2018年10月27日

金子宏先生と国際連帯税>最初の私たちへの講演は2007年1月のこと

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              金子宏先生、文化勲章おめでとうございます!

今年度文化勲章を受章した金子宏先生(東京大学名誉教授)は先のブログ「祝!金子宏東京大学教授に文化勲章」にも書かれていますように、私たちの国際連帯税活動をずっと“熱く”支援してくれています。

実は金子先生には、これまで2度実際に講演等を行っていただきました。そもそもどうして私たちが金子先生を知ったのかと言いますと、2006年8月3日のことですが、日本経済新聞のコラム経済教室に「人道支援の税制創設を 国際運輸に定率で」と題した論考が載ったことが契機でした(下記参照)。「あっ、何と租税法のオーソリティが連帯税を提唱している」とたいへん驚き、それで先生に連絡を取ったのでした。

この頃はまだ国際連帯税議員連盟もなく、また外務省や財務省に行ってもまともに相手にされず、国際連帯税はNGOや研究者の活動に留まっていました。ですから、これだけのオーソリティがほぼ連帯税の考え方と同じ人道税を提唱したことに大いに鼓舞されたことを覚えています。

ともあれ第1回目の講演は、2007年1月12日にグローバル・タックス研究会(*)の場で行っていただきました。そのもようがブログに載っていますのでご覧ください(なお、講演内容はオルタモンドのWebサイトを通してPDF化していましたが、このWebがなくなったため消えてしまいました)。

(*)同研究会は、NGOオルタモンドと上村先生が赴任していた千葉大地球福祉研究センターが中心となって行われたものです。

第2回目の講演は、2008年11月22日に開催した「『国際連帯税』東京シンポジウム2008」の 「専門家会合」で“各連帯税・資金メカニズムに関する提言”セッションで行っていただきました(会場は青山学院大学)。

また、2009年10月には、「国際航空券税(国際人道税)等国際課税の 問題について」と題するIMF財政局税制担当課長との公開会談が行われました。先生は、先の日経記事の内容をさらに深めています。

そして先生の連帯税に関するもっとも大きな仕事は、2010年9月政府税制調査会の専門家委員会 に設置された国際課税小委員会の第1回目に特別報告を行ったことです。

政府税制調査会に提出された資料はここをクリック。その中に日経新聞に載った「人道支援の税制創設を 国際運輸に定率で」も入っています。 

この年は、日本政府が革新的資金調達に関するリーディング・グループ(国際連帯税等を推進したい各国政府の集まり)の議長国になり東京で大規模な総会が開催され、また政府税調でも国際連帯税をメインとした国際課税小委員会が設置され議論するなど、もっとも連帯税実現に近づいた年でした。しかし、同年ナショナル・フラッグであった日本航空(JAL)が倒産し、また全日空(ANA)も空前の赤字に転落するなど、国際連帯税の第一弾となる(はずの)航空券連帯税は、結果として見送られてしまいました。

ところで、金子先生は1930年11月生まれですので、この年ちょうど80歳となられました。その後は外での講演などは控えられましたが、私たちは日本リザルツの白須代表の方からことあるごとに先生に連絡し、助言をいただいていました。そしてみなさんもご存じのように、本年7月26日開催した「SDGsのための国際貢献と国際連帯税を考えるシンポジウム」にも激励のコメントを寄せてくださりました。

以上から分かりますように、金子先生は租税法のオーソリティーでありますが、決して学問や法解釈の世界に閉じこもっていたのではありません。途上国の紛争や貧困・飢餓、とくに子供たちの苦しみに胸を痛め、その救援のための方法として税制の面からアプローチを試みたという点で、まさに実践家でもありました。門下生はもとより先生の教えに学んだ学生は数知れず、そしてかなりの人が政財官の中枢を担っていると思いますが、ぜひとも先生の国際人道税構想を忘れてほしくないと思います。

最後に金子先生の教えです。とても遠大なものです。「国際航空旅行は国外における消費行為であるから、国家の課税権はこれに及ばないのではないか、という批判がありうるが、国際航空券税は、 国際社会が課税権をもっている消費行為に対して、国際社会がまだ徴税機構を持つほどに組織化されていないため、各国家が国際社会に代わって徴収し その税収を国際機関に転送する仕組みであると考えるのが、グローバリゼーションの時代に適合しているといえる」(金子宏「人道支援の税制創設を」)。しかし、今次の国際観光旅客税は日本が(勝手に)自分たちだけのために使っているという点で、課税権の越権行為と言えましょう。

