2019年04月05日

日本リザルツケニア人スタッフの投稿記事を取纏め掲載

日本リザルツのケニア人スタッフにより現地情報がブログに投稿されています。これらの情報には、UHC、ケニアの結核、AIDSなど感染症の実態と保健省の対策、カンゲミ事業の進捗状況等の情報を始め、清掃、栄養、水、ゴミ、トイレなど多様なトピックスとなっており、ケニア人スタッフならではの貴重な情報となっています。

そこで、本年2月以降4月までの現地情報のうち主なもの(日本語版)を時系列的に掲載することとしました。

本年は6月のG20、8月のTICAD7、2019年にはN4G(栄養サミット)等々主要イベントが目白押しですが、東京のスタッフも現地情報を機敏に把握することでより効果の高いアドボカシー活動を進めていきたいと思います。多忙な業務の中で貴重な情報を送っていただいているケニア人スタッフに心より感謝します。

MK
posted by resultsjp at 16:45| Comment(4) | 情報

大使館訪問

ケニアスタッフHildaの投稿を和訳した文をご紹介します。

私達は、1月30日の夕方に執り行われた調印式に招待され、初めて在ケニア日本国大使館を訪れました。
そこでは、大使館スタッフとユニークで外交的なひと時を過ごし、日本茶を振舞っていただきました。
私は、大使館の方々のおもてなしと、大使館の建物の造形や優美さに感銘を受けました。
重要なことは、優子さんがプロジェクトの文書に署名をしたことでプロジェクトの第3期を開始できるようになったことで、私のやる気も高まってきたということです。
このプロジェクトを成功させてくださった皆様に感謝申し上げます。


Hilda
posted by resultsjp at 16:45| Comment(3) | ケニア

ごみ問題を優先的に取り扱わなくてはなりません

ケニアスタッフHildaの投稿を和訳した文をご紹介します。

収集されない都市ごみは、ナイロビにおいて最も目に付く環境問題です。街中の多くの場所、特に低所得や中所得地域では、ごみ収集システム自体がありません。
高所得地域では、民間のごみ収集業者が続々と誕生しています。居住者は、ごみが最終的にどこに捨てられるかを気にすることもなく、業者にごみ処理費用を支払っています。
ナイロビが現在保有するごみ処分システムでは、インフラの問題、そして関係者の管理及び訓練不足によりごみ処理を優先することができませんでした。
ごみ処理に携わる民間部門を管理するための法令もありません。
報道によると、カウンティー政府は日々生み出される2,475トンものごみを処理することはできないと述べたといいます。
持続的なごみ処理のために変化が必要です。知事の取組みにより、一部の地域がきれいになりましたが、その取組みは一定期間のみで、その後状況は元に戻りました。
幸運にも、JICAがナイロビとの間で持続的な都市ごみ処理システムの開発について同意を結びました。


Hilda
posted by resultsjp at 16:42| Comment(3) | ケニア

ケニアにおけるUHCの意義

ケニアスタッフHildaの投稿を和訳した文をご紹介します。

ケニアの憲法及び展望2030では、健康保険プログラムの拡大及び実施によるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)について提言が述べられています。
ケニアはUHCの推進に向けて前進を続けています。保健省のシシリー・カリウキ長官によると、4つのカウンティーに住む320万人以上のケニア人が、政府が策定している新たな保健政策の恩恵を受ける最初の対象者となるということです。
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・プログラムの恩恵を受けるのは、キスム、イソロ、ニェリ、マチャコスといったカウンティーです。
健康な国づくりに焦点が移っていますが、それは各家庭で必要な栄養が取れるようにすることです。栄養状態の改善はUHC達成の助けとなり、5歳未満の子どもの死を減少させ、それにより人間開発を進めるものです。
保健情報システムの強化を助ける、ICTサービスへのアクセスやインターネットへの接続は、雇用機会を創出し、若い人々がギャップを埋めるために必要なスキルを取得するよう促します。
保健従事者のためのシステムの再構築、データ生成及びデータ管理、そして能力開発というのは、社会の発展を促進し、UHC達成の助けとなる分野です。
UHCの達成は、ケニアを新興国、中所得国に変化させ、清潔で安全な環境の中、全ての国民に高い生活の質を提供することを目標としたケニアの2030年展望を達成する上で最も重要なことです。


Hilda
posted by resultsjp at 16:35| Comment(2) | ケニア

もうひとつの成功したトイレと衛生改善事業

ケニアスタッフDicken Muchenaの投稿を和訳した文をご紹介します。(2月26日付)

日本政府は1989年より、草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下,「草の根無償」)事業により地域の非政府機関に対して資金供与を実施してきている。本年、ライキピアのレテティ小学校が草の根無償事業を受ける数校の一つとして選定された。同小学校は、就学前教育センター(ECDE)として2009年に創立さた公立小学校である。

