2021年04月15日

日本リザルツの歴史

日本リザルツ初代理事長として長年ご活躍されていた島尾忠男先生の訃報が届きました。

島尾忠男先生は、東京大学医学部医学科をご卒業後、結核予防会第一健康相談所に勤務、その後、結核予防会にて研究所所長、理事、評議員、理事長、副会長、会長とご活躍されてきました。また、2005年3月にはエイズ予防財団会長兼理事長となられエイズ問題においても尽力されていました。公益財団法人結核予防会名誉顧問として令和3年3月28日享年96歳でご逝去されました。

2007年日本リザルツの活動報告書に掲載された、エイズ予防財団会長としての島尾先生の記事です。
エイズ予防財団会長 島尾氏_page-0001.jpg

こちらは、2009年日本リザルツのマンスリーレターに掲載された、日本リザルツ理事長 島尾先生からの2009年新年のご挨拶です。
リザルツマンスリーレターVol3_page-0001.jpg

結核、エイズ問題の解決のために人生を捧げられた島尾忠男先生のご冥福をお祈り申し上げます。(Nom)

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「栄養の目覚めセミナー」第2回 「企業の力:妥協なき栄養で10億人の健康寿命を延伸」の開催について

4月13日(火)7:30〜8:30、「栄養の目覚めセミナー」第2回 「「企業の力:妥協なき栄養で10億人の健康寿命を延伸」をザ・キャピトルホテル東急にて開催いたしました。

西井孝明様(味の素株式会社代表取締役社長)に基調講演をいただき、神田眞人様(財務省国際局局長)にモデレーターをお願いし、国会議員、官庁、民間、国際機関、団体、研究機関、学生の約30名が会場に集まりました。

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以下、セミナーでのご発言(概略)を記載いたします。

1. 熊野正士 農林水産大臣政務官 ご挨拶
農林水産省の「みどりの食料システム戦略」を世界に発信し、東京栄養サミットにて栄養改善分野に貢献する食品企業の皆様の取り組みをPRする予定です。

2.神田眞人 財務省国際局局長 講演に際してのお言葉
将来の感染症パンデミックに備え、強靭な保健システムを構築する観点からも、栄養の質と量に関する取り組みは不可欠です。栄養改善は保健と開発の双方において、費用対効果の高い投資の一つと考えます。東京栄養サミットは、日本の経験を世界に発信し、栄養課題の解決、その先にある持続可能な社会の実現を目指すための、更なる貢献を訴えかける絶好な機会です。

3. 西井孝明 味の素株式会社取締役社長 基調講演
味の素株式会社は1909年の創業以来、「佳良にして廉価なる調味料を造り出し、滋養に富める粗食を美味ならしむること」を創業の志とし、「うま味」を通じて日本人の栄養を改善したいとの取り組みを実施しています。
「妥協なき栄養」を栄養改善への宣言として掲げ、「おいしい減塩」と「たんぱく質摂取」をその重要施策とし、社会実装として「減塩プロジェクト」や「勝ち飯」施策を推進しています。
海外では、ベトナムで政府機関と連携した「学校給食プロジェクト」を行っています。
サステナビリティ戦略では気候変動・プラスチック廃棄物・フードロスを課題とし、全社的な推進体制としてサステナビリティ諮問会議を設置しています。

なお、セミナーご参加者から活発な意見交換が行われ、味の素株式会社取締役社長の西井様よりご丁寧な回答を頂戴し、盛会のうちに終了しました。

ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。

(なかちゃん)

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米国ファンドでの巨額損失と、日本のFX取引の増加について

4月15日の日経新聞に、米国投資会社(アルコゲス・キャピタル・マネジメント)のファンドとの取引において、一部金融機関が損失を出した件に関する記事が掲載されておりました。

また、国内に目を移しますと、同日の日経新聞の記事では、個人投資家の外国為替証拠金取引が、コロナ禍のなか、急拡大して、2020年度の取引金額が6,000兆円を超えた、とあります。

遡れば、金融派生商品に端を発したリーマンショックにより、世界的な景気後退に見舞われました。コロナ禍のなかでも株式市場は堅調ではありますが、金融機関や個人の金融取引の健全性も確り監督当局で見守っていただき、過剰な金融リスクの回避には務めていただきたいと願います。

コロナの時期ではワクチンなどに使うお金も巨額であることから、金融も含め、経済の安定は大切ですね。

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(注)今回の米国ファンドの取引は、トータルリターンスワップという高度な金融派生商品です。世界的な証拠金規制により、多くの金融派生商品では評価損益を計算し勝ち負けを清算するため、取引者間で証拠金や担保資産を日々積みます。しかし今回は、当ファンドと金融機関間で証拠金によるリスク回避を図っていたものの、当ファンドの評価損益の金額が大きくなりファンドで追加証拠金を積めなくなったことに起因しております。これは、個人の取引でも同様で、取引規模に応じ証拠金が発生して同様な事態も想定されます。

(なかちゃん)
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