足立区が給食の食べ残しを削減する取り組みで成果を上げています。区立小中学校での食べ残しは、10年余り前と比べ、約3分の1にまで減ったそうです。
■日本一の味目指し
足立区では「おいしい給食担当課」を設置するほど、給食に力を入れているそうです。学校によって味のレベルが違ったり、食べ残しのゴミが多かったりしたことをきっかけに、2007年度に「おいしい給食推進事業」をスタートさせました。日本一のおいしい給食を目指し、小中学校に配置している栄養士が月に1度集まり、献立を検討するようにしたそうです。
おいしさだけでなく、健康面も重視しているそうで、調理する際には、かつお節や昆布などの天然だしを使った薄味を徹底したり、ベテラン栄養士が各校を巡回して調理の様子を確認し、校長や栄養士にアドバイスをしてきたそうです。
このほか、食への関心を高めようと、農家による出前授業や、児童らが献立を考える「給食メニューコンクール」を実施しています。これらの取り組みの結果、08年度には全小中学校で計381トンあった食べ残しの量は、21年度には計113トンにまで激減し、区が21年度に実施したアンケートでは、小学6年生の96%、中学2年生の93%が「給食がおいしい」と回答したそうです。
■人気の献立販売
児童、生徒から支持される給食の献立を広く知ってもらおうと、区は企業と連携してPR活動も進めています。
コンビニ大手のセブンイレブンでは、11月上旬から、人気給食メニュー「えびクリームライス」や、小松菜とツナを組み合わせた「こまツナサラダ」を区内外の店舗で販売しています。
11月中旬には、区内のショッピングモールで、「おいしい給食フェア」を開催し、区内の学校に小松菜を提供している生産者らが栽培方法を説明したほか、給食の献立写真をパネル展示して魅力を広めました。
日本リザルツでは、栄養の分野においても積極的に取り組んでいます。
国際母子栄養改善連盟の議事録:boshieiyoukaizen.pdf (resultsjp.org)
先日も国際母子栄養改善連盟の総会が開催され、そこで日本栄養士会会長の中村丁次先生は学校給食等での食事の提供とともに栄養教育の大切さについてお話をなさっていました。食(栄養)の大切さを伝えるのはなかなか難しいことではあると思いますが、とても重要なことだと思います。様々な分野で連携をし、食への関心を高め栄養教育をしていくことは今後さらに必要となると思います。
私自身も栄養について学び、まずは自分や家族の食生活から見直していきたいと思います。
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