本事業開始以前は、1年生から4年生までの230名が就学し、生徒は2つの準常置学級と2つの常置学級とに分かれ、生徒はECDEの子ども達と学校施設を共有している。学校には12個の机があるだけで、生徒たちは床に座るといった状況にあった。

また、学校の衛生施設は不十分で劣悪な状況にあり、プライバシーにも欠けるような状況にあった。これは、教育省の推奨する性別の基準も満たすものではなかった。学校には事務室は無いことから、父兄、教員、生徒との会合も屋外で行われていた。本事業の完了によって、生徒の就学数は現在では1学年から5学年までの380名となり、65%増加となっている。

現在、学校には、4つの新規教室、一つの事務室、新たに十分な男女別衛生設備、学校家具、学校周辺フェンスなどの設備が設置された。

メディアのアフリカニュースによれば、ライキピア地区での譲渡式典は、ライキピア郡では
2019年2月26日に予定されており、日本大使館の高嶋2等書記官の出席が予定されている。

詳細は下記サイトを参照。
https://www.ke.emb-japan.go.jp/itpr_en/00_001079.html

Dicken

                                               MK



posted by resultsjp at 16:28| Comment(2) | 情報

ケニアにおけるECHOプロジェクトの強化

ケニアスタッフCalvinの投稿を和訳した文をご紹介します。(2月26日付)

アフリカECHOプロジェクトがナミビアで2015年に発足して以来、アフリカの数十か国が関わってきました。
ECHOプロジェクトは学び及び実践のための共同プラットフォームで、ヘルスケアを届けるシステムの向上を目的としています。このプロジェクトにより、HIV、結核、がん、コレラやエボラと言った破壊的な疾病との闘いを有利に進められるような設備や器具が現場の保健従事者にもたらされます。
ケニアは結核により大きな負担を強いられており、グローバルファンドの統計では年間43,000人が亡くなっています。
ケニアは、多剤耐性結核や小児結核に対するケアや治療の強化に焦点を当てた3つのECHOプログラムを採用しています。
結核プログラム・ケニアは、実施対象地区を選定し、ECHOプロジェクトを実施した。国中の結核コーディネーターにもまた、毎週火曜日にECHOセッションにログインできるようタブレット端末が配布されました。
いくつかのヘルスセンターの位置も割り出され、病院やヘルスセンターへのテレビの設置も行われており、ヘルスケア従事者や患者に結核やがんといった命に関わる病気についての情報を提供しています。


Calvince
posted by resultsjp at 16:26| Comment(2) | ケニア

美化活動は包括的に行ってこそ

ケニアスタッフHildaの投稿を和訳した文をご紹介します。

国連人間居住計画(UN-Habitat)のマイムナー・モハメド・シャリフ事務局長は、ナイロビカウンティー政府が実行している美化プログラムに目を止め、マイク・ソンコ知事について、いい仕事をしていると称賛しました。シャリフ事務局長はカウンティー政府による活動を見て大いに感嘆し、これは包括的なアプローチであり、街を魅力的にするだけでなく、環境をクリーンでグリーンに保つものであると述べました。

詳しい記事はこちらhttps://www.tuko.co.ke/292575-mike-sonkos-nairobi-beautification-programme-wins-international-applause.html#292575

環境美化は、ケニアッタ国際会議場で11月27日(火)に開催された、持続可能なブルー・エコノミーに関する国際会合においても主要な議題でした。シャリフ事務局長によると、美化プログラムはとても優れたアイデアで、これによりナイロビが緑の街になるとのことです。
ソンコ知事は海洋、湖沼及び河川の汚染を全人類に対する危険と称し、終わらせるよう呼びかけました。彼は、ケニア政府が最近行ったビニール袋使用の禁止政策を歓迎し、この決断により水域に行き着くプラスチックの量が劇的に減少したと述べました。「私達はみんなの環境を保全しなくてはなりません。海洋、湖沼及び河川の汚染は全人類を危機にさらします。ケニアは最近ビニール袋の使用を禁止しました。ビニール袋の大半は、最終処分場に行き着き、そこから水域に入り込んでいました。」と述べたのです。
これらのことから、ナイロビ周辺地域は脅威にさらされています。ソンコ知事にカンゲミ、キベラ、マタレや他の地域を訪れて欲しいとどれほど強く思ったことでしょう。公平な開発目標のため、これらの地域の清掃及び美化を再検討することも重要です。
日本リザルツケニア事務所としては、ソンコ知事にこれらの地域が置かれている状況の概要を知らせなくてはなりません。チームワークとアドボカシーが効果的であると思うので、それが重要となります。

