2023年12月18日

日・ASEAN友好50周年:日本アセアンセンター平林事務総長の寄稿

日本とASEAN首脳会合が開かれています。日本の技術を活用した協力や支援の方向性について確認する見通しです。

会合を前に、1216日の日経新聞に国際機関日本アセアンセンターの事務総長の平林国彦氏の記事が掲載されていました。


平林事務総長には今年3月のGGG+フォーラムやPMACの会合などでモデレーターを務めていただくなど大変お世話になっております。


3月のGGG+フォーラムの様子:

http://resultsjp.sblo.jp/article/190221255.html

PMACサイドイベント:

http://resultsjp.sblo.jp/article/190135934.html


平林事務総長は日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力50週年について「ともに生き、ともに成長することええ相互理解が進んだ」とし、特に日本の経済進出が人を育てることに重きを置いていることが関係諸国の評価を得ているとしました。また、アジア通貨危機やインド太平洋大津波の際は平林事務総長も現地におり、日本の支援に大変助けられたことを明らかにしています。

そして平林事務総長は、共に歩む=常に対等な立場で相手を尊重する日本の姿勢は日本への信頼の源泉であり、今後も堅持すべきと強調されていました。



17日に開かれた日本とASEANの特別首脳会議は、中国の動向も念頭に、海洋も含めた安全保障協力を推進していくことなどで一致しました。


外務省のサイトはこちらを参照:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/rp/pageit_000001_00111.html


どのような議論の進展があるのか、私たちも注視してみていきたいです。

(ぽ)

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2023年12月17日

国連難民フォーラム:22億ドルの拠出を表明

難民問題について議論する国際会議「グローバル難民フォーラム」がスイスのジュネーブで閉幕しました。第三国定住制度を用いて、2030年末までに累計100万人の難民受け入れを実現する目標に向けて、米国など複数の国が共同で支援を約束することを発表しました。合計で22億ドル(約3,100億円)の拠出が表明されました。


今回の難民フォーラムで、日本は議長を務めました。会議には上川陽子外務大臣が出席し、開会式でステートメントを行いました。同ステートメントの概要は以下のとおりです。


上川大臣は、世界の難民・避難民数が、この10年で2倍を超え、昨年には1億人を超えたことに触れつつ、こどもたちは青春時代を難民キャンプで過ごしており、たくさんのポテンシャルが失われ、「人間の尊厳」が脅かされていると述べました。そして、「人間の安全保障」の観点から、我々は団結し、難民・避難民一人ひとりの声に耳を傾けつつ、悪化の一途をたどる人道状況を何としても食い止めなければならないと訴えました。

また、上川大臣は、緒方貞子・元国連難民高等弁務官の言葉を引用し、「難民・避難民問題の大きな要因である紛争の解決は、自分自身を含む政治家の責任である」と述べました。そして、日本はフォーラムの共催国であるのみならず、本年のG7議長国、さらには国連安保理理事国でもあるとして、国際社会の平和と安定を確保するために引き続き全力を尽くしていくとの決意を述べ、ステートメントを締め括りました。


詳細は外務省の公式発表を参照:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ha_er/pageit_000001_00075.html

上川大臣のステートメント:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100594658.pdf


これは他人事でありません。日本リザルツもUNRWAのキャンペーン事務局をしていますが、すでにガザ封鎖から2か月以上が経ち、多くの難民・避難民が人間としての尊厳を無視された劣悪な環境で生活をしています。

日本リザルツでも何かできないかとクラウドファンディングを実施しております。ガザのこどもたちが平和なクリスマスを迎えられるよう、1人でも多くのみなさまからのエールをお願いしたいと思います。


Readyforのサイトはこちらを参照:

https://readyfor.jp/projects/132275


ご寄付は口座振り込みでも受け付けております。日本リザルツのほうで責任をもってUNRWAの口座にお届けさせていただきます。


1. 郵便局 

払込取扱票への記載項目

店番号:019 店名:〇一九

口座番号:00170-9-581459

加入者名:日本リザルツ

     

2. 三井住友銀行 霞が関支店 普通口座 6823329 トクヒ)ニホンリザルツ


3. 三菱UFJ銀行 神保町支店 普通口座 0107445 トクヒ)ニホンリザルツ

どうぞよろしくお願いいたします。
(ぽ)
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2023年12月15日

