2020年02月10日

新型ウイルス、医療体制の脆弱国家、国際連帯

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新型コロナウイルス肺炎の感染がたいへん懸念されますが、幸い毒性が低いので栄養と睡眠を十分取りウイルスに負けないようにしましょう。

ところで、新型ウイルス感染地図を見ると、驚くことにアジアの一部や中東(除くアラブ首長国連邦)・アフリカ、南米には1人も感染者がいません。いないのではなく医療体制が脆弱なため見つけることができないのだと思います。 

【日経新聞】コロナウイルス感染マップ

世界保健機関(WHO)は131日「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言し、とくに「我々はウイルスが医療態勢の脆弱な国に広がることを最も懸念している」と言明。

また、昨夜のNHKスペシャルでも、押谷・東北大学教授は日本国内での対策強化と共に「今後、アジアやアフリカの医療体制の脆弱な国々にこのウイルスが広がっていくとより大きな被害が起こる可能性もある。これらの国々をどう支援するのかという視点も必要だ」と述べました。

【NHK】感染はどこまで拡(ひろ)がるのか〜緊急報告 新型ウイルス肺炎〜

では、脆弱な国々への支援のための財源をどうするのか。このことにつき、昨日朝のTBSの『サンデーモーニング』で、寺島実郎氏は今こそ短期的な対策だけではなく中長期的視点に立ち日本が中国、韓国に呼びかけ感染症に対する共同研究体制を作れと提言し、そのための財源として国際連帯税を挙げていました。「今や5000万人も日本を出入りしている。これらの人にひとり1000円ほど払ってもらい財源とする」、と。航空券や乗船券への課税ですね。

さらに番組の後半で欧州10か国での金融取引税の動向も紹介し、「グローバリゼーションで恩恵を被っているものが(グローバルなリスクに対する)コストを負担すべきで、これが現代の政策科学ではないか」と述べました。

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)


posted by resultsjp at 18:03| Comment(2) | 国際連帯税の推進