2017年05月03日

ナイロビ生活Vol9"特別編"

皆さま、こんにちは。白石です。

前回のブログ"ナイロビ生活vol8"はこちらから
ナイロビ生活Vol8"生活に慣れてきました編"

日本はゴールデンウィークですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

「3日からGW後半の連休で、高速道路は2日夜から渋滞が予想されており。4日午後からUターンラッシュが始まる予想」と報道されていました。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6238491

こちらケニアでは今週の月曜日(5月1日)、Labour Day(レイバー・デー)、つまりメーデーがあり、祝日でした。

その月曜日の早朝5時過ぎ、外が騒がしく目が覚めました。ちらっと外を見ると大規模なデモ行進が行われていました。アパートメントの警備員に話を聞いてみると「政治だよ」と一言。何か不祥事があったということでした。すぐに新聞を買ってきてどんな事件なんだろうと思い、ざっと目を通してみました。が、それらしい記事が見当たらず、あれ?と思い、もう一度、警備員に尋ねると「あれは公務員たちがおこしているデモで労働条件と給与の未払いが原因さ。あの程度の規模では、大手メディアには取り上げられないね。しかもメディアはいつも政府側の報道しかしない。」と話してくれました。

Labour Day(労働者の日)、メーデーは労働者が統一して権利要求と連帯の活動を行う日です。その一環のデモ行進だったようです。

それにしてもケニアにいると人々は「悪の元凶はすべて政府のせいだ」というマインドがある気がします。私も一部そう思う節もしばしばありますが、「すべて政府のせい」というとなんだか違和感があります。

===

以前エスンバで生活をしていた時、「政府の役人のポケットが巨額のお金を食べている。そして役人のお腹とポケットだけが膨れ、我々は常にお腹を空かしている」というスワヒリ語の諺があると聞きました。

パッと思い出したのが、イギリスの脚本家でSF作家ダグラス・アダムス氏が書いたSF超大作"銀河ヒッチハイクガイドシリーズ"です。この本は恐ろしいほどにバカバカしく面白いSFです。
宇宙、人生のすべての答えが "42"である。と超知性を持つ人工知能が長時間(たしか40年間?)かけて弾きだす。と描かれ、今でもGoogleで『人生、宇宙、すべての答え』と検索すると42を表示されます。

Screen Shot 2017-05-03 at 10.13.38.png

「銀河ヒッチハイクガイド」の地球の欄には「ほとんど無害」とだけ書かれており、銀河バイパス建築のために取り壊されてしまいます。地球人の主人公が突拍子もない出来事に巻き込まれながら進んでいくというストーリーですが、時折、ストーリーが脱線しいつの間にか本筋に戻っているという不思議で笑える本です。

その中の特に有名ではないこんな文章があります。
「この星の住民のほとんどが餓死し、一部が高コレステロールで死んだ。」

もちろんSFでフィクションです。
ストーリーの中では、たった一行で何気なく描かれていますが、この文章だけ読むと考えさせられます。

===

[Oxfam]格差に関する2017年版報告書を発表「99%のための経済」
2017/01/16
世界で最も豊かな8人が世界の貧しい半分の36億人に匹敵する資産を所有
http://oxfam.jp/news/cat/press/201799.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H1E_W7A110C1000000/


===

Labour Day(労働者の日)から話が脱線してしまいましたが、いつの間にか本筋に戻ることができました。

カルヴィンと常に連絡を取り合いすごく仲良しですが、直接会う機会がなかなかなく、ナイロビ生活vol.10 "カルヴィンと大親友になろう編"を更新できませんでした。

金曜日カルヴィンと一緒にカンゲミに行くので、その時のことを次回のブログに書こうと思います。

しらいし
posted by resultsjp at 16:47| Comment(2) | 情報

ゴミ対策あれこれ

私事で恐縮だが、ここ暫くソファーベッドをベッドに使っている。背もたれ部分が水平に倒れるはずが、いつのまにか次第に水平より低く下がる様になった。ひっくり返してみると、背もたれを倒す際に、支えになる棒を引き出す機構が付いていた。決してスマートな設計とは言えないが、それなりの補強にはなっている。が、取り扱い説明書にはその機構が全く記入されていない。おそらくは、耐久性不足に気が付いたメーカーが、後から仕様変更をしたものの、説明書の訂正は怠ったのだろう。人によっては怒るかもしれないが、エンジニアの端くれとして苦笑いをしたくなる。少なくとも、それで長期使用に耐えそうな変更にはなっていたので、ソファーを買い替える必要はなくなった。
一方で、すぐに電源が切れる様になった我が家の掃除機は、バッテリーを交換するしかないらしい。それも、掃除機のモーターを含む本体の過半を占める大きさで、金額もそれに見合うレベル。保証期間を過ぎたばかりだというのに。
リチウム電池の危険性を考えると、バッテリーとモーターを一体にしたしっかりとした構造設計にし、機能が低下したら、その部分をそっくり取り換えるという設計思想は理解できるが、バッテリーだけの問題なのに殆ど本体全体をそっくり交換するのはあまりに勿体無いという気持ちは残る。
先日は、炊飯器の小さなボタン乾電池を交換するのに、自分では交換できず、メーカー指定の場所に持参して、交換に一週間。調理家電で、毒物を含む電池を使用者が勝手に交換できない構造にするのは、設計上は理解できるが、数グラムの乾電池一個の交換の為に、重い炊飯器を遠くまで運ぶ消費者は多くないかもしれない。かくして、家電製品は、短期でゴミになって、新製品に買い替えられてしまう。資源の有効利用とゴミ削減を考えると、いささか考えさせられる。
以前に、クリントン大統領夫人が中国で飛行機に乗っている際、眼下の川の周囲が白く縁どられているのを見て、あの綺麗な花は何かと中国高官に尋ねたという。白く点在していたのは、実は、花ではなく放置されたポリ袋。それ以来、中国政府はゴミの放置対策に熱を入れたとか。
つい最近、カリフォルニアの海岸でプラスチックのストローの使用禁止の動きがあるとのニュースがあった。フランスでは、プラスチックの食器の禁止の動きも有るという。それはそれで立派だが、ゴミ対策は、それほど単純かなという思いも無いではない。
ドイツの野外音楽会で、集まった人たちが椅子を持ち出し、蝋燭を周囲に点灯し、プラスチックのシャンパングラスで発泡ワインを飲みながら音楽を楽しんでいるのを見たことがある。さすが、スパークリングワイン生産量世界一の国。無粋な紙コップではなく、細長いシャンパングラスが蝋燭の光に映えて、映画の場面の様な優雅な雰囲気。ガラスでは割れて危険だと思うと、一概にプラスチックの食器を禁止するのも、大げさに言えば文化の伝承を妨げる面もあるかもしれない。
もっとも、プラスチックの食器が禁止されると、野球場でどうやってビールを飲むのか、と嘆きたくなる下世話な気持ちの方が強いかもしれないが。
(中)
posted by resultsjp at 14:52| Comment(2) | 情報