2020年09月05日

結核対策とアジア開発銀行(ADB)

新型コロナの感染に翻弄されていますが、結核は今も大きな問題です。毎年新たに1万5000人以上が感染発症、約2千人が死亡しています。海外から来た人たちが日本滞在中に発症するケースも見られます。結核のような感染症は国境を超えますので、厚労省は、今年から条件を満たす人たちに入国前結核スクリーニングを課すことで、海外からの結核の持ち込みを防ごうとしています。日本の周辺には、カンボジア、インドネシア、モンゴル、ミャンマー、フィリピンといった、人口あたりの結核発症率が世界の中でも高い国々があります。入国前の検査によるスクリーニングは有効ですが、そもそも、その元になるアジア地域全体での結核予防対策が、日本を守ることにもなるのだと感じます。


さて、アジア地域の開発課題に対応する組織として、アジア開発銀行(ADB)があります。日本政府のADBへの拠出は世界一を継続しています。私は、ADBはインフラ支援中心の組織という印象を持っていました。あながち間違いではないのですが、調べてみると、近年、保健セクターに対する投資が増加しています。

    

もっとも、2020年8月1日時点、ADBが積極的に結核対策を行うプロジェクトはありませんでした。新型コロナ対策では、日本政府は4月30日、ADBに対して1億5000万ドルを緊急支援として拠出すると表明しました。ADB全体ではコロナ対策として200億ドル規模の予算が組まれています。


ADBには、新型コロナに限らず結核も含めた中長期的な感染症対策をしてほしいと思いますし、これまで整備してきた保健インフラに結核対策を乗せることができないものかとも思います。アジア地域全体で結核対策が進捗することを願っています。


M


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公明新聞・土曜特集に白須代表のインタビューが

本日付の公明新聞「土曜特集」に白須代表のインタービュー記事が掲載されました。
コロナ禍におけるワクチン接種に関して日本を含む各国の動向と、日本が先日参加を表明したCOVAXファシリティーのメリットについて取り上げています。
(土曜特集)コロナ禍で台頭、ワクチン・ナショナリズム/NPO法人日本リザルツ 白須紀子代表に聞く #公明新聞電子版 2020年09月05日付
https://www.komei.or.jp/newspaper-app/

(半沢直子)

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