2020年07月22日

途上国の債務は??


G20財務相・中央銀行総裁は、テレビ会議で途上国の債務支払いの猶予期間延長を検討する方針を示しました。

G20では、途上国の債務のうち、2020年末までに支払期限を迎える債務元本・利息の返済猶予を打ち出していたが、2021年まで延長する案が今後検討されるそうです。その一方で巨大IT企業への課税を強化する「デジタル課税」は交渉が難航し、目標年内合意は見通せなくなったようです。                                     (Nom)

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2020年07月21日

「GGG+フォーラム」番外編 学生セッション(上)

ルポール麹町で13日、行われた「GGG+フォーラム東京・思いやりサミット2020」。コロナの感染が広がるという環境下ではありましたが、感染予防に配慮したうえで学生約50人が出席、なかなか出会えない登壇者らと議論を戦わせるという、これまでにない会となりました。


その前半の第2部「教育は世界を変える」の質疑応答を報告します。

 まず、口火を切ったのは、慶応義塾大学の渡部雅史さんです。

「世界をよりよくするのは、人間の力だ。領域、横断的に効果を及ぼすのが教育。優先度は高いが、さまざまな価値観があるので、教育を最優先にすると弊害も起きます。(弊害として)今起きることは、教育とコロナの共存。大きなチャンスととらえたい」と提案しました。

そのうえで、「オンラインに抵抗を持つ人もいるでしょうが、オンラインの授業で強みもあります。授業を何回も復習し、巻き戻すことができます。これは特に、途上国においても効果が大きいと思う。教師不足で教育が受けられない地域があるとしても、一人の教師が教材をつくればみんなが見られる。新型コロナを契機に、その強みもとりいれながら共存していけばいいと思っています」と語りました。


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続いて、早稲田大学の渡邊優紀さんが手を挙げました。

「オンラインの授業を受けていますが、オンラインの強みと質の低下も感じています。リアルで対面授業を受けているときに比べ、教育の質の差があります。年配の先生はパソコンを扱うのが得意ではなく正直、オンラインの授業の質がよいとはいえません。私はアルバイトで高校生に授業していますが、(彼らも)学校行事ができなくなってしまった。これが問題と思う。行事は協調性を育みます。人格形成が将来、積み残しになってしまうのではないか」と、問題を提起しました。そのうえで、教育の質をどう確保するのか、日本ができることは何かについて問いかけました。

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自身のタイでの教育支援の実体験をもとに悩みを吐露したのは宇都宮大学の国際協力サークルの「ナムチャイ(タイ語で思いやりの意味)」の藤倉理子さんです。

 「タイ東北部に教育支援をしているのですが、支援先の教育事情が改善している中、いつまで支援を続けるのかに悩んでいます。きっかけは大学にいたタイ人の先生ですが、今は学生だけで絵本や文房具を寄付しています。支援先の学校の設備もよくなり、奨学金の返済もできるようになったので、支援先を変えるためにヒアリングをしたところ、両親が失業し奨学金を返済できないと継続を感情的に訴えられました。支援を続けることで自立の妨げにもつながります。引き際をどうすればよいのか、教えてください」

 開発を持続的に支援していくことの根源的な問いかけでした。


 3カ月ぶりに大勢の人と会えたと参加の喜びを語ったのは同志社大の阿左美太一さんです。

「僕は、課題を考えることが教育と思っている。学校教育がすべて教育ではなく、先生が教えることがすべてではない。教育とは何をさしているのか教えてほしい」と、根源的な質問から入りました。

第2部で登場した社会課題解決のために考えた遠隔操作ロボット「アバター」に触れ、「とても面白い。京都で観光ボランティアガイドをしているが、旅行気分を味わえる」と感想を述べていました。

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上智大1年の学生からは「偶然がもたらすセレンディピティは重要。オンラインで教室に行かなくなり、友達との交流がなくなってしまった。教室やサークルでの出会いがなくなり、メンタルヘルスの問題を抱える学生もいます。友達で2、3人うつ傾向になってしまいました。それをテクノロジー、政治でからどう解決できるのか、教えて下さい」と質問を投げかけました。


