2018年11月18日

ケニアは、地域の予算から医療への再投資をしなくてはならない

日本リザルツケニア事務所スタッフDickenのブログ記事邦訳を紹介します。

最近発表された医療報告によると、2019年から2022年の間でケニアにおけるHIV、結核、マラリア対策に必要とされる金額は、総額84億シリングにのぼるという。

この金額は莫大であり、ケニアの国家予算単独で賄うことは出来ないため、この資金の大部分は、グローバルファンド、アメリカ政府、そしてその他のドナーからの寄付をあてにしている。

ケニアの医療費は、このところの最新医療事情とともに高騰している。国がユニバーサル・ヘルス・ケア(UHC)を達成するために、現在の海外協力投資から、国家、地域政府はもちろん民間部門といった国内資産による資金拠出へと移行させる必要がある。

ケニア国内医療資産運用会議において、医療部門筆頭書記タム氏は述べた。もし、適切な処置がなされれば、ケニアは、医療部門賃金を賄うことが出来る。この会議は、寄贈者に頼り過ぎるのではなく、地域的に医療部門を強化するために資金を集めることを目的としていた。

彼は続けて言った。外国からの資金は、それが国の政府からの資金であれ、病院や薬局で集められている資金でさえ医療部門に再投資されるべきだと。

会合で明らかになったのは、病院スタッフに賃金が支払われておらず、薬が購入されていないという理由で、人々が病院へ通っても充分な薬が貰えなかったり、サービスをするスタッフが不足していたりすることの主要な原因は、入ってきた資金の運用における失敗にあるということであった。

ケニアで行われている国民投票の議論で、医療議院委員会は、より良いサービス提供のためにはどの分野に注力し、またどの分野は政府に管轄を戻すべきであるかを協議中である。



キリマンジャロの白い雪
posted by resultsjp at 21:21| Comment(2) | ケニア

効果的な医療を保証するための、ケニア政府による大胆な対応

日本リザルツケニアスタッフCalvinのブログ記事の和訳文をご紹介します。

社会と国の繁栄には健全な健康と福利が基本となる。基礎的な医療(以下「PHC」)は、全ての国民の健康の達成にとって重要な役割を果たすものである。

PHCは医療システムにとって必須の要素であり、利便性、手頃な価格、費用対効果、質、公平性、総合性、統合性、更には人中心の制度を確保するうえで欠かせないものである。

健康に関するニーズの90%はPHCで満たすことができるため、強靭なPHCに基づく医療は、保健行政においてよい成果をもたらすということがこれまでの事実から立証されている。

このため、ケニアは全ての国民の健康の達成に向けた布告を採択した。ケニアは、医療において目覚ましい進展を遂げている。平均寿命は1978年に48歳であったものが65歳と伸びている。

シシリー・カリウキ保健相により国会健康委員会に提出された医療報告書によると、5歳児以下の乳児死亡についても、出生児1000人当たり175人から54人へ、妊産婦死亡も10万人中800人であったものが362人にまで減少している。

このことは第一に、人口全体並びに個人段階両面において、強靭な医療制度を通じて国民の健康と福利を優先し、その促進と予防を図ってきたことに起因している。

第二に、誰でもまたどこでも、質が高く、安全で、総合的かつ統合的であり、利用しやすく、手頃な価格で得られるPHC と医療制度を推進したことによるものであり、これは、熱意、敬意と尊厳を兼ね備え、十分な訓練、技術の習熟、高い動機付けと熱心さを備える専門医療従事者によるのである。

このように、健康施策の成功は、先見性が高い医療、予防措置と健康増進に向けて地域段階で適合させる、PHCを中心に据えた取組みに基づくのである。

MK
posted by resultsjp at 14:05| Comment(3) | 情報

カンゲミヘルスセンター結核検査技師サイモン氏のご紹介

日本リザルツケニア事務所ではカンゲミヘルスセンター結核検査技師と一緒に、結核抑止に向けてどういった対策講じるべきかを日々話し合っています。そこでは、ヘルスセンターの修復等ハード面はもちろん、医療サービスを提供している人材についても、積極的な意見交換をしています。今回は、カンゲミヘルスセンターの結核検査を担当するサイモン氏を紹介します。

私が、サイモン氏に初めて会ったのは今年6月のLAMP法研修時でした。彼はとても穏やかな性格ですが、研修時には、黙々と作業に取り組んでいます。彼の強みは、検査中の集中力と丁寧な仕事ぶりで、これは栄研化学の講師の方を始め結核専門家の三浦氏も驚いていらっしゃいました。

先日、私がヘルスセンターを訪れた時は、彼は結核患者の治療経過を見るための塗抹検査を行っていました。この検査法は作業が煩雑なのでで、「便利なLAMP法がカンゲミヘルスセンターに導入されてからは、塗抹検査による結核診断を行うことが面倒に感じる時がある」という声を他の検査技師から聞いていました。
そんな中でも、サイモン氏は嫌な顔をせずに、塗抹検査を黙々と行っていました。私は、彼のような人が検査技師の鏡であると感じました。

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(智貴)






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