2024年06月20日

防災グローバルフォーラム:閉会式の様子

日本リザルツが保健・栄養分野で連携している世界銀行主催の「防災グローバルフォーラム」は19日に予定していた主要な会議がすべて終了しました。
17日の開会式では災害を経験した兵庫県と宮城県、それに岡山県の高校生たちが共同でまとめた「防災宣言」を英語で発表し、災害を自分の問題として考えることや誰1人取り残さない社会の実現を目指すことなど、5つの方針を示しました。
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閉会式では、135か国の参加者が総計1,550人以上集まったという発表がありました。今回で会議は8回目ですが、参加者数は過去最高だったそうです。アジアでは初めての開催だったため、日本やアジアの団体の参加が増えたのが要因のようです。

また76ものサイドイベントも行われ、日本ハムや日本栄養士会のランチセッションも行われました。災害時の栄養・食事を取り上げるのは極めて稀です。

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こちらは日本栄養士会のランチセッションでの一コマ。

20、21日は防さいに関連する視察が行われました。このうち、阪神・淡路大震災の際、火災で大きな被害を受けた長田区の「大正筋商店街」を訪れたみなさんは、地元のガイドからは激しい勢いで炎を上げたり地震の揺れで倒壊したりした店舗の写真をもとに、当時の状況について説明を受けていました。また、地元の被災者たちが協力して整備した仮設の商店街は、その後の東日本大震災でも復興の参考になったことが紹介されていました。

大盛況のうちに終わったのは、昨年から、会議の開催に際し、ご尽力をされてきた米山泰揚駐日特別代表はじめ、世界銀行東京事務所のみなさまの努力の賜物だと感じております。

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米山駐日特別代表の記者会見の様子。

関係者のみなさま、本当にお疲れ様でした!

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今日(6月20日)は世界難民の日

620日は、「世界難民の日」です。今年5月には、世界にいる難民の数は過去最多の推計12,000万人に達しました。


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NHKの取材に応じた国連のグランディ難民高等弁務官は、世界各地で紛争が相次ぎ、難民や避難民の増加に歯止めがかからない一方で、欧米では難民などの受け入れに反対する政治勢力が支持を広げているとして、強い懸念を示しました。

グランディ氏は以前、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事務局長を務めていらっしゃいました。イスラエルとパレスチナの紛争についても触れ、「ガザ地区をめぐる情勢で国家間の溝はさらに深まってしまった」と危機感を示しました。


グランディ氏とのアドボカシー活動はこちらのブログを参照ください。

2013年の訪日の様子(議連):

http://resultsjp.sblo.jp/article/74716787.html

2012年:山口那津男公明党代表との面会の様子:

http://resultsjp.sblo.jp/article/57532139.html

2012年:訪日の様子(議連):

http://resultsjp.sblo.jp/article/57515662.html


難民問題に関しては先日のあさがおセミナーでUNHCR議連会長の逢沢一郎先生が、「難民、国内避難民という立場の方々にどうアプローチをするのかという視点でも栄養を考えていければ」と指摘をされていました。


ガザ情勢が緊迫する中、日本に何ができるのか、私たちも考えていければと思います。

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命の恩人:山部清明さんのコラムより

19日付の日経新聞の「交遊抄」に元GHITファンドのCOOである山部清明さんの寄稿が掲載されていました。

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山部さんはGHITファンド時代に日本リザルツと連携してアドボカシーを実施。2023年の広島サミット後の会見で岸田首相がGHIT2億ドルの拠出を表明したことにつなげました。

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当時の様子はこちらのブログを参照:

http://resultsjp.sblo.jp/article/190182947.html

http://resultsjp.sblo.jp/article/190360484.html


現在はFast Fitness Japanの社長をされている山部さん。コラムではギリアド・サイエンシズの常務執行役員の中野正剛さんの話を取り上げていました。お二人は新卒で入社した日本ロシュ(現:中外製薬)の面接で隣になったことがきっかけで仲良くなり、入社後は営業で売り上げを競い合ったそうです。私からすると山部さんも人当りがよく、とても温かい方なのですが、そんな山部さんをして、中野さんは「いつも人の輪の中心にいて、うらやましいと思うこともあった」方のようです。

山部さんは10年前にがんを患いました。その際、家族の次に連絡をしたのが、中野さんだったそうです。中野さんは「今は治る病気だ」と言い、山部さんが治療に専念する間、製薬会社で山部さんの代わりが出来る方をすぐに探して下さったそうです。その時のことを振り返り、「命の恩人」と評していらっしゃいました。


山部さんと中野さんのご活躍を期待するとともに、お二人のご健康と素敵な友情関係がいつまでも続きますように。

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2024年06月19日

防災グローバルフォーラム:日本ハムのランチセッション

世界銀行が開催している「防災グローバルフォーラム」。昨日は日本リザルツが連携している日本ハムさん主催のランチセッションがありました。その様子をお写真いっぱいで共有させていただきます。


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客席の最前列・ど真ん中を陣取る我らがどーら。

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「災害と食〜現場の経験から」ということで国際医療福祉大学の山本尚子先生もご登壇されました。

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日本ハムさんが災害時に行っている取り組みも紹介されました。

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みなさんで記念撮影です。大盛況のうちに幕を終えたようです。


フォーラムは今日も続きます。

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2024年06月18日

開催中!防災グローバルフォーラム

あれ?ここのところ霞が関が静かだ…
そう思ったあなた!魔法使いどーらは現在、姫路で行われている「防災グローバルフォーラム」に参加しています。
日本リザルツが保健や栄養で連携している世界銀行さんが主催しています。

このフォーラムは世界各地で隔年で開かれていますが、今回は阪神大震災から来年で30年になるということで、姫路が会場となりました。約100か国の防災の専門家や政府関係者、NGOなどが参加し、防さいの最新の課題などを議論しています。

このうち16日のイベントでは、2016年の熊本地震で損傷した熊本城の修理に携わる千田嘉博・名古屋市立大教授が、文化庁がサポートチームを作って自治体を支援し、専門家や研究者も加わる日本の災害復旧体制を解説し、「免震・制震装置などの最新技術で安全性を高めながら文化財本来の価値を損なわないように進めた熊本城の修理は、世界に適用できるモデルケースになる」と語ったそうです。防さいだけでなく、発災後の対応、復旧・復興に関しても議論がなされているのが興味深いですね。

どーらから現地のお写真が送られてきました。
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まるで某NHKの大河ドラマの装いです!華々しい会合にぴったりですね。

この会議は19日まで続きます。
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