これらの質問に対して、早稲田大の黒田一雄教授が「コロナの今の状況をチャンスととらえることも重要。これまでもオンライン教育を進めたかったが、できていなかった」としたうえで、「学習の個別化が進み、教室で多くの学生に同じ教育を行うのではなく、インクルーシブな教育をつくっていくという考えがあり、その意味ではチャンスです。また、教育とはなんなのか、メンタルヘルスの問題、教育の全体を促進できていない、目的をかなえていない、という問いかけが(学生から)ありましたが、オンライン教育の限界もあります。それをどう解決するのか、ということが新たな問題として提示された」などとまとめて回答、時間切れとなりました。

 学生の質問は、実体験に基づいた、よいものばかりでした。時間があれば、面白い議論を深められたかと思います。次回の課題にしたいと思います。(杉)

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「GGG+フォーラム」番外編 学生セッション(下)

2020713日(月)に行われたGGG+フォーラム。アンケートの中では、「同世代の学生の皆さんの意見や問題意識を感じ、刺激になりました」「もう少し議論をしたかった」という声も寄せられました。


以下、学生さんと登壇者とのやり取りを紹介させていただきます。後半です。


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【ランチセッション】


宇都宮大学・藤倉理子氏

今日は不要不急ではないと言い聞かせて、宇都宮から出てきました。この会場では、みんなでマスクを外してご飯を食べています。招待されている身分で本当に失礼な質問ではありますが、この会場、距離、食事の仕方というのは専門家から見てどうなのでしょうか?これからの生活の中でどこまで気にしていくべきなのでしょうか?


長崎大学・山本太郎氏

個人的には、集団が緩やかな感染の中で免疫を獲得することが大切だと思っています。20年、30年ノーリスクで感染しないというのを目指しているわけではなく、コロナ感染で亡くなりそうな人を救っていくことが大切です。リスクの許容は年齢によっても異なります。今日のような場所は高齢者で行わればリスクが高いでしょうし、学校でこのような形で食事を摂るのは今の段階で許容できないほどのリスクではないのかもしれません。それぞれのシチュエーションで違うし、それをどう捉えるかについて統一的な一つの基準があるのかというのも難しい問題です。


国際感染症センター・大曲貴夫氏

三密で考えると、まず密閉されているかどうかです。ここはそれなりの空気の流れがあるので大丈夫だと思います。次に、距離の理想は2m。でも、2m空けて社会生活をするのは正直なところ結構大変です。もちろん取れるのであれば取った方が良いですが。そして、親密かどうかです。食べたり歌うことで飛び散ったコロナウイルスを他の人が吸うと感染の可能性があります。それを防ぐためにはマスクをします。マスク着用の効果は、自分がかからないようにというよりは、むしろ、こういう場で他の人にうつさないようにすることにあります。論文も出ています。そのようなわけで、マスクをしていれば大丈夫ではないかと思います。3密を厳密にやろうとすると社会生活が難しいですが、それをマスクで補うという感じです。


宇都宮大学・藤倉理子氏

食事のときはマスクを外さないといけませんよね?


国際感染症センター・大曲貴夫氏

よく言われることですが、食事の時は外さざるを得ないですよね。ただし、食事の時はリスクが高いと言われています。病院の中でのインフルエンザ・アウトブレイクは職員の休憩室で起きます。距離を取る、換気をよくする、喋らない。


宇都宮大学・藤倉理子氏

しゃべらないで食べれば大丈夫ですか?


