2023年03月23日

昆虫実食!!:コオロギ、マゴット、ミズアブ

本日、日本リザルツオフィスにて、昆虫食を実食しました!


食べた昆虫は、12月の昆虫食の勉強会の際にNPO法人食用昆虫科学研究会理事長の佐伯真二郎先生からいただいたものです。製造主は、TAKEOさんという、昆虫食の研究開発から製造、販売を行っている会社です。

勉強会の模様はこちらから:http://resultsjp.sblo.jp/article/189988187.html

TAKEOさんのオンラインストアはこちらから:https://takeo.tokyo/?pid=152065589


ラインナップは、広島コオロギ、ちりめんマゴット、ミズアブパフでした。

マゴットはイエバエの幼虫で、いわゆる蛆虫です。

ミズアブはハエ目ミズアブ科の昆虫で、今回いただいた幼虫はフェニックスワームと呼ばれています。

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袋を開けると、皆が、「ワーッ」と悲鳴を上げていました。

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意外にもカロリーは高いみたいです。しっかり味付けされていて、なんと、お値段が張る餌が与えられていたりしているところにびっくりしました。


いざ、実食!

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勇気を出して食べてみると、意外とおいしかったです。
皆さん、いつもより箸が進まないようでしたが…(苦笑)

コオロギは、エビせんべいのような味でした。マゴットは、ちりめんのふりかけを食べている気分になりました。ミズアブはスパイシーな香りで、シリアル等と一緒に食べるといいかもしれません。

やはり、百聞は一食に如かず。実際に食べてみることが大事ですね。


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霞が関の魔法使いどーらこと白須理事長も楽しそうです。


ちなみに今日は、理事会があったため、白須理事長が買ってきてくださったケーキもいただきました。

昆虫食とは見た目がかけ離れている上、食べなれている味に安心感を覚えました。

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最後にアンケートを取りました。見た目の食べやすさとおいしさを5段階評価で行いました。

数字が上がるにつれて食べやすくおいしい昆虫となります。


平均は...

ちりめんマゴット 食べやすさ:4.2 おいしさ:4

広島コオロギ 食べやすさ:1.7 おいしさ:3.3

ミズアブパフ 食べやすさ:2.7 おいしさ:3.4

やはり、コオロギの見た目に抵抗を覚える人は多いようです。


アンケートでは皆さんの雑感もお聞きしました。

「思ったより食べられる」とか、「調理方法に工夫を感じた」という意見がある一方、「見た目を加味すると食べる気は全く起きない」「コオロギの体の形を残す意味を感じない」といった厳しい意見も出ました。

昆虫をおいしくするための餌代や味付け代が高く、まだ普及は難しいのではないかという意見や、栄養が豊富ということを広めることが大事だと思うという意見も出されました。

可能性と共に様々な改善点も見えてきたと思います。


私自身、昆虫食の普及に向けて、夏にラオスに行きたいと思っています。それまでに昆虫食にたくさん触れて、課題や可能性を肌身で感じ取っていきたいと思います。



くーぱー
posted by resultsjp at 22:37| Comment(1) | 情報

アフリカのスタートアップ躍進:ITで課題解決

22日の朝日新聞4面に、アフリカ発のスタートアップが急成長しているという記事が掲載されていました。

特に、金融とITが融合したフィンテックと呼ばれる分野が、ケニアとナイジェリアを中心に発展しており、アフリカ大陸の東西に位置することも相まって「東西アフリカ版シリコンバレー」と呼ばれているそうです。
興味深いのが、現地に根付いていなかった技術を一足飛びに急速に発展させる「リープフロッグ」という現象が起こっていることです。
ケニアの例を挙げると、2007年に携帯電話を使った送金システム「エムペサ(M-pesa)」がスタートし、欧米を超える速度でモバイルマネーが普及しました。背景には国民のほとんどが銀行口座を持っていなかったことがあります。ケニアでは銀行が限られた場所にしかない上、手続き上の理由から持てるのは富裕層だけでした。貨幣経済でない自給自足の農村部の人やホームレスなどの貧困層は、銀行口座やクレジットカードを持つことができませんでした。M-pesaは、携帯電話さえを持っていればお金の出し入れができます。これは画期的で、貧困層を含めた国民にサービスが普及。現在、M-pesaの総取引額はGDPの約50%になると言われています。
日本でも、PayPayのような電子送金・支払ができるシステムが普及しはじめたのはつい最近のことなので、驚く人も多いのではないでしょうか。

こうした「社会課題の解決×ビジネス」という形のスタートアップがアフリカに続々と進出していると記事では述べられていました。しかし、スタートアップの急成長に対し、アフリカ経済はさほど伸びていないことも指摘されています。多くの国で、未だ電力供給や物流が不安定なため、中間層の働き口となる製造業が停滞していることが理由です。ナイジェリアに工場をもつ「味の素」の大串紀之現地法人社長は、「政府主導で変えていかなければアフリカの経済はいつまでも取り残されたまま」と警鐘を鳴らしていました。

ITやアプリなど、外からど最先端の技術がアフリカに入っていくことは、彼らの人々の生活をより便利なものにしているかもしれません。しかし、それが本当に生活を豊かにしているかどうかや、健康で長生きできるようになっているかどうかは、全くの別物ではないかと感じています。日本をはじめ先進国の企業によって現地で行われるビジネスが、経営者側の自己満足で終わってしまわないよう、地に足をついた活動を行う必要性を感じました。
これは、国際機関やNGOなどによる途上国への支援にも同じことがいえると思います。
私は春からケニアのエスンバ村でボランティアをしますが、現地で行う活動が自己満足で終わらないよう、心に留めておきたいと思います。

(おすぎ)

posted by resultsjp at 17:34| Comment(1) | 情報