWEBサイト上で公表しています。これは、一昨年国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」達成という国際貢献のためにも国際連帯税は必要という立場から研究がなされたものです。

研究内容を見ますと、「検討対象となった課税方式」は、@航空券連帯税、A金融取引税、B炭素税、C旅券手数料への課税の4つです(他に出国時課税、マイル寄付制度を簡単に検討)。

詳細は報告文を見ていただくとして、面白いと思ったのは、「各案に対する評価」の項で航空券連帯税につきアンケートを実施した結果についてです。「国民の支持: アンケート調査では約3/4が定額税・定率税を支払ってもよいと回答(ただし国際連帯税に対する賛成は5割強)」というものでした。

税制の、しかも増税となることのアンケートですから、賛成が50%を切るのではないかと思われました。が、結果は約3/4も賛成(税を払ってもよい)とのこと! 実にうれしい驚きでした。

ともあれ、この研究業務の結果なども参考にしながら、グローバル連帯税についての活動を強めていく所存です。そのためにもファンド支援の方、重ねてお願いする次第です。

国際連帯税に関する外務省の研究業務

なお、研究業務のあたり下記の研究会を設置し、検討を行いました。

「国際連帯税を導入する場合のあり得べき制度設計等に関する研究会」 
 ・会長:寺島実郎(一財 日本総合研究所 会長)
 ・会長代理:上村雄彦(横浜市立大学国際総合科学群 教授)
 ・委員:金子文夫(横浜市立大学名誉教授)
 ・委員:國分俊史(多摩大学ルール形成戦略研究所 所長)
 ・委員:望月 爾(立命館大学法学部 教授)
 ・委員:諸富 徹(京都大学大学院経済学研究科 教授)

※平成28年度開発援助調査研究業務
「国際連帯税を導入する場合のあり得べき制度設計及び効果・影響の試算等」の骨子

1、 調査目的
・SDGs達成という国際貢献のためにも国際連帯税は必要
2、 調査方法…略
3、 検討対象となる課税方式等
・航空券連帯税、金融取引税、炭素税、旅券手数料への課税の4つを重点的に検討
4、 本報告書において検討した制度案
・各課税方式につき、@納税義務者、A課税対象、B課税標準、C税率・税額、D価格への転嫁の可能性、E税収の使途、F税収等シュミレーション、G関連する法律、当を分析。
5、 各案に対する評価
・アンケート調査、ヒアリング調査等を通じて、@目的税として導入される場合の正当性、A技術的側面からの妥当性等、B関係業界への影響、C国民の支持、の観点からの評価を行った。
6、 各案の実施に向けて必要と考えられる調査事項等
・次の3点。@国際的影響力拡大の観点から制度設計等をさらに深化させること、A徴税等の実務プロセスの詳細把握を行うこと、Bグローバル化に対する責任と義務を果たし、国際貢献につなげる施策としての位置付けの再検討を行うこと。

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)
posted by resultsjp at 11:34| Comment(3) | 国際連帯税の推進

連帯税=支援ファンド40万円達成!ネクスト・ゴールを設定します!

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リザルツブログの愛読者みなさま、グローバル連帯税フォーラムの田中徹二です。

みなさまからの温かいご支援で目標額の40万円を達成することができました!

3月30日にクラウドファンディング・プロジェクトを開始しましたが、友人、知人のみなさまはもとよりこれまで出会ったこともない方からもご支援を得て、ついに4月21日目標額の40万円に到達しました。感謝感激!心から御礼申し上げます。

ところで、プロジェクト支援の募集は今月28日23時まで続きます。せっかくの機会ですので、さらに連帯税に関する世論へのアピールを強化するため、ネクスト・ゴール(50万円)を設定します。

プラスされた資金については、研究会の追加と国会議員へのロビイング活動強化のために使いたいと考えています。引き続きご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト
 ⇒ここをクリック!

★写真は、多剤耐性結核治療を受ける女性(エチオピア)。UNITAID(ユニットエイド)が資金提供し新薬による治療が始まっています。ユニットエイドの財源の70%弱は14カ国で実施している航空券連帯税(グローバル連帯税の一種)によって賄われています。
⇒日本でも航空券連帯税が導入されれば、途上国の感染症に対して多大な貢献を行うことができます。

●インフォメーション
【研究会:「持続可能な開発目標(SDGs)とグローバル連帯税を考える」】
 ・日時:5月7日(日)午後2時〜4時30分(午後1時30分開場)
 ・場所:東京医科歯科大学・M&Dタワー24Fセミナー室
      ・キャンパスマップ: http://www.tmd.ac.jp/outline/campus-map/
 ・講師:稲場 雅紀(一社 SDGs市民社会ネットワーク代表理事)
     金子 文夫(横浜市立大学名誉教授)
 ・申込み:「研究会参加希望」とお書きのうえ、Eメールで申込みを。
      Eメール:info@isl-forum.jp
 ※詳細は、http://isl-forum.jp/archives/1769 を参照ください。 
posted by resultsjp at 09:35| Comment(2) | 国際連帯税の推進

世界銀行の春季会合セミナー参加  発表者の発言のあれこれ

世界銀行の春季会合に伴って開催されるセミナーでの出来事を記していますが、ここらで、皆さんの知っている人たちを含めて色々な方の、栄養問題に関する発言の要旨を纏めてみます。
(以下、本編は長くなるので、退屈でしょうが、文章だけにします。会議の様子等に関しては、別途、写真編を追加しますので、そちらをご覧ください。)