Hilda
posted by resultsjp at 16:20| Comment(2) | ケニア

カンゲミの水の状況

ケニアスタッフPaulineの投稿を和訳した文をご紹介します。(3月25日付)

先週の金曜日、ケニアも世界の他の国と共に世界水の日を祝いましたが、国連によるとその人口の40%は水資源へのアクセスがないとされています。
カンゲミは人口密度が高く所得が低い都市部であり、安全な飲み水の供給を欠いていると言えます。
居住者達はナイロビの水供給業者から週2回水を受け取りますが、家庭内での使用する量には十分ではありません。
彼らは1週間持つように水を節約して使うことを強いられ、そうでなければどこの水源から水を持ってきているか分からないような供給者から買うことになります。
このことが、彼らをコレラや腸チフスと言った水を介した病気の危険にさらしています。


Pauline
posted by resultsjp at 16:00| Comment(2) | ケニア

技術と研究開発が必要

ケニアスタッフDickenの投稿を和訳した文をご紹介します。(3月26日付)

結核研究所の加藤誠也所長によると、日本は結核の終息に向けて大きなうねりを起こしてきました。このことは、国民健康保険法に基づいた、医療への平等なアクセスにより可能となりました。
日本政府は公的資金によるスクリーニングの仕組みを作り、そのプログラムを適切に実施しました。適切な報告システムによる保健所の徹底管理も行われました、
このことが、結核高まん延国に対する支援を日本が主導することのゆえんとなりました。栄研化学のTB Lamp のような技術の進歩は、簡単で早い結核診断を可能としました。
富士フイルムによる取組みで、喀痰の代わりとして尿を使用する試験法もあります。この取組みは、患者の大半が唾液など誤った検体を提出することで誤った診断結果が出るということを考慮すると、意義があります。
最も重要なのは、結核を抑制及び予防するための技術革新に充てる予算が増額されたということです。世界で結核を終わらせるためには、研究開発もまた鍵であるとされています。


Dicken
posted by resultsjp at 15:55| Comment(3) | 結核

簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)

ケニアスタッフPaulineの投稿を和訳した文をご紹介します。

BDHQは国家の栄養状態を改善する上で基本となるツールです。
東京大学大学院医学系研究科の佐々木教授により開発されました。
このツールを使えば、私達が過去30日間で食べたものを15分以内で知ることができます。このような情報は、非感染性疾患の危険がある個人に対して実際に注意喚起をできるという点で有用です。
そのような人が専門家から栄養についてアドバイスをもらえれば、良い栄養習慣に導かれて健康状態を改善できます。
このことで糖尿病、高血圧、肥満などで診断を受ける人が減少し、健康な国づくりにつながります。


Pauline
posted by resultsjp at 15:50| Comment(2) | 栄養

日本の知見でTICAD7を成功に

ケニアスタッフHildaの投稿を和訳した文をご紹介します。(3月26日付)

GGG+フォーラムは、その成果やその完全性において素晴らしく、主催者は保健の核となる要素に焦点を当てることで人間の尊厳を保持するという最上の動機を持っています。
特に、マラウイのバンダ大使もおっしゃったように、アフリカの開発途上国への支援に重点を置くことで、これまでに大きな成果がもたらされています。
アズマ博士によると、結核との闘いに勝つためにはコミュニティーに根差した手法を取る必要があるそうです。コミュニティーの人たちは誰が結核菌を保持しているかということに詳しく、効果的に対策を進める上で助けとなります。
日本の知見をアフリカへという議題においては、日本の知見をアフリカへ持ち込む際に直面する課題について質問がされました。回答の中には、課題は確かにあるが、日本という特殊な環境で行われたということを考慮して、普遍性がどこにあるのか調べることが道であるというものがありました。
それに加え、実際に現地で把握した各国の事情に合わせることが必要ということも述べられました。
議論がなされた疾病のうち、顧みられない熱帯病(NTDs)について語られることが最も少なく、軽視されているようでした。しかし、少なくともGHITファンドは多くの人に忘れられているものの、開発途上国において何百万という人に影響を及ぼしている病気に取り組んでいます。

Hilda

GGG+フォーラムは皆で作り上げてゆくものだと思います。その自由度と、根っこにある思いという点がGGG+フォーラムの良さではないかと思っています。
UME
posted by resultsjp at 15:45| Comment(2) | GGG+フォーラム

清掃活動

ケニアスタッフHildaの投稿を和訳した文をご紹介します。(4月2日付)

