2022年12月04日

給食に力:食べ残し激減 足立区 健康配慮「おいしい」追求

2022/11/24 05:00 読売新聞オンライン


 足立区が給食の食べ残しを削減する取り組みで成果を上げています。区立小中学校での食べ残しは、10年余り前と比べ、約3分の1にまで減ったそうです。



■日本一の味目指し


 足立区では「おいしい給食担当課」を設置するほど、給食に力を入れているそうです。学校によって味のレベルが違ったり、食べ残しのゴミが多かったりしたことをきっかけに、2007年度に「おいしい給食推進事業」をスタートさせました。日本一のおいしい給食を目指し、小中学校に配置している栄養士が月に1度集まり、献立を検討するようにしたそうです。


 おいしさだけでなく、健康面も重視しているそうで、調理する際には、かつお節や昆布などの天然だしを使った薄味を徹底したり、ベテラン栄養士が各校を巡回して調理の様子を確認し、校長や栄養士にアドバイスをしてきたそうです。


 このほか、食への関心を高めようと、農家による出前授業や、児童らが献立を考える「給食メニューコンクール」を実施しています。これらの取り組みの結果、08年度には全小中学校で計381トンあった食べ残しの量は、21年度には計113トンにまで激減し、区が21年度に実施したアンケートでは、小学6年生の96%、中学2年生の93%が「給食がおいしい」と回答したそうです。


■人気の献立販売


 児童、生徒から支持される給食の献立を広く知ってもらおうと、区は企業と連携してPR活動も進めています。


 コンビニ大手のセブンイレブンでは、11月上旬から、人気給食メニュー「えびクリームライス」や、小松菜とツナを組み合わせた「こまツナサラダ」を区内外の店舗で販売しています。


 11月中旬には、区内のショッピングモールで、「おいしい給食フェア」を開催し、区内の学校に小松菜を提供している生産者らが栽培方法を説明したほか、給食の献立写真をパネル展示して魅力を広めました。




日本リザルツでは、栄養の分野においても積極的に取り組んでいます。

国際母子栄養改善連盟の議事録:boshieiyoukaizen.pdf (resultsjp.org)

先日も国際母子栄養改善連盟の総会が開催され、そこで日本栄養士会会長の中村丁次先生は学校給食等での食事の提供とともに栄養教育の大切さについてお話をなさっていました。食(栄養)の大切さを伝えるのはなかなか難しいことではあると思いますが、とても重要なことだと思います。様々な分野で連携をし、食への関心を高め栄養教育をしていくことは今後さらに必要となると思います。

私自身も栄養について学び、まずは自分や家族の食生活から見直していきたいと思います。



[S]

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日本財団笹川会長 ミャンマー国軍とアラカン軍の停戦合意を実現

 日本財団の笹川会長がミャンマー国軍と最大武装勢力の一つであるアラカン軍との武力衝突を停戦合意に導いたことがニュースで取り上げられていました。
 2021年のミャンマー国軍による政府クーデター以降、ミンアウンフライン最高司令官との繋がりを持つ笹川会長および日本財団は、在日ミャンマー人などの批判の的とされたことがありました。
 しかし今回明らかになったのは、この繋がりがあったからこそ、国軍と武装勢力の停戦合意が実現したということです。繋がりを持つことがいけないのではなく、繋がりをどのように活かすのかが大切であることを気付かされた人もいるのではないでしょうか。
 武力衝突によって被害を被るのは、もちろん軍人の方もそうですが、食料困難や戦火に巻き込まれるお母さんや子ども、高齢者といった、社会的に弱い立場にある人たちです。
 今回の停戦でミャンマー市民が安心・安全にくらせる日常が少しでも戻ってくることを強く願います。

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(12月2日の朝日新聞朝刊より)

・日本財団 停戦合意に関するプレスリリース

あけっち
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伝説のインターン白石陸さんにケニア駐在時のお話を伺いました!