メリンダ・ゲイツ:貧困の緩和と栄養の向上が必ずしも同時ではなく、また地域によってバラツキもある。より、詳細なデータを採取し、より有効な対応を探索し、地域の実情に合わせたより効率的な道を選んで、解決を急ぐ必要がある、と強調していました。特に、発展途上国の若い女性への支援に関しては、話に熱が入ります。それも、先端のIT技術を利用して教育と自己啓発の機会を安価に提供できることを最大限に利用して、とひときわトーンが高くなりました。

世界銀行キム総裁:世界各地の貧困と栄養の改善の前向きな事例を紹介しながら、それでも全体として道のりは遠いし、更なる資金投入が必要なことを強調。栄養への投資は多くのリターンがあると。メリンダ・ゲイツと一緒に登場したセミナーでは、思春期の若い女性への投資を強く主張していました。
(補足)栄養に1ドル投資すると、15ドルのリターンと言われます。発表者によっては、30ドルとも50ドルとも言う人がいました。栄養問題の前線で苦労を重ねているアジア・アフリカからの参加者の方が、リターンが高い数値に言及される傾向を感じますので、実際の現場では、栄養への投資の効果は、更に高い数字を実感するということなのだと思います。

タタ財閥 タタ会長:ご高齢を押しての参加。ゆっくりとした口調での言葉数の少ない発言ですが、最後に簡潔に「栄養投資は価値がある」と。

イボンヌ・チャカチャカ:短いスピーチの中で「What you eat is what you are」ということわざを引用していました。「You are what you eat」という似た様な言い方も聞いたことがあります。元は、食べ物でその人の文化・背景等が判るという意味もある様ですが、今では健康な身体を養うのには「何を食べるか」が重要だと強調するニュアンスが強く感じられ、バランスのとれた栄養が健全な身体の元だという栄養改善の本質を示している様に思います。

アジア諸国からの参加者たち:望まない妊娠や強制結婚などの悪習が、教育の機会を閉ざし、女性の自立を困難にし、結果的に次の世代の貧困と栄養不良を産み出す負の連環の中で悪戦苦闘している現状が数多く報告されました。こうしたネガテイブ・スパイラルを断ち切るためにも、若い女性を主対象とした資金の投入を求める声が切実に響きます。この点は、メリンダ・ゲイツの主張とも呼応しています。

アフリカ諸国からの政府関係者たち:厚生担当と財務担当との間で、保健行政への資金枠の確保を巡って激しい議論が起こるという話が複数の発言者から。栄養問題の投資の重要性は認識した上で、より効率的な手法と、その実証性を更に高めて欲しいとの声がありました。海外先進国でのドナーと呼ばれる投資国や各種財団に対する義務としてだけでなく、自国でのより効率的な投資手法の選定のためにも、費用対効果の実証と把握が重要という認識は、少しずつ高まっている様です。
また、インフラの整備不足から、地域によって医薬が不足するだけでなく、地方への輸送費が高いがゆえに医薬品の価格が国内でも場所によって大きく異なるなど、医療費の地域格差が大きい点もUHCを進める上での大きな障害になっているとの指摘も。

世界銀行の関係者から:ニュアンスは様々ながら、栄養問題に一定の進歩を遂げた国と、停滞している国とに分化している事から、前者のグループへの期待と後者のグループへの懸念を色濃く感じました。
また、先進国内で進むポピュリズムの広がりもあり、先進国から発展途上国への援助増加に歯止めがかかりかねないとの危機感もある様です。

民間団体から:上記の件に関して、対象国の政治的不安定性と政治の腐敗の問題を指摘する声が少なくありません。更に、発展途上国での支援活動に深く関与している民間団体からは、生活環境衛生の問題、トイレの不足の問題、清潔な水の不足の問題など、発展途上国のおかれた環境の問題、旧弊な結婚制度や低い母乳保育率、妊娠から保育までの女性のカウンセリングの不足など、実務的な問題の提起と対応の議論も数多く行われました。
民間団体だけでなく、世界銀行の方も共有する関心ですが、栄養問題はSDGsの多くのテーマに関係する重要な基盤的テーマだけに、栄養に特化したプロジェクトだけでなく、栄養に間接的に関連するプロジェクト(nutrition sensitiveという言葉が使われていました)が数多く、それらのプロジェクトをどう捉えるかで、栄養関連の投資の総額が大きく変わり、費用対効果の推定にも影響するという点が指摘されていました。ただ、栄養関連の投資がペイするという事実と、目標達成のためには栄養関連への投資が絶対的に不足しているという認識は共通しており、栄養改善の成果を加速するためにも、各国や諸団体から今後の栄養への投資のコミットメントを求める声が大きく挙がっています。

以上、色々な立場の方が、色々な観点からの報告と提言があるので、纏まりの無い長い文章になってしまいましたが、色々な意見の一部でも伝えられたらと思います。

様々な意見や見解、提言を咀嚼しながら、日本での活動に反映していき、来る10月10日に予定されているGGG+フォーラムに栄養改善の活動とモーメンタムを繋げていければと思っています。
(中)
posted by resultsjp at 02:27| Comment(3) | 情報