国際感染症センター・大曲貴夫氏

つまらないですけどね、黙々と食べることでいいんです。


霊長類医科学研究センター・保富康宏氏

集団免疫を獲得するのが一番の近道ですが、スウェーデンのようにノーガードでやってしまうのは乱暴ですね。若齢の方は症状が軽いしウイルスの排出量も少ないです。徐々に集団免疫を獲得するのが理想的だと思います。冬とは関係ありません。夏になれば自然終息するのかといえば、そうでもありません。沖縄でのインフルエンザのピークは8月です。多分、三密がインフルエンザを増やしているだけです。先程の大曲先生の注意点を守って、その中で生活の楽しみを見つけていくのが個人的には良いと思います。



3-1部】

アメリカ創価大学・滝川伸作氏

官民連携について、官としては民があってこそ、民としては官の援助があってこそ上手くいくというような、実際の事例について教えていただけますでしょうか。


回答者不明

官民連携の中でサスティナブルな事業を追求していきたいと思います。たとえば2020年まで頑張るというのではなく、もっと、企業が自主的に自分たちのビジネスとして発展できるような形です。官民連携でやっていますと言うと相手国政府の対応が良く、会って話を聞いてくれます。もっとも、ある程度の期間をもってプロジェクトを進めないと良い結果が出ないのが大変なところです。


経済産業省・西野健氏

海外では国と国の結びつきが大切ですので、国がこういう政策に基づいてやっていますと説明すると物事が進みやすいです。国内でもレジリエンスに関連し、サプライチェーン自身が今回コロナの関係で寸断されてしまいました。そういう部分は、経済的な合理性に基づいて各国に工場を建築した結果、ひとつが分断されると物が回らなくなってしまいました。そういうところを超えて準備をしないといけないとなると、収益性の観点からも国のサポートが必要になってきます。



3-2部】

早稲田大学・渡邉優紀氏

WHOの山本尚子先生にお聞きしたいです。「塩分・糖分の生産から流通までを総合的に見直す」とおっしゃいましたが、もう少し具体的説明をお願いいたします。

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WHO・山本尚子氏

中低所得国では加工食品を使う頻度が増えています。肉や魚を加工する段階で、国内・海外で色々なものが加えられます。そのような中、どのように安全で健康的で栄養的な食品をコントロールするのかという問題があります。全体を見ていく、トレースする必要があります。一方、塩分のみ、糖分のみに注目するよりも、他にどういうものがテーブルに乗ってくるのかという組み合わせの中で、全体を見て栄養価が高くヘルシーな食事になり、それが所得格差に関わらず購入可能で持続可能になると、総合的な政策が必要不可欠になっています。


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2022年のTICAD8はチュニジアで開催

2022年の第8回アフリカ開発会議(TICAD8)は北アフリカのチュニジアで開催されることが決まりました。

アフリカでの開催は2016年にケニアで開催された第6回に続いて2回目となります。
2016年にケニアでTICAD VIが開催された際には、代表の白須もケニアに赴き、サイドイベントで市民団体の代表としてスピーチを行いました。スピーチはスワヒリ語で始まり、会場の雰囲気は一気に和んだそうです。
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posted by resultsjp at 13:29| Comment(2) | 情報

2020年07月20日

GGG+会場の外では・・・

2020年7月13日に開催したGGG+フォーラム。会場の外にいくつかの企業さんが、ブースを出しており、大盛況でした。

まずは、金太郎飴本舗様です。フォーラムの途中で配ってくださった金太郎飴の甘さは、疲れた頭に優しく効きました。ありがとうございました。
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シュークルキューブジャポン様です。アフリカの電力がない地域でも、電気とインターネットを使えるようにしてくれるのがこの装置です。私が以前住んでおりましたマラウイにも贈りたいです。
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以下、小さな写真ですみません、味の素ファンデーション様のブースです。KOKO Plusは必須アミノ酸を上手く含んでいているサプリメントで、乳幼児の成長を助けます。官民連携において、味の素ファンデーション様はパイオニア的存在です。応援しております。
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エアロセンス様です。当日は、下の写真のような格好良いバナースタンドがお目見えしました。ドローンが、アフリカの空を飛ぶ姿を楽しみにしております。

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posted by resultsjp at 16:50| Comment(2) | GGG+フォーラム