2021年12月05日
東京栄養サミット:日本政府が20億ドル超の資金援助を表明へ
もうすぐ栄養サミット:林外相がランセット誌に寄稿・プレッジ報道
いよいよ東京栄養サミットです。
これに先駆けて、林芳正外務大臣の寄稿が、医学雑誌のひとつであるランセット誌に掲載されました。
寄稿の中で、林外相は「栄養は、人々の健康と福祉の基礎であるとともに、持続可能な開発及び経済成長の基盤である」と述べた上で、「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う栄養不良の急増、食料システムに対する気候変動の影響といった複雑な問題に直面する中、健康かつ持続可能な食を通じた栄養不良への取組の重要性や緊急性が一層高まっている」ことを指摘されました。
その上で、「日本は世界で最も長寿の国の一つであり、経済成長を遂げる以前から栄養改善への投資を開始した経験を有する」とし、日本が栄養サミットを通じて、「誰一人取り残さない人間の安全保障の理念のもと、栄養改善に向けて国際的なコミットメントを促していく」と日本の役割について言及されました。そして、低栄養だけでなく、過栄養の栄養不良の二重負荷を含む、あらゆる形態の栄養不良に対応できるよう、全世界でユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成を目指していけるよう、「包括的かつ包摂的な栄養政策の展開を通じて、思いやりと強靭性を兼ね備えた『誰一人取り残さない』社会を構築するために努力していく」と決意を述べられていました。
外務省のサイトから日・英、双方がご覧いただけます。
外務省のプレスリリースはこちらを参照:
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_001006.html
また、一部報道によると、日本はサミットで20億ドル(約2250億円)超の資金援助を表明するようで、当日どのようなコミットメントがされるのか今から楽しみです。
報道はこちらを参照:
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211204-OYT1T50105/
(ぽにょ)