2022年05月18日

新たなグローバリゼーションの到来

最近、メディアで「ディグローバリゼーション」という言葉を目にします。
日経新聞の核心の解説によれば、資産運用会社米ブラックロックのラリー・フィンク氏は「グローバリゼーションは終わった」と発言し、他の米シンクタンクからもグローバリゼーションの行き詰まりを分析した論文が出されているようです。
グローバル化した世界では、ヒト、モノ、カネが自由に往来し、貿易の自由化も進み、企業が生産拠点を賃金の低い効率的な国や地域へと移してきました。BRICsと呼ばれるロシア、インド、中国、ブラジルはそのグローバル化の中で発展を遂げてきました。

しかし、米中対立、新型コロナウイルス、ウクライナ危機の環境変化の中でグローバリゼーションは変異を遂げていると言われます。マスクの供給不安定から始まり、エネルギーや食料の供給不足と価格高騰を経験しました。貿易は、コストや効率重視から、安全保障に配慮したサプライチェーンを重視しています。企業は、価格削減から、危機に対応できるリスク削減の手法へと移りつつあります。現に米企業テスラは中国とアメリカで供給網を分離し始めました。
また、グローバルガバナンスにおいても、G7や英豪米のAUKUS、日豪印米のQuadなど部分連合の動きにより、グローバリゼーションの展開は今後多層的になっていくようです。

様々な対立や危機により一層世界のまとまりが複雑化していることがよくわかります。
さらなる分断を生む方向ではなく、このグローバリゼーションが良い形で形成されていかなければならないと感じます。
今後も世界情勢、特に紛争地域や脆弱な国の今後の発展に注視していきたいと思います。

参考:日経新聞 
(杉)
posted by resultsjp at 18:23| Comment(1) | 情報