2020年12月31日

いよいよ年の瀬

ケニアは昨夜からバケツをひっくり返したような大雨で、正に怒涛の2020年を象徴するようなお天気の最終日となっています。日本は数年に一度と言われる大きな寒波が来ているようで、各地で大雪のようですね。


教育ママのどーらの叱咤激励?のもと、スタッフたちは、ADBの保健分野に関する分析と提言について英訳をしたり、米国農務省(USDA)と保健福祉省(HHS)が改訂した栄養のガイドラインを読み込んだり、先日菅総理大臣に手交されたODA提言書を分析したりと充実した年末を過ごしているようです。


ODA提言書に関する内容はこちらのブログを参照:

http://resultsjp.sblo.jp/article/188264665.html


USDAのガイドラインはこちらを参照:

https://www.dietaryguidelines.gov/


USDAのガイドラインのポイントですが、4つの視点から、アメリカ人に「一口一口をカウントする」ことを奨励しているのが特徴です。


4つの視点は以下の通り:

1.すべてのライフステージで健康的な食事パターンに従う。

2.個人の好み、文化的伝統、予算を考慮して、栄養価の高い食品や飲料の選択をカスタマイズして楽しむ。

3.野菜、果物、穀類、乳製品および大豆を主原料にした代替品、タンパク質の5つの食品群から栄養価の高い食品および飲料を選び、カロリー制限の範囲内で食品群のニーズを満たすことに重点を置く。

4.糖分、飽和脂肪、ナトリウムを多く含む食品や飲料を制限し、アルコール飲料を制限する。


USDAは、ガイドラインをもとに「マイプレートでシンプルに始めよう」キャンペーンを実施し、ウェブサイトを更新。個人、家族、地域社会が、慢性疾患の予防に加えて、簡単で、アクセスしやすく、手頃な価格で健康的な食事の選択ができるよう支援するそうです。


では、皆様も健康に気を付けて、よいお年をお迎えくださいませ。

(ぽにょ)


posted by resultsjp at 19:04| Comment(2) | 情報

2020年12月30日

ポスト・コロナのわが国の国際保健外交に向けた提言

先日、自民党が「ポスト・コロナのわが国の国際保健外交に向けた提言」をまとめ、菅総理大臣に提出されました。

内容はこちらのサイトから確認ができます。


提言によりますと、世界共通の課題となった健康危機の再来に備えるためにも、今こそ保健分野に格段の重点を移しながら、日本のODA全体の戦略的な在り方を再検討することが必要であると指摘した上で、政府全体のグローバルヘルスの戦略に適切に盛り込まれるよう、以下の6つの提言を行っています。


6つの提言は以下の通りです。

1)司令塔機能の明確化・強化

2)新たなグローバルヘルスの貢献目標の設定

3)「戦略的」選択と集中

4)マルチとバイの連携強化

5)国内外NGO等とのパートナーシップ強化

6)グローバルヘルスの変化に応える革新的人材の育成強化


詳細はこちらからダウンロードできます:https://www.jimin.jp/news/policy/200984.html


この提言がどのように日本のODA政策に反映されるか、今後の動向を注視していきたいと思います。


(ぽにょ)

posted by resultsjp at 16:14| Comment(2) | 情報

2020年12月29日

年末のご挨拶

いつも日本リザルツを応援してくださっている皆様、


歳末の候、ますますご清栄とお喜び申し上げます。

また、平素より、日本リザルツの活動に格別のお引き立てを賜り、心よりお礼申し上げます。


お陰様で、1217日(木)に開催されたGGG+小フォーラムも盛会のうちに終えることが出来、無事に年の瀬を迎えることができました。コロナ禍において、感染に最大限配慮しつつ、このような場を設けることができたのは、皆様のお力添えのお陰です。


加えて、1210日付のネイチャー誌に日本リザルツの栄養教育への取り組みに関する記事が掲載されました。
原文はこちらのリンクからご覧いただけますので、是非、お目通しいただけますと幸いです。:

