2018年06月16日

ポリオアドボカシー(その2)

6月14日、参議院議員会館B104号室で、「世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟第17回総会」が開催され、議連の先生、関係省庁、東京大学の渋谷教授、NGOの方々など40名を超える方々が参加されました。日本リザルツからも白須代表含め2名が参加しました。
会議では、WHO、UNICEF、GPEI、Gaviから、世界のポリオに関する現状と緊急対応の必要性が訴えられました。尚、ポリオの現状についてはポリオアドボカシー(その1)で情報提供をさせて頂きましたのでご覧ください。それを受けて参加された議連の先生方との活発な意見交換が行われました。
特に、UNICEFさんからは、2016年にナイジェリアで発生したポリオに対して日本政府が資金提供され、適切な対策が行われたことにより、それ以降は一件も症例が出ていないとのご説明がなされ、日本政府の支援に対する謝意が表明されました。
議連の先生方、関係省庁の皆様に世界のポリオの現状と緊急対策の必要性が的確に伝わり、新たな対策に繋がることで、一日も早くポリオの根絶を迎えることができればと願っています。
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ナイロビ結核検査所 建設現場 

日本リザルツはケニアのスラム街・カンゲミ地区で結核抑止プロジェクトを実施しています。
現在、より良い医療サービスを実施するために結核検査所を建設しています。

今週は、外壁・内壁の左官工事(ブラスタリング)仕上げ作業をしています。

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来週末には外壁塗装が行えるよう、
休日も休みなしで作業を行ってくれています。
安全作業で、頑張ります。
〈Shingo〉
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2018年06月15日

カンゲミヘルスセンターの新結核検査所の完成に向けて

日本リザルツは、2016年からコミュニティ主導の結核予防活動を支援しております。今回は、その活動の1つの新結核検査所の建設について紹介させて頂きます。

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上に見えます写真は、本年の5月末に撮影した新結核検査所の外観です。まだ完成しておりませんが、建物の外観の主な様子が伺えると思います。以前、ケニアの建物は、レンガを積み上げて出来た模様が1つの特徴だと聞きました。この建物は、2階建てとなっており、カンゲミヘルスセンターの現結核検査所では難しい、幅広いスペースを用いた検査、書類作業、その他必要業務が可能になります。

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皆さまは、建設作業にどれほどお詳しいでしょうか。自分は、こちらの結核検査所の建設に携わるまで建築から遠い人間でした。上に見えます写真は、建設現場の方々がプラスタリングと呼ばれる内装とハッキングと呼ばれる地固めの行程作業を行っている様子です。

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今回の新結核検査所の建設において、多くのケニア人が毎日の作業に集中しておられます。現在、ケニアの気温は下降傾向にあります。それでも、建物の素早い完成に向けて、作業員達は頑張っておられます。上に見えます写真は、日本リザルツの代表の白須がケニアへ来られ、建設状況の確認を行われている時に作業員達と撮影したものです。

皆さま、カンゲミヘルスセンターの新結核検査所の完成模様とそこで行われる新たな結核検査活動の様子を届けますので、ご期待ください。

(智貴)

posted by resultsjp at 12:01| Comment(3) | ケニア

住所:ボトムライン〜スラムの結核患者

カンゲミ診療所に結核の薬を取りにきたグレイス(仮名)。
昨年12月からDOTSという結核治療を受けています。

DOTSとは、directly observed treatment short-courseの略で
日本語にすると、直接服薬確認治療とか、直接監視下短期化学療法と呼ばれ
薬の処方だけでなくちゃんと服用するところまで目の前で確認する方法です。
結核菌を最後まで叩きるために、半年にわたり定期的に病院に通い治療を
継続しなければなりません。

グレースは、治療の初めから処方された薬をきちんと飲んでいて
診療所へも毎週決まった曜日に欠かさずやってきて治療を続けています。
もうまもなく辛い結核治療も終了です。

そんなグレースに聞き取りをしたリザルツスタッフの記録をみると
住所:ボトムライン(どん底)となっています。
不思議に思って確認したところ、「トップがナイロビの事務所としたら
カンゲミはボトム。グレースの家はボトムラインという場所にあるのよ」
という答えが返ってきました。

リザルツのケニア事業1期目で実施したアンケート及び個別調査の結果、
カンゲミ地区において 結核・治療の課題が貧困と深く結びついていることが
わかっています。

写真はカンゲミ地区
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結核患者であるグレースには 13歳、8歳、2歳の3人のこどもがいます。
診療所に来たグレースに聞き取り調査をしたリザルツスタッフは
グレースの子供たち全員の結核検査を提案しました。
近々子供たち全員に対してカンゲミ診療所で喀痰検査が行われます。
万一陽性の場合でも、すぐに治療を始められるからです。

また、グレースの夫は先月他界していて日々生活が厳しくなっているようです。
結核治療を受けながら近所で家政婦をし、僅かなお金で暮らしています。
結核が完治してもグレース一家は貧困という病と闘っていかなければなりません。
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課題が山積しているカンゲミでの事業は、医療体制だけでなく、住民の生活全体の改善など
色々な側面に目を配りコミュニティが持っているリソースの活用、同じ思いで改善に取り組む
コミュニティを基盤とした団体とのネットワークを構築しながら進めていくことが
持続可能な活動になっていくのかもしれないと、ふと思いました。
chako
posted by resultsjp at 04:07| Comment(4) | 情報

2018年06月14日

ポリオアドボカシー(その1)

今週、WHO、UNICEF、GPEI、Gaviなどのポリオ等幹部が来日され、ポリオ議連会合、議員の先生方との面会等精力的に活動されておられます。また、これに先立って、11日に国連大学においてUNICEFが主催して、国連関係者、NGOを対象とするポリオアドボカシー会議が開催されています。その際、世界のポリオの現状等について情報提供がありましたので、下記に概要を報告いたします。
過去30年で多くの国々でポリオが根絶され、世界的にはポリオの症例は99%減らすことに成功しています。この結果、野生株の常在国は、アフガニスタン、ナイジェリア及びパキスタンの3カ国になり、2017年には、野生株によるポリオ発症件数は史上最少の22件(アフガニスタン14件、パキスタン8件)に留まりました。このように全体としては大きく改善されていますが、2018年には、アフガニスタンとパキスタンで新たな症例が見つかっています。発症が見られた地域は、アクセスが困難で脆弱なコミュニティーが多くなっており、引き続き注意が必要です。また、地中海東部等の難民地域や常在国周辺のポリオのない地域へ、野生株ウイルスが国境をまたいで伝播する危険性もあります。引き続き厳重な対応が必要です。
一方、ポリオ経口生ワクチン(OPV)は安価で接種が容易という有効性があり、野生株根絶のため不可欠ですが、「伝播型ワクチン由来ポリオウイルス」が発生することがごく稀ながらあってポリオ流行の原因となることがあります。特に水衛生環境の悪い地域、人口密集地域、予防接種率の低い地域で発生しやすいことから注意が必要です。
対応としては、5歳以下の子どもを対象とした質の高いOPV投与のキャンペーンの素早い実施が鍵です。現在、ソマリア、コンゴ民主共和国、ケニア、ナイジェリア、シリアで症例が出ていますが、遺伝子変異を起こさないポリオ不活性化ワクチン(IPV)の供給の安定化も急務で、日本企業の役割も期待されています。
                                              MK
posted by resultsjp at 19:01| Comment(2) | 情報