清潔な環境づくりを広めて、カンゲミの施設やコミュニティーに大きなインパクトを与えるという日本リザルツの目標に真に沿うため、大人たちでごみ収集隊を結成しました。
ごみは長期間放置されると不快なものとなります。参加者は助け合いを愛する人々で、このイベントは世界結核の日に合わせて行われたものですが、彼らは清潔な環境がもたらす効果を確信しているため、清掃活動を最も重要なイベントと捉えていました。
既に述べられている通り、この施設は保健施設ですが、ここで行われる清潔さについてのアドボカシーはとても重要で、欠かすことができないものです。
注意深く見ていない限り、ごみを度々見逃してしまい、そのごみは周囲に紛れてしまうでしょう。だからこそ、それらのごみが溜まって大きくならないように、こまめに掃除をする必要があるのです。
しかし、ごみの捨てられている場所はさらにごみが溜まり、ごみのない場所はきれいなままという傾向があることが分かってきました。
それは私達が無意識のうちに従う社会規範の一部であり、自然の多い場所はそのままの状態が続くといったようなものです。
大きなインパクトをもたらすため、この活動は施設の規模にとどまりません。周辺環境が非常に清潔な状態に保たれるよう、コミュニティーに影響を及ぼして参加を促す計画が実行に移されています。
この計画はさらに、オピニオンリーダー、青少年、女性、コミュニティーに根差した団体やその他のステークホルダーを巻き込んでいきます。
4月末までに、今年のコミュニティー清掃の開始を告げる清掃イベントを開催します。
これはコミュニティーのメンバーの振る舞いに影響を及ぼす継続的な取組みとなり、持続的なイニシアティブとなると信じています。

Hilda
posted by resultsjp at 15:35| Comment(4) | ケニア

【外務省報道】多剤耐性結核の解決やUHC達成に向けてUnitaidを資金援助

Unitaid(ユニットエイド:国際医薬品購入ファシリティ)への拠出資金を航空券連帯税で充当することができずまことに残念ですが、「多剤耐性結核といった国際的な課題解決やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成に向けて」日本政府が国の予算でUnitaidを支援することはたいへん意義あることと言えましょう。途上国での深刻化する結核問題は、下記をご覧ください。

【外務省】マルモラUnitaid (ユニットエイド)事務局長による山田外務大臣政務官表敬

 4月2日,山田賢司外務大臣政務官は,レリオ・マルモラUnitaid (ユニットエイド)事務局長(Mr. Lelio Marmora, Executive Director, Unitaid)による表敬を受けたところ, 概要以下のとおりです。

 1、山田政務官から,日本企業が誇る治療薬の技術を活用して多剤耐性結核に対する新たな結核治療法を確立するための事業として,平成30年度補正予算により,Unitaidに対する拠出を決定した旨伝達しました。

 2、マルモラ事務局長は,拠出への謝意を述べるとともに,Unitaidがイノベーションの推進を通じて疾病の治療を大きく改善していること, また, 民間を含めた日本との関係構築を目指している旨述べました。

 3、山田政務官とマルモラ事務局長は,多剤耐性結核といった国際的な課題解決やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成に向けて,双方の協力の下,貢献していくことを確認しました。

【参考】Unitaidとは
 2006年,フランス政府の提案により,開発のための革新的資金調達を目指し,主に途上国における医薬品のアクセスの向上を目的として設立された国際機関。歳入の半分以上は,各国の航空連帯税等から拠出されている。


深刻化する途上国での結核問題(日本リザルツのHPより)
 結核(TB)は世界三大感染症の一つで、貧困の病気として現在でも毎年190万人が命を落としています。HIV/AIDSとの二重感染も深刻で、HIV感染者の死因第一位が結核です。多剤耐性結核患者、超多剤耐性結核患者の発生も後を絶ちません。アジアでは特に深刻な問題であり、日本もいまだ結核中蔓延国。結核は過去の病気ではありません。…以下、省略。

【インフォメーション】
●C20サミット:シンポジウム「SDGs資金と使途:国際連帯税とUNITAID」
 SDGs funding and use of it: International Solidarity Levy and UNITAID
 ・日 時:4月22日(月)13:30〜15:00
 ・会 場:虎ノ門ヒルズフォーラム 虎ノ門ヒルズ森タワー5階 Room B
        アクセス:http://forum.academyhills.com/toranomon/access/
 ・報 告:上村雄彦・横浜市立大学教授ほか 詳細は、http://isl-forum.jp/archives/2754
 ※申し込みはこちらから(日本語登録サイト)⇒締め切りが4月7日(日)ですので急いでください
  http://www.civil-20.jp/blog/190320-c20-registration-is-open
  ⇒国際連帯税関連のシンポジウムに参加するには「 C20サミット2日目(4月22日・月曜日)に参加しますか」のところをチェック

posted by resultsjp at 12:15| Comment(2) | 国際連帯税の推進