来年は、東京オリンピックに合わせて、12月に成長のための栄養(N4G)サミットが日本で開催されます。コロナ禍において、栄養のオリンピックを成功させるためには、記事でも指摘しております通り、日本の知見を存分に生かし、オールジャパンで保健政策に取り組む気運を高める必要を感じております。日本リザルツでも提言文を作成し、関係各所にアドボカシーを行っております。こちらもトップページからダウンロードができます。


栄養のオリンピックに先駆けて、202167日(月)に、菅総理大臣の出身地である秋田県でGGG+フォーラムを実施する予定です。

akita2.jpg

つきましては、1人でも多くの皆様にご参加いただき、栄養サミットはもちろん、GGGRD、コロナ、官民連携、栄養、水と衛生、教育など持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて、闊達な議論を繰り広げられれば幸甚でございます。


レンジャー.jpg

ちなみに、突撃戦隊栄養レンジャーも大活躍する予定ですので、 楽しみにしていてくださいね!

来年も相変わらぬご愛顧をいただけますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせていただきます。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。


2019-08-29-0.31.23.jpg

日本リザルツ 霞が関の魔法使いどーらこと、代表 白須紀子

akita20.jpg

タイガと仲良し、副代表 栗脇啓


職員・ボランティア・インターン一同

(ぽにょ)

posted by resultsjp at 19:13| Comment(2) | 情報

2020年12月27日

訃報:羽田参議院議員が死去


立憲民主党の参議院幹事長でユニセフ議員連盟の事務局長を務められていた羽田雄一郎参議院議員がお亡くなりになられました。53歳でした。


羽田先生は、羽田孜元総理大臣のご長男で、平成11年の参議院議員の補欠選挙で当選されると、旧民主党政権時代の野田内閣では国土交通大臣を務めるなど、要職を歴任されました。

今年9月からは、旧国民民主党から立憲民主党に合流し、党の参議院幹事長を務められていました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201227/k10012787611000.html


日本リザルツの初代理事長である羽田義久氏ともご親戚の関係にあり、白須代表とも親交が深かった羽田先生。ユニセフ議員連盟の事務局長を務められるなど、貧しい子どもたちの健康改善に向けて、感染症抑止や水と衛生、栄養、貧困削減などの分野に熱心に取り組まれていました。

http://resultsjp.sblo.jp/article/184640234.html


2018年に開かれた「適切な栄養をすべてのお母さん、子どもたちに!」と題した関連議連の合同シンポジウムでは、司会を快く務めてくださったことを覚えています。

http://resultsjp.sblo.jp/article/182836545.html


合同シンポジウムの議事録はこちらを参照:

http://resultsjp.org/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%83%aa%e3%82%b6%e3%83%ab%e3%83%84%e4%bd%9c%e6%88%90%e8%ad%b0%e4%ba%8b%e9%8c%b2%e7%ad%89%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%88


新型コロナウイルスの問題の長期化が見込まれる中、子どもたちが健やかに暮らせるよう、更なるリーダーシップの発揮を期待していた矢先のことで、言葉も見つかりません。

日本リザルツ一同、心より、先生のご冥福をお祈り申し上げます。

(ぽにょ)

posted by resultsjp at 22:09| Comment(2) | 情報

駐米大使に冨田氏が就任

外務省は、25日、杉山晋輔前駐米国大使の後任として冨田浩司駐韓国大使を、新たな駐米大使として任命したことを発表しました。米民主党に人脈を持つ冨田氏を起用することで、来年1月に発足するバイデン次期政権との関係構築を急ぐのが狙いのようです。

茂木外務大臣の会見はこちらを参照:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken6_000066.html


尚、政策通としても知られる冨田新大使。霞が関の魔法使いどーらとも親交が深く、以前、面会した際には、『マーガレット・サッチャー 政治を変えた「鉄の女」』という御本にサインをいただいたそうです。

http://resultsjp.sblo.jp/article/185421890.html


『危機の指導者 チャーチル』も面白かったです。どーらともども、ますますのご活躍を楽しみにしています。

(ぽにょ)

posted by resultsjp at 16:25| Comment(2) | 情報