先日、アフガニスタンの全公立大学で、女子教育が半年ぶりに再開されました。女子教育の保障はタリバン暫定政権の公約の1つでしたが、実質的に反故にされていました。しかし、人道支援を交渉材料とする欧米各国の働きかけにより、女子教育(初等から高等まで)が条件付きで再開されることになりました。
詳細はこちらを参照:
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/460845.html
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB270RV0X20C22A2000000/
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020201091&g=int
暫定政権の発足以降、アフガニスタンではかつてない人道危機が起きています。先月2日に公表された国連アフガニスタン支援団(UNAMA)の報告書によると、人道支援が必要になる人が今年に入って全人口の約6割にあたる2440万人に達する見通しであることがわかりました。昨年末の時点で人道支援を必要とする人が約1800万人であったことからも、以前より状況が悪化していることがうかがえます。
詳細はこちらを参照:https://nordot.app/861707266710437888?c=39546741839462401
一方、ミャンマーでも人道支援が必要な状況が続いています。国軍によるクーデターが起こった昨年末から今年2月14日までに累計82万人以上が避難民となりました。南部のカヤー州では、国軍と少数民族武装組織の武力衝突が激化し、戦闘により生活インフラが切断されるなど、人道支援の活動が大きく制限されている状況です。
詳細はこちらを参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/59c0171c46fde59b1b61b7816c9225e1aed4686b
今回のロシア軍のウクライナへの軍事侵攻は、ウクライナの人々はもちろん、周辺諸国や私たち日本人を震撼させる出来事になりました。しかし、一方でこうしたアフガニスタンやミャンマーなどの国でも、生きるか死ぬかといった危機に直面している人々がいるということを決して忘れてはいけないと感じます。
そのだ