
日本のように排水設備もしっかりしていないため、一度大雨が降ると、冗談でなく、本当に道が川みたいになります。
この影響でナイロビでは野菜の価格が高騰しています。スーパーに買い出しに行くといつもは40円の玉ねぎが70円、キャベツは2倍以上の値段。トマトやホウレンソウ、葉物野菜などの雨に弱い野菜に至っては、入荷すらされていませんでした。
首都ナイロビに暮らす人々は観光業、レストランなどのサービス業に従事しており、新型コロナウイルス発生後、100万人以上が失業したという報道も出ています。これに追い打ちをかけるように、食料価格が高騰。ナイロビ市もキベラなどのスラム街に住む12万人ほどの貧困層を対象に食料配給を開始しましたが、十分でありません。
https://www.the-star.co.ke/counties/nairobi/2021-04-20-kananu-launches-feeding-programme-targeting-127500-vulnerable-households/
一方、乾燥地域では干ばつが続いています。。ケニア赤十字社が飢餓に直面している15万7千人以上の人々や、洪水によって避難している人々を支援するために、8億円の寄付を呼びかけています。
https://www.the-star.co.ke/news/2021-04-16-red-cross-appeals-for-sh800-million-to-help-starving-kenyans/
4月はもともと雨季とはいえ、ここまで大雨が続くのは稀で、気候変動の影響を肌で感じています。早く元通りのお天気になり、作物がきちんと確保できることを願ってやみません。
(ぴんく)