 現在、新しく入ったインターンの杉原さんが来年3月からケニアへ、私はインドへ行くことが決まり、今年の日本リザルツの師走も大忙しです。

 杉原さんも私も長期で開発途上国に行った経験はないため、日本リザルツOBの白石陸さんにオフィスにご足労いただき、お話を伺わせていただきました。白石さんは大学生の頃、ボランティアでケニアのエスンバ村に3週間滞在したことをきっかけに、学生ながらも日本リザルツのケニア駐在員として、1年間スナノミ症や結核の治療に当たられてきました。私たちインターンもかねてからお話を伺っていた、伝説のインターン生です!


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(写真右が白石さん)


 お話を伺う中で特に印象的だったのは、白石さんがスナノミ症の治療を行っていたエスンバ村でのエピソードです。日本リザルツでは、ナイロビのカンゲミヘルスセンターで結核の治療に当たっていますが、エスンバ村ではスナノミ症が中心で、結核の治療は行っていなかったそうです。そうした中、ある日、エスンバ村で白石さんの友人の親戚が、結核で亡くなられてしまったそうです。白石さんはその出来事に、様々な格差の現実を目の当たりにされ、大変ショックを受けられたとおっしゃられていました。

 私もこのお話を伺い、自分が生きる環境を選ぶことができない不条理さや、結核に限らず、様々な疾病や生活環境によって救える命が救えないという現実を強く感じました。その上で、社会的に弱い立場にある人の命が大切にされる社会を、具体的にどのように構築していくのか。そのために日本として、また日本リザルツとして、私自身として、どのような貢献ができるのか。お話を伺う中で、自分なりに、若者らしい情熱と真っ直ぐさで智慧をつくしていきたいと思いました。

 白石さん、急遽にもかかわらずお越しいただきましてありがとうございました!


そのぴー

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オリヒメが大活躍!

皆さん、オリヒメを知っていますか?

と言っても、七夕の織姫様でなく、ロボットの「OriHime(オリヒメ)」のことです。



OriHime(オリヒメ)は身体障がい者や入院などで社会に参加したくてもできない人たちのための分身ロポットで、AIを要さず、人が操作することが前提で作られています。パイロットの意思で動かしているから、人の意思を介在しないと動かないのが特徴です。

本日の朝日新聞に不登校だった少女がオリヒメを使って、授業を受ける様子を紹介した記事が掲載されていました。少女はもともと都内の小学校に通っていましたが、コロナ禍で学校に登校しづらくなったそうです。そこで徳島県が行っている「デュアルスクール事業」を活用し、今は東京からロボットを使って、毎日授業を受けています。

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また、毎日新聞の報道によると、ALS患者の武藤将胤さんが、1123日、東京都内の店舗を借り切り、頭の中から約120センチの分身ロボット「オリヒメD」に指示を出し、接客に挑戦する試みが行われたようです。


毎日新聞の報道はこちらを参照:

https://mainichi.jp/articles/20221130/k00/00m/040/104000c



筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。 しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。


3月には「星の王子さま」の朗読劇を都内で開催したほか、現在は日本橋のカフェでも活躍しているようです。

朗読劇の様子:

http://resultsjp.sblo.jp/article/189416865.html

フォーブス誌の記事:

https://news.yahoo.co.jp/articles/786469c5cea691bf346fdad18489fe6354065b00

福岡の飲食店でも活躍中(読売新聞):

https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20221123-OYTNT50061/


日本リザルツはこれまでに、ALSの患者さんやご家族、支援団体の皆さんが、ALSに対する社会の理解、協力と支援を求める活動を応援してきており、白須理事長と開発者の吉藤オリィさんとの連携が続いています。例えば、このオリヒメ、日本リザルツが201512月に行ったALSの会合で患者さんの代わりに参加したことがあります。


ALS会合の様子はこちらを参照:

http://resultsjp.sblo.jp/article/170151863.html


また、元外務官僚・嶋守さんが「内田康夫ミステリー」特別賞を受賞された記事を、ブログ内で紹介させていただきました。
http://resultsjp.sblo.jp/article/174583024.html


吉藤さんは、自身の小中学生時代の不登校や入院の経験から、外出が難しい人の「孤独感」を和らげたいとオリヒメを開発されたそうです。

オリヒメがALS患者さんのような方にもっと普及すれば、体は自由に動かせなくても、分身ロボットを通して、家族や友人と会話をし、外出や旅行も出来るようになります。吉藤さんとオリヒメの更なる活躍を期待しています。

(ぽ)

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