2021年12月22日

IDA20次増資会合:イギリスの拠出額削減や主要国の対外コメント

12月14,15日にわたって行われましたIDA20次増資会合に関して、
英国世界銀行議員連盟会長のツイート含め、主要国のコメント・ツイートが公表されています。

英国世銀議連会長を務めるリーアム・バーン氏はツイートにて、
IDA20の資金規模は総額930億ドル、しかし、英国の貢献額が前回比55%削減され18億ドルに留まったため、目標の1,000億ドルには届かなかったとコメントしています。

イギリス政府からIDA20に関する公式声明は出ていませんが、その他、英国議会では、外相(援助行政も所管)が他の資金源を探していると発言していた矢先に、IDAへの貢献額を55%削減したことは遺憾であり、国内向けの発言と国際社会での行動の間にギャップがある、今回のIDA増資では、日、米、仏3ヶ国が貢献額を拡大させたものの、英国による巨額の削減を埋め合わせることはできなかった、IMFから英国に追加割り当てされた200億ポンド(約3兆円)相当の特別引出権(SDR)について、大胆な「チャンネリング」を実現し、開発目的に活用していくことが重要である、といった論戦も行われているようです。

このほか、ツイッター等で、フィンランドが1.25億ユーロの拠出、バルト諸国8ヶ国計20億ドル拠出など、具体的な貢献額とともに、スウェーデン、ドイツ、アイルランド、カナダ、スペイン、ポーランド、アイスランド、デンマーク等がIDAを通じて支援を強化していくことをコメントしました。日本は、岸田総理、鈴木財務大臣より、IDA20に対して過去最大となる34億ドル(3,767億円)の貢献を行う旨を発表しています。

今回日本が最終会合(プレッジング・セッション)をホストしたIDA20の資金規模は、IDA61年の歴史で最大のものとなりました。IDA20の対象期間は2022年7月から2025年6月までの3年間で、コロナからの回復を目指し、74の最貧国において様々なプロジェクトが行われます。


主要国のコメントはこちら:


IDA20に関するWBGプレスリリース(12月15日):

英国議会上院議事録(12月16日:国際開発戦略に関する質疑):

日本政府IDA20への拠出表明に関するブログ投稿はこちら:

(杉)
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