2017年07月11日

ナイロビ生活vol30 "学校保健総集編"

皆さま、こんにちは。白石です。

前回のブログナイロビ生活vol29はこちら
ナイロビ生活vol29 "自転車隊編"

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更新が遅れ申し訳ありません。
6月27日-6月29日、3日間にわたりカンゲミ地域にある小学校で「School Health(学校保健)」を開催いたしました。今回はその詳細をお伝えしたいと思います。

School Health(学校保健)とはカンゲミ地域の子どもたち(小学生)を対象にしCHVsが中心となって「結核啓発活動」を行うものです。

その様子は過去の速報ブログをご覧ください。
【速報】ナイロビ生活vol25 "学校保健編"
【速報】ナイロビ生活vol26 "学校保健編"

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まずは全校生徒に集まってもらい、「結核とは何か」をゆっくりと話していきます。
「結核って何か知っている人?」と聞くと、ほとんどの生徒が手を挙げ、上級生は「結核は...」と話すことができていました。しかし、その回答の一部には誤りがあり(「結核患者は必ずHIV/AIDSにかかっている」「完治することはなく、一生涯薬を服用しなければならない」など)CHVsが正しい知識を伝える場面がありました。
正しい知識を知っていないと、治療に訪れなかったり、偏見につながります。
正しい知識を伝えることが大変必要であることを再認識しました。

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CHVsにはできるだけ簡単な言葉で伝えるようにお願いしました。また小学1年生も参加しているため、常に関心が行くように工夫する必要がありました。(私が行くとどうしても目立ってしまいます....)

一通り、授業が終わると、上級生を対象に簡単なテストを行います。
6問のYes/Noの質問です。

1 結核患者は完治する
2 結核患者は必ずHIV/AIDSにも罹っている
3 薬を服用しないと、結核で死亡する可能性がある
4 結核治療には最低でも1年かかる
5 結核治療中に重度の吐き気、嘔吐、皮膚発疹がある場合でも、薬の服用は続けるべきだ
6 薬を服用し、回復したと感じたら、服用を止めるべきだ

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事務所には大量のテストがあります。

CHVはその場で丸付けをして、間違っていれば再度教えていきます。

その結果、9000名以上の子どもたちが、満点を獲得しています。

以下、ご協力してくださった学校です。
@Hamomi Pri School (268)
2 Kanyorosha Pri School (489)
3 Wise Doride Pro School (382)
4 Kiara Pri School (508)
5 Kangemi Youth School (1,500)
6 Kangemi Advest School (569)
7 Akiba Pri & Sec School (2,600)
8 Edward Sec School (462)
9 Oasis Academy (581)
10 Rawa Kids School (506)
11 Wmaja Academy (636)
12 Bright Star Academy (533)

合計で12校、9,028名の子どもたちです。

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学校長に話を聞くと、「このような感染症は身近にあるが、カリキュラムには積極的に組み込まれず、政府の見解では家庭内で学習させることになっているらしい。それでは、間違った情報が拡散されていく危険性がある。実際にそうなっていると感じている。また、学校内でそのような企画をしようと思っていても、感染症に対して深い知識を持った先生方はおらず、実現が難しかった。このような企画は大変うれしい、続けて欲しい。」とおっしゃっていました。

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また、徐々に集まりだしているカンゲミ住民を対象にした「認知度・満足度調査」の「どうのような活動を望むか」と言う項目には「School outreach」という今回のような学校を対象とした活動を望む声がたくさんあります。

しらいし
posted by resultsjp at 18:15| Comment(5) | 情報

つなみ募金7.11

本日は、総勢8人で津波募金を行いました。
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道を歩く人も、we love JapanのTシャツに注目していただいたことかと思います。
そして、みなで声を出して呼びかけることで、今日が東日本大震災から6年と4か月であることを、思い出していただけたと願っています。
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それぞれの3.11かと思いますが、人の命の尊さや人との繋がりが大事であるということは、共通することかと思います。
今いる場所で、自分にできることを頑張りましょう。
(大川)
posted by resultsjp at 18:03| Comment(5) | つなみ募金

日本リザルツ事務所へお客様が続々!

日本リザルツの事務所には毎日のようにどなたかが訪問されます。

先週は、3日(月)にユニセフ東京事務所の木村泰政所長、5日(水)にはアドボカシーペーパー作成についての講師として池田紀子氏、7日(金)には国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)で保健局長を務める清田明宏先生と栄養四銃士(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、ワールド・ビジョン・ジャパン、栄養不良対策行動ネットワーク)の方達、昨日は医薬基盤・健康・栄養研究所の保富康宏先生と多彩な顔触れです。

おもてなしとしては、ケニアンティー、緑茶、コーヒー等になりますが、緑茶については、代表の白須が大の緑茶好きのため、スタッフも美味しい緑茶がいれられるようになりました。
(か)

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結核予防に向けて栄養改善の必要性

今、世界中でどれくらいの人々が栄養不良に苦しんでいるか知っていますか。
世界の人口70億人のうち、約20億の人々は栄養不良に苦しんでいます。そして、5歳未満の子どもの場合、7人に1.5人は栄養不足から身長が伸びないなどの発育の問題を抱えています。身長が伸びないこどもの治療は長期に及びます。そのため、医療が不十分な途上国では、十分な治療を受けることができる子どもの数は限られてしまいます。この問題を解決するためには、子どもが生まれる前、つまり、女性の妊娠時、または、妊娠前の栄養改善が必要とも言われています。

日本リザルツが結核プロジェクトを行っているケニアでも、栄養不良の問題が蔓延しています。5歳未満の子どもの4人に1人は、栄養不良により発育に問題を抱えていると言われています。栄養不良の改善は、自己免疫力を高め、結核を含めた感染症への罹患のリスクを下げるとともに、知育の発達や労働生産性へも良好な影響を及ぼすと考えられています。したがって、栄養改善への介入は、結核の予防のみならず、社会経済的な側面からも重要になります。

日本リザルツは、ケニアでの結核の迅速検査の導入や住民への啓発活動とともに、子どもの結核予防に向けて10代女性への栄養に関するアプローチも考えています。詳細は追ってご紹介させて頂きますが、皆様のお力をお借りしながら、ケニアで意義のあるプロジェクトを行っていきたいと考えています。(トミー)
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釜石生活76 〜離婚・再婚 親の都合と子どもの気持ち 学習会〜

7月8日(土)「離婚・再婚 親の都合と子どもの気持ち 学習会」を開催しました。
主任児童委員ほか、約20名の方にご参加いただきました。
最初に私から、2015年の人口動態統計から婚姻数、離婚数を全国と釜石を対比してお伝えしたり、釜石の特色や傾向として感じることをお話ししました。
その後、臨床心理士の石垣秀之先生から、養育費と面会交流についてお話しいただきました。
先進諸国の離婚制度、児童の権利条約、「父母の葛藤」が最も子どもを傷つけるということ、離婚に際して何を取り決めておくべきか、養育費の計算方法等について、法務省資料、兵庫県明石市資料等を使用して説明されました。

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離婚・再婚は、個人の問題でありながら、ひとり親家庭の貧困、子どもの非行等の社会の問題と密接に関わっていると常々思っていましたが、石垣先生も、「子どもの不登校などの問題も、父母の離婚、実の父との交流断絶、継父の暴力等の問題が原因となるなど関係し合って表出したのが不登校であったりする。そのため、子どもの問題においては、(離婚、再婚、面会交流を含めた)家庭環境に留意する必要がある」とおっしゃったのが一番印象に残り、共感できると感じました。(鈴木)
posted by resultsjp at 11:26| Comment(4) | 東北復興支援