4月27日(火)、GII/IDI懇談会がオンラインで開催されました。
日本リザルツからは長坂が参加し、ウクライナでまん延する多剤耐性結核に関して、発表を実施しました。
ウクライナは、WHOが指定する多剤耐性結核の高まん延国の1つです。6,900人が薬剤耐性結核で、新規結核患者の約3割(29%)、過去に治療を受けた患者の半分近く(46%)に相当します。また、WHOヨーロッパ地域で4番目に結核の発生率が高く、世界で5番目に広範囲薬剤耐性結核の確定症例が多い国です。
ロシアのウクライナ侵攻が始まって以降、医療システムやインフラ(電気や水)などに影響が出ているほか、難民・避難民の結核リスクが高まっています。スクリーニング、早期発見に役立つ医療サービスの提供が課題です。
今年はグローバルファンドの増資をはじめ、保健関係の拠出に関する議論が多くなされます。
日本リザルツからは省庁横断・オールジャパンで結核抑止を行うことなどを提案しました。今後もパートナーのみなさんと連携し、日本の更なるリーダーシップ発揮のために活動に邁進していきたいと思います。
(ぽにょ)