2019年10月06日

KokoPlusの展開を国際開発ジャーナルが紹介!


日頃からご指導を頂いている公益財団法人味の素ファンデーション様のガーナでのKokoPlus事業の模様が、国際開発ジャーナル誌10月号の「Toward 2030 SDGsフロントランナー」コーナーに、「ガーナ、ベトナムで栄養改善事業を展開」というタイトルで掲載されていますので、紹介させて頂きます。

KokoPlusの開発は、味の素(株)によりガーナ大学との共同プロジェクトとして2009年に始まりました。そもそもKokoとは、発酵トウモロコシで作られたガーナの伝統食です。このプロジェクトにより、地元の大豆原料、パーム油、リジン(アミノ酸)にビタミンとミネラルを加えることでバランスのとれた製品が完成されました。このことで、蛋白質や鉄分などの微量栄養素の不足による幼児の低身長などの発育阻害の予防に貢献する製品ができたのです。その後、栄養効果試験、地域別流通モデル試験等を重ねられ、2018年にはガーナ保健サービス局との協力覚書の締結に至ることで、全国展開の基礎ができたということです。

こうした現地での着実な展開にとどまらず、事業主体が味の素本社から味の素ファンデーションに移管されたという組織の高度化も注目されます。同ファンデーションの重宗之雄専務理事は、「社会課題の解決にインパクトある成果を出すため、SDGs実現においては、他団体との連携がし易い財団の形にして長期的視点に立って取り組むべき」、と指摘されています。

こうした多面的なご努力により、KokoPlusの受益者は、現在の15,000人(対象とする子供のカバー率2%)が、2023年には20万人(カバー率30%)に拡大する見通しとのことです。栄養改善事業を牽引する素晴らしいビジネスモデルがファンデーション様の主導で行われていることを学ばせて頂き本当にありがとうございます。                  MK


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栄養改善指導の課題

日本リザルツケニア事務所では、今年度、ウエストランズサブカウンティにある8つの小学校を対象に栄養・食事指導を行っています。
計170人分の一連の身長と体重の計測結果を分析したところ、ケニア保健省が定める成長ガイドラインに数値が満たない低身長・低体重の子どもが40人以上いました。つまり4人に1人が低身長、もしくは低体重なのです。
今回は低身長・低体重の子どもたちへのフォローアップも実施しました。栄養士のペリスさんは、卵や牛乳などの低価格なタンパク質を多く摂取するようアドバイスをしていました。
特に深刻な症状がみられる2人の子どもに関しては学校から保護者に連絡を入れ、公立の医療施設を受診し、無償でもらえる栄養サプリメントを早急に入手するよう通達を入れました。
ウエストランズサブカウンティには、カンゲミ、Deep Seaなどのスラムがあり、スラム街から学校に通っている子どもも少なくありません。
現にある学校では、ペリスと私が学校を訪問した際も、1セメスター500円ほどの学校管理費が支払えないため授業を受けられず、自宅に追い返されている生徒がいました。こうした生徒は1回30円の給食費を支払うこともできません。
改めて栄養と貧困が深い結びつきがあることを知り、抜本的な対策が必要だと痛感しました。
(かめ)
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