2023年09月15日

武見敬三厚生労働大臣の就任会見

913日、内閣改造が行われ、新岸田内閣が発足しました。

日本リザルツが予てより、ご指導、ご鞭撻を受けている武見敬三参議院議員が厚生労働大臣に就任されました。

就任会見の様子が日本経済新聞に掲載されていました。

武見大臣の父親は日本医師会会長を務めた武見太郎先生です。武見大臣は「私は決して医療関係団体の代弁者ではない」と強調した上で、「国民の立場に立ち、どのような政策を実現すべきかを考えるのが従来から私の一貫した立場だ」と述べました。

そのほか、マイナ保険証の利用環境の整備や、6年に1度の診療報酬と介護報酬の同時改定に向けた意気込みも語り、物価高騰や賃金上昇などを鑑みた必要な対応を取るとされています。

国際保健分野の政策立案の第一人者である武見大臣が今後、どのようなかじ取りをされるのか、私たちも期待して見守っていきたいと思います。

(ぽ)

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オスロ合意から30年

日本リザルツは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のアドボカシーのサポートを行っています。

9月は13日はオスロ合意から30年です。15日付の朝日新聞に特集が組まれていました。

オスロ合意とは30年前の1993913日、イスラエルとパレスチナによって結ばれたものです。イスラエル軍が占領地のヨルダン川西岸やガザ地区から撤退し、パレスチナ側が暫定的な自治を始めることで合意。二国家共存を目指すものとなっています。

ただ、和平交渉は停滞しているだけでなく、近年は暴力の応酬も激化しているのが現状です。

1面と2面には、父親をイスラエル当局に拘束された女性の話が掲載されていました。父親が拘束されたのは今春で、女性は自らも銃を突き付けられたようです。

パレスチナ政策調査センターが発表した世論調査によると、パレスチナ人の64%がオスロ合意前よりも現状が悪化していると答えているそうです。

南アフリカ生まれのイスラエル人作家ベンジャミン・ポグランド氏は現在のネタニヤフ政権の閣僚らがパレスチナ人に対して、人種差別的な言動を繰り返していることについて、アパルトヘイトを引き合いに出し、「南アで見ていることの再放送を見ているようだ」と批判。実際のオスロ合意の交渉に携わったイスラエルの元副外相であるヨシ・ベイリン氏は合意は結果として失敗に終わったとしながらも和平への道筋を示す意義はあり、イスラエルとアラブ諸国との関係改善につながった部分もあると述べ、「イスラエルとパレスチナは同じ地域に住む以上、共存していかざるを得ない。国際社会を含めて、その形を議論し続けていく必要がある」としています。

今月末には国連総会があります。この件についてもどのような議論がなされるのか、注視していきたいです。

(ぽ)

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