2019年04月11日

米国での麻疹(はしか)の大流行でニューヨーク市は公衆衛生の非常事態宣言発表

4月12日付の朝日新聞は、「はしか 米で大流行」のタイトルで、4月9日に、ニューヨーク市において公衆衛生の非常事態宣言が発令されたことを報じています。デブラシオ市長の記者会見の様子とはしかのワクチン注射を受ける赤ちゃんの写真が載っています。市長のメッセージはズバリ、「DON’T WAITE. VACCINATE」です。
記事では、「米国での感染は、ニューヨーク、西海岸北部など19州に広がっている」、「感染の原因は、東欧、イスラエルを訪問した旅行者がウイルスを持ち帰ったことでワクチン未接種の人に感染した」、「各州が学校に通う児童に必要なワクチンを定めているが、宗教的理由や個人の信条でワクチン接種を免除できる州が大半」、「ワクチン接種義務化が個人の自由を侵害すると考える保守層も多い」、といったことや、「幼児のはしかのワクチン未接種率が上昇」、といった内容です。また、WHOは、「公衆衛生上の10の脅威としてワクチンを避ける態度」、を挙げているということです。米国のはしかの流行の今後の動向に目が離せないところです。

米国でのはしかのニュースの一方で、3月末に行われた「ユニセフ議員連盟・世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟合同議員連盟会合」でも、先進国での反ワクチン運動に懸念を示す意見がありました。また、発表者から、「経口の生ワクチンを打つと、統計的に200万から400万の一の確率でやはりポリオになるという事態がある」こと、このため「住民の皆さんの理解を得ること、これが非常に難しい」とのご指摘もありました。このようにポリオの生ワクチンによる副作用の確率は極めて低いのですが、心配する人がいることも事実です。現在、パキスタン等ではポリオ根絶に向けてJICAの青年協力隊員等現地の担当の方々が、ポリオワクチンを住民に届けるため日々ご苦労されていますが、住民一人一人の理解を得ることも課題の一つであるとのことでした。

いずれにしても、ワクチンがポリオを始めとする病気の予防に不可欠であることは紛れのない事実です。ニューヨークでの麻疹の流行のニュースから、改めて科学的な理解が重要であることを認識しました。
                                         MK

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posted by resultsjp at 19:53| Comment(4) | 情報

カンゲミの結核患者の声

日本リザルツケニアスタッフ、Calvinの投稿を和訳した文をご紹介します。

研究所による推計のデータと沿うように、結核の疑いありと診断される件数が急増しています。
このことは、結核の感染リスクを軽減するためにあらゆる予防措置が取られたにもかかわらず、結核感染率が上昇していることを表しています。
取られた措置には、コミュニティ・ヘルス・ボランティア(CHV)、ヘルスケア従事者、ヘルスセンターや日本リザルツなどのNGOによる保健教育や啓発活動も含まれます。
カンゲミ地区の結核検査所で、TB-Lampという名の、結核診断に有効な新機種を使用していることが、結核患者発見の増加につながっていることも事実です。
この機器により病気の早期発見が可能となりますが、結核患者であるということが分かりしだい、治療を開始することが重要です。
例えば、19歳のオスカーさんは非常に体力が低下しており、バガティ地区病院を含めいくつもの医療機関を受診したものの結核の発見には至らず、そうする内に彼の症状はさらに悪化してしまいました。
カンゲミ地区の結核検査所で彼が結核を患っていると発覚しました。それ以降彼は健康を取り戻し、今年の5月の新学期から学校に戻って学業を修める予定です。
今年に入ってから、結核による死者の報告はありません。この方法は結核と診断された人の死亡率を低下させる助けとなると信じています。
Calvin
posted by resultsjp at 17:27| Comment(3) | 結核

分類集計マシーン

 経理担当として、データの分類集計の方法をいつも工夫しています。日本リザルツの経理ソフトを少し改良しました。改良と云ってもソフトを変更できませんので、設定を少しだけ工夫しました。理由は会計ソフトが通貨別ドル、円やケニアシリングで記帳ができないので、円貨でごっちゃになっていたんです。予算と実績の比較がうまくできなくて苦労しておりました。そこで、部門を工夫しました。
 経理を知っている方ならわかりますが、部門の設定です。部門といえば地域別だとか支店別事業別を思い浮かべると思います。その方法を少し改良しました。事業部門をもう少し細分化して事業別の通貨別にしたんです。いままで会計データといろいろな報告書がマッチングしなかったんですが、あら、まぁ、不思議。通貨別にすると比較できるんです。やったぁ。 (^^♪ 笑顔のまこちゃんです。
posted by resultsjp at 11:56| Comment(4) | 情報

医療廃棄物に関する調査

ケニア事務所メンバーDickenさんのブログ投稿を日本語でご紹介いたします。

先週木曜日と金曜日、ウェストランズサブカウンティの5つの施設内での医療廃棄物の実情を把握するミッションに、私たちは乗り出しました。

ウェストランズヘルスセンター、カルラヘルスセンター、ローワーカベテヘルスセンター、ミワフルマヘルスセンターとカンゲミヘルスセンターを訪問しました。

私たちの病院訪問での衝撃的だった発見は、ナイロビ市カウンティにより行われるはずの医療廃棄物の収集が実施されていませんでした。実施されていたとしても相当長い期間廃棄物が放置された後に行われていました。そのため、ものすごい量のごみの山が病院に積み上げられていました。

(ナイロビ市)カウンティは、人的資源とごみ収集トラックが不足していると主張しています。

各施設は、善意の人々との間のごみ収集に関するパートナーシップに頼っています。ローワーカベテとカルラヘルスセンターについては、毎週ごみの回収が実施されるよう(アメリカ)メリーランド大学が民間企業と契約の上、支援が提供されています。

ミワフルマヘルスセンターでは、非常に危険な状況です。使用期限の切れた医薬品廃棄物の山が病院のすぐ外に山積みになっており、収集されるのを待っているような場所でした。相当に長い期間、放置されています。

全ての施設に共通する事実は、医療廃棄物管理に重要な役割を果たす焼却炉がありませんでした。この事実は見逃してはなりません。

これらの病院で働く医療従事者らは、分類に従ってごみの分別と隔離することに関しての知識はあります。ただ、ごみ処分管理についての知識があっても、彼らは積極的に関わっていないため、定期的に指導が必要です。

病院の廃棄物は、一般ごみに比べて危険です。廃棄物には、使用済みの不潔な綿、使用済み注射器、使用済み手袋、血液・体液、使用期限切れ医薬品などの危険な物品が含まれています。

折に触れて、不十分な医療廃棄物の処分が様々な感染症を引き起こしていることが、ケニアだけでなく世界中で報じられています。

そのため、私たちの活動を通じて、これらの施設が医療廃棄物の管理を熱心に行うようになるよいきっかけになることを期待しています。

Dicken
posted by resultsjp at 11:47| Comment(3) | 情報