★写真は、平成24年度文化功労者に選ばれたときのもの(文科省Webサイトより)。

報告:田中徹二(グローバル連帯税フォーラム・日本リザルツ理事)

posted by resultsjp at 23:26| Comment(3) | 国際連帯税の推進

家族の連帯も深まった一日

日本リザルツ恒例のサンキューセミナーが26日にありました。
7月の国際連帯税シンポジウム、9月のグローバル・フェスタにお手伝いとして参加させていただいた家内が昨日のセミナーにも来てくれました。お揃いのACTIONのTシャツで受付などの準備作業に精を出していました。会議終了間際に参加した会社帰りの息子も撤収作業に加わりました。3人で協働作業をすることで話が弾みます。結核対策に対する理解が深まるとともに、家族の連帯も深まった気がします。家族揃ってお手伝いできる機会を与えてくださったリザルツに感謝申し上げます。
                                                MK

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posted by resultsjp at 15:36| Comment(3) | 情報

祝!金子宏東京大学教授に文化勲章

日本リザルツがいつもお世話になっている租税法学の日本の第一人者金子宏東京大学名誉教授に、この度、文化勲章が贈られることになりました。租税法学者が文化勲章を授与されるのは初めてだそうです。◎ニュース:文化勲章に一柳慧氏ら 文化功労者に都倉俊一氏らhttps://www.asahi.com/articles/ASLBM6G7LLBMUCLV00T.html東京大学名誉教授の金子宏先生は租税法の大家であり、税法を学ぶ学生にとっては、先生の『租税法』(弘文堂)は必読文献です。また、国際連帯税をはじめ、日本リザルツが実施する活動にお電話などでいつも貴重なアドバイスを下さっており、先日行われた国際連帯税フォーラム等にメッセージをお寄せ下さるなど、とても温かい先生です。
先生は、1990年代の終わりに、国際航空の運賃に少額の税をかけ、その税収を主に途上国の紛争等で苦しんでいる子どもたちを救うための財源にすべきという国際人道税を提唱されました。白須も早速電話で「おめでとうございます!」とメッセージを伝えたそうです。日本リザルツスタッフ一同、金子先生のますますのご活躍を期待しております。◎租税法 <第22版>の紹介はこちら。http://www.koubundou.co.jp/book/b285924.html(はるか)
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世界銀行がケニアに提供する

ケニア人スタッフDickenのブログ記事の和訳文をご紹介します。

ナイロビカウンティー政府は、衛生が広い意味で健康と結び付けられるように、高圧洗浄装置を搭載した2台のナイロビ市下水管洗浄車を受け取った。水、下水道省からの5400万は、排水路の障害物を取り除き、水路システムを修復するためのものだ。

政府は、世界銀行から受けた資金で、水と下水道サービスをより良く利用する企画のため、追加の資金調達をして、車を購入した。
2018年10月19日金曜日ナイロビのマジハウスで、ナイロビ知事、下水道施設補佐官が参加の下、車のサービス開始を祝して式典が開かれた。

『ナイロビ市は、大きな挑戦を挑み続けてきた。糞尿があふれ出す下水路とマンホールで、障害物を取り除き続けてきた。』
この車は、清潔を改善していく手助けとなるであろう。市を通り抜ける流水量を増やし、下水道を増やすだろう。そして、水によってもたらされてきた病気をなくすことによって、住民の健康水準を向上させることであろう。

下水道施設補佐官は、続けて言った。政府は、国中の全ての町で、公衆衛生プロジェクトからの恩恵を受けられるよう、アフリカ開発銀行と73億シリングの補助金獲得の交渉段階にある。こうした動きは、商売を繁盛させ、産業界の成長を活気づけることになるだろう。


キリマンジャロの白い雪
posted by resultsjp at 01:40| Comment(3) | ケニア

サンキューセミナー (国際連帯税)

10月26日、日本リザルツ会議室にて外務省地球規模課題総括課の甲木浩太郎課長と、横浜市立大学教授
の上村雄彦先生をお迎えしてサンキューセミナーが開催されました。
会議室を埋め尽くした参加者で、甲木課長の熱のこもったお話、その中に国際連帯税フォーラムでの河野大臣とのエピソードもあり、参加者の皆さんも熱心に聞き入っていました。上村先生はスイス・ジュネーブでの
生活等も楽しく紹介されて、とても興味深く拝聴致しました。
最後に浅野理事長等、参加者からの質疑応答があり、最後まで真剣な討論が交わされました。

尚、開催の準備にあたりボランティアの門井さん、小平夫人、小平ご子息のご尽力がありました。
どうも有難うございました。

HS

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