2020年08月16日

水に流せない重油問題:モーリシャス沖で日本の貨物船が座礁

トムソーヤの冒険で知られる作家の故マーク・トウェインが「神は最初にモーリシャスを創り、モーリシャスをまねて天国を創った」と評したモーリシャスの風景。

その大自然が今、危機にさらされています。


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日本時間の先月26日(現地時間25日)、日本の会社が運航する貨物船がモーリシャスの沖合で座礁し、その後、約1000トンの重油が流出したとみられています。

報道によると、船内に残っていた燃料についてはほぼ回収されたとする一方、流れ出た重油のうち、回収できたのは半分程度にとどまっているということで、すでに大量の重油が現場近くの海岸に漂着している状況です。

写真で見るとその深刻さがわかります。

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https://www.afpbb.com/articles/-/3298769


観光業が産業の要のモーリシャス。売りはもちろん「きれいな海」です。コロナが漸く落ち着き、経済回復のために観光業を再開させようとした矢先の事態でした。

https://www.asahi.com/articles/ASN8D6V72N8DUHBI014.html


座礁したのは日本企業の貨物船です。

企業の対応はこちらを参照。

https://this.kiji.is/665080395398399073?c=39546741839462401


漸く、小泉環境相が専門家を派遣したと会見をしました。フランスのマクロン首相はすでに1週間前に宣言を表明するなど、速やかな支援を行っています。

https://this.kiji.is/667270882403615841?c=39546741839462401

JICAや専門家の取り組みはこちらを参照。

https://www.asahi.com/articles/ASN8H3DNBN8GUHBI046.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200814/k10012566281000.html


地元の環境団体によると、回復には数十年を要するということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200813/k10012564971000.html


持続可能な開発目標(SDGs)の目標15は「陸の豊かさも守ろう」。日本は気候変動枠組条約締約国会議(Conference of the PartiesCOP)の議長を務めた経験もあり、京都議定書、名古屋議定書の締結など、環境問題に力を入れてきた国です。

環境に深刻な打撃をもたらした今回の事故。事態の速やかな収拾のためにも、日本の更なるリーダーシップが発揮されることを願ってやみません。

(かめ)

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