2024年09月30日

きりこ祭り復活に向けて

先日のブログでご紹介の通り、去る9月8日、金沢兼六荘にきりこ祭り実行委員会の田崎正彦様(見附島観光協会会長)をお招きし、きりこ祭り復活の一助にと、白須理事長から寄付金2百万円を贈呈いたしました。


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こちらもご覧ください。:http://resultsjp.sblo.jp/article/191054649.html


この程、お礼状を拝受しましたのでご披露させていただきます。

書面の中で会長は、「地域が一つになる“まつり”を復興において欠かせないものと捉え、宝立キリコ祭り復活に向けて、総力を挙げ取り組んで参ります」と力強く書かれています。


日本リザルツも同じ思いです。

私たちも自分たちなりの方法で、お祭りの復活を応援していきたいと思います。

皆様のご協力ご支援をお願いいたします。

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posted by resultsjp at 20:07| Comment(0) | 能登半島地震

2024年09月21日

完成間近!能登サテライト

まずはじめに、本日の大雨で被害を受けられた石川県の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。


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日本リザルツが能登町に取得した古民家のリノベーションもいよいよ大詰めです。

こちらを事務所兼宿舎(サテライト)として整備し、職員やボランティアの方の活動拠点として活用する計画です。

また、地元の皆様にも使っていただけるよう、設備を順次整えていきます。

どうぞ楽しみにお待ちください。

本日のブログでは、この新しい拠点をご紹介させていただきます。


以下、写真で少しご紹介します。

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豊かな緑に囲まれた場所に建っています。

床の間の改装も急ピッチで進んでいます。もう一息です。

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冷蔵庫も運び込まれ、宿泊生活も大丈夫ですね。洗濯機、テレビも設置されました。

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二階の居室も、フローリングになり、襖の張替えを残すだけです。

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9月中には工事を完了、10月早々事務所開きの予定です。

ここまでご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

日本リザルツは、こちらを拠点に、能登の皆さんとともに息長く復興の道を進んでまいります。

引き続き皆様のご理解ご支援をお願いいたします。

(のーびっひ)

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2024年09月18日

「ガザの底力」

昨日のブログの続きとなります。

各メディアでも、UNRWA清田局長のインタビューが取り上げられています。

清田局長は、今回のポリオの大規模予防接種について、「目標を達成したという確信を持っている」と語りました。また、住民自らがスタッフとして接種に取り組んだことを指して成功の裏に「ガザの底力」があったと述べました。

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予防接種は91日からガザを3つの地域に分け順次行われました。10歳未満子供が対象で接種率90%が目標でした。接種を終えた人は56万人に上ります。接種を行う朝6時から午後2時までは戦闘休止ですが、この時間帯を過ぎると再び戦闘が始まります。清田局長は「戦時下の現実を見た」と語っています。

 スクリーンショット 2024-09-18 171853.png

戦時下で、医師として「戦う」清田局長はじめ、UNRWAのみなさんに心からエールを送りたいと思います。


(写真はNHKのインターネットサイトから:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240917/k10014583321000.html

(のーびっひ)


posted by resultsjp at 17:41| Comment(0) | UNRWA

「アフリカから西側へのタックスヘイブンを経由した不正な資金流出の問題」とは?

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国際租税枠組み条約に関する特別委による付託事項(ToR)議論で、Illicit Financial Flows(IFFs:不正な資金の流れ)問題についても、アフリカなど途上国からコメント(公約)として挙げよという強い要望がありながらも、先進国などから「普遍的な定義がない」として、コメントから削除するよう主張した、とのこと(注1)。 

とはいえ、IFFsについては国連側で定義しており、最終案にも「枠組み条約のコミットメント」(第10パラ