2017年06月17日

釜石生活70 〜子どもの気持ち 学習会〜

6月15日(木)10〜12時、鵜住居公民館にて「子どもの気持ち 学習会」を実施しました。
鵜住居地区は、釜石市でもっとも震災の被害が大きかった地区のひとつで、今も復興工事が続いています。
その鵜住居公民館で「喪失を経験した子どもの気持ち」をテーマにした学習会を開催することには賛否両論あるだろうと思いましたが、2月にグリーフケアの研修を受講して以来、鵜住居でこそ学習会を開催したいと考えるようになりました。

ここで、グリーフケアについてもう一度お話ししますと、大切な人を失う絶対的な別離によって、失意とともに深い悲しみの感情と、なんとか対処しようとする理性・認知感情との狭間で揺れ動き、とらえどころのない苦痛を伴う心身の反応を「悲嘆(グリーフ:grief)」といいます。
グリーフに陥り、突然不慣れな環境に押し込まれた時、繰り言や思い出話をじっくりと傾聴してくれる人、さりげなく寄り添うサポートは心強いもので、これらの援助を「グリーフケア」といいます。

そして今回は、佐々木誠先生(臨床心理士、岩手大学三陸復興・地域創生推進機構 特任准教授)による「喪失を経験した子どもの気持ち」をテーマにした学習会でした。
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東日本大震災で壮絶な「喪失」を体験された地元の方も多かったので、大変辛い学びだったことと思います。それでも、学ぼうという自らの強い意思で参加していただいたからでしょうか、途中退出される方はいらっしゃいませんでした。
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私自身も、大きな喪失を体験した当事者でもあるので、佐々木先生のお話を伺っていて、2回ほど、はらはらと涙が流れました。
参加者の皆様にとっても深い学びの一日になったことと思います。(鈴木)
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釜石生活69 〜親子交流会@三陸駒舎〜

6月10日(土)は朝から雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、親子交流会は予定通り実施しました。
「今日、行きますか?」という問合せが2件あったりして、時間通りに出発できるか心配でしたが、皆さん、ちゃんと9時50分までに受付を済ませ、手書きの名札を胸に貼り、バスへ乗車を呼びかけると速やかに乗り込んでくださり、ぴったり10時に出発できました。

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その後も、バスの中のマイクでアナウンスしたことを、ちゃんと聞いてくださって、守るべきルールは守ってくださり、怪我もなく、楽しい時間を過ごすことができました。
その様子を伝える復興釜石新聞の記事がこちらです。

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三陸駒舎の「馬との出会い・コミュニケーション」プログラムとして、スリーステップで馬と仲良くなっていくのを親子で体験していただきました。
まず、7歳牝馬のアサツキに草を与えます。最初はこわごわ長い草を与えていた子どもたちも、だんだん慣れてくると、小さな手のひらに乗せた草を与えられるようになり、アサツキが上手に食べると、「(手のひらが)くすぐったい!」「なめられたよ」と声をあげて喜んでいました。
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次に、ブラッシングです。みんなに順番にブラッシングしてもらったアサツキは、立ったまま眠そうな表情をしていました。
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そして次は、お散歩です。
子どもたちは小さな身体で、350kgもあるアサツキが指示に従ってついてきたリ曲がったりして、言葉を介さないコミュニケーションがとれる醍醐味を楽しんでいました。

それらのスリーステップを踏んで、馬との距離を縮めてから、順番に乗馬をしました。
小さい子から順に乗りましたが、持ちこたえていたお天気が最後まで待ってはくれず、一番大きい2人はずぶ濡れになってしまいました。
それでも、「小さい子からにして(濡れたのが自分たち、大きい子で)よかったね」と思いやりのある言葉をくれて、お母さんも「そんなことが言えるようになったなんて、ちょっと感動…」と我が子の成長を喜んでおられました。

お昼はみんなでおいしいお弁当をいただき、午後は写真立てを作り、集合写真を4日後に送りましたので、今日あたり、親子で作った写真立てに集合写真を飾っていただいたのではないかと思います。

親子が馬を介して、普段と違う会話ができたり、注意や禁止が多くなりがちな子育ての中で、上手に褒める、成長を見てあげられるきっかけになったと確信できる親子交流会でした。(鈴木)
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