2018年01月09日

【発達障害】

発達障害とは『発達障害者支援法(第2条、2004年制定)』において、『自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして法令で定めるものをいう。』と定義されています。
1980年、WHO(世界保健機関)の『国際障害分類試案(ICIDH)』以来、改定を重ね、2013年、『DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)』において、『広汎性発達障害(PDD)』が『自閉症スペクトラム(ASD)』の診断名と変わりました。『広汎性発達障害(PDD)』の中には、自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)等が含まれ、細かく分類されていましたが、『DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)』では分類せず、『自閉症スペクトラム(ASD)』という大きな1つの診断名に統合されています。

2015年、文部科学省が、公立の小学校、中学校及び中等教育学校(前期課程)を対象として実施した『通級による指導実施状況調査(2016年公表)』の結果では、通級による指導を受けている発達障害(自閉症、学習障害及び注意欠陥多動性障害)ある児童生徒数は、2015年時点、 4 万 1,986 人(自閉症 1 万 4,189 人、学習障害 1 万 3,188 人、注意欠陥多動性障害 1 万 4,609 人)と報告されています。
前記の数字は、公立の小学校、中学校及び中等教育学校(前期課程)のみですので、他環境における児童を加え児童全体で見ると、はるかに大きな数字となることは、容易に想像されます。

発達障害に関する環境は日々変化し、大きな社会的要素の一つとなっています。

当相談室へ相談されるケースにおいても、『自閉症スペクトラム(ASD)』と診断される児童は少なくありません。そして、その児童一人一人が『社会での生きづらさ』を抱え、独りで悩んでいるケースが多く見受けられます。発達障害を抱えている児童は、『(客観的視点での)困った子』ではなく、『(児童の視点での)困っている子』なのです。その困り感に対し、如何に寄り添うことができるか、また、教育、福祉、医療等の多機関多職種と連携しながら、如何に地域全体で見守ることができるのか。
今後も真摯に対応していくべき、青葉通りこどもの相談室のテーマの一つとなります。


青葉通りこどもの相談室 和賀
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【新規施設見学】

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釜石市上中島町に建設された
『上中島こども園』
『すくすく親子教室』
『上中島児童館』
上記、三施設を見学(開所前)してまいりました。

『上中島こども園』は、幼保連携型認定こども園であり、幼児教育・保育を一体的に行う、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設です。
『すくすく親子教室』は、発達に心配のある子どもの療育を行う、障害児通所支援事業所です。
『上中島児童館』は、遊びや生活の場を提供する、学童保育を兼ねた児童厚生施設です。

機能の異なる三施設が、同敷地内に一体整備化されることで、地域の多様な子育てに対して、包括的な保育環境の創出および連続した連携が可能になるとのことです。また、人々の復興や子育て中の女性の就労にも目を向けた環境整備となっており、隣接する復興公営住宅を含む地域コミュニティを形成する場所としての機能も期待されるそうです。
近年、釜石において増加傾向にある保育ニーズおよび保護者の就業形態に対する保育環境整備が成されたということは、地域の復興が新たなるフェーズに移行している印象を強く受けました。
この様に、釜石の子ども達を取り巻く保育環境は、少しずつ整備されてきてはいますが、未だ万全とは言えず、復興は続いております。
今後も皆様のご支援、ご協力のほど宜しくお願いいたします。


青葉通りこどもの相談室 和賀
posted by resultsjp at 15:06| Comment(1) | 東北復興支援