テイラー・スウィフトは、こころもきれい

テイラー・スウィフトが、タイム誌の2023年のパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。フォーブス誌が選ぶ2023年の「世界で最もパワフルな女性トップ100」の中でも、5位にランクインしています。

テイラー・スウィフトは17歳の頃から歌手活動をはじめました。まだ33歳ですが、キャリアは16年になります。彼女の歌詞は多くの女性の心を打つとされていますが、実はボーイフレンドとの恋愛経験に基づくもので、元カレが「これは自分とのエピソードだ」と苦笑しています。

私がテイラー・スウィフトがすごいと思うのは、創作活動だけでなく、彼女が慈善活動にも積極的だからです。2008年、彼女はアイオワ州の洪水の犠牲者を助けるために赤十字に10万ドルを寄付したことを皮切りに、20105月のテネシー州の洪水には50万ドルを、2016年にはルイジアナ州の洪水の救援活動に100万ドルを、直近では2020年に、テネシー州の竜巻の救援に100万ドルを寄付しています。すごい数字ですね。

こどもへの支援もしています。識字率向上のため定期的に全米の学校に資金と本を寄付しているほか、エルトン・ジョン・エイズ財団、UNICEFなど、多くの慈善団体に自身のアイテムをオークションに出し、その売上金を寄付しています。また、神経芽細胞腫で亡くなった4歳の男の子を偲んで書いたチャリティーシングル「Ronan」を発売したこともあります。女性の権利を守るための活動も行っています。

政治的な発言も多く、2018年の大統領選挙以降は民主党への支持を明確に打ち出し、LGBTの権利、男女平等、人種的平等の拡大への支持をあらゆる場でうったえてきています。

テイラーはデビュー当初、メディアによって「親しみやすい隣の女の子」のレッテルを貼られていましたが、今では1人のアーティストとして自分の役割を存分に活かし、人のためにできることをしています。これからも若者のロールモデルとして、世界の平和と健康のために頑張っていただきたいと思います。応援しています。


KK

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2023年12月13日

ケニアと日本:外交樹立60周年を記念して

1212日は60回目のケニアの独立記念日でした。

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駐日ケニア共和国特命全権大使のタブ・イリナ氏の寄稿が日経新聞に掲載されていました。

イリナ大使は日本とケニアが独立前から親交があり、特に感染症対策で日本の大学の医療チームが支援を続けてきたことを紹介していました。

その上でケニアでは現在、経済成長が進んでおり、日本が整備したモンバサ港をはじめ、高速道路や新幹線の整備などもなされているということを報告された上、「日本は信頼できるパートナー。インフラ整備、環境保全、農業開発、教育などの分野で協業したい」とお話されていました。

イリナ大使はケニアと日本が「伝統文化を大切にする点や品質へのこだわりという価値観が同じ」と指摘した上「今後も温かく友好的な関係を共に反映しながら、続けていきたい」としていました。

私もケニアに5年駐在しましたが、年長者やお年寄りを敬う気持ちや困った時は近所で助け合う共助の精神があり、古き良き日本の姿と重なるところも多かったです。

ケニアと日本の友好関係がこれからも続くことを私も期待しています。

(ぽ)

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スナノミ症の新薬とGHITファンド

月刊誌公明1月号にスナノミ症の最新の取り組みに関する寄稿が掲載されました。

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寄稿の中では、ケニアの田舎では患部をくりぬく野蛮な治療法がまん延しており、これが原因で敗血症や破傷風などの二次感染が発生していることが指摘されています。

その上、サラヤ社が現在、殺虫性の高い塗り薬を開発しており、現地に見合うコストで販売できるようウガンダにある工場での製造に向け、許認可取得を目指していることが紹介されています。ただ、こうした許認可の取得にはさらなるデータ収集が必要だということで、日本リザルツとしては日本発の官民連携パートナーシップでNTDsの創薬に力を入れているGHITファンドのスキームが使えないかと提案をしています。


岸田首相はG7広島サミットでGHITファンドに2億ドルの拠出をすることが発表されました。GHITの助成プログラムで是非、スナノミ症を扱っていただき、効果のある薬が1日も早く困っているスナノミ症患者さんに届くことを期待しています。

(ぽ)

posted by resultsjp at 10:25| Comment(1) | 情報