2018年06月18日

g-tax講演会「多国籍企業とグローバル・タックス」

6月17日に、横浜市立大学の金子文夫名誉教授によるg-tax講演会「多国籍企業とグローバル・タックス」を聴きに行きました。講演は国際連帯税の歴史から始まり、技術革新による第一次から第四次産業革命、そして第四次産業革命により起こったIT系多国籍企業の台頭という流れで進められました。それらのIT系多国籍企業は新しい分野を扱うことから市場において支配的になっており、また純利益よりも時価総額において突出している点が特色ということでした。彼らはタックスヘイブンに利益を移転するなどして租税を回避し、また各国に恒久的施設を持たないことからも税制上有利になっているということも話していただきました。このように国毎に異なる税制を積極的に利用して課税額を抑える「アグレッシブ・タックス・プランニング」は、現時点では違法とはいえないものの、税の本質から逸脱しているということから問題視され、それにより生じている「税源浸食と利益移転(BEPS: Base Erosion and Profit Shifting )」と取り組むために経済協力開発機構(OECD)ではBEPSプロジェクトを立ち上げ、国際的に整合性の取れた透明性の高い税制を目指しているという内容でした。
非常に濃い内容で、ところどころ飛ばしながらでも時間が足らない程でした。
UME
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posted by resultsjp at 14:17| Comment(3) | 国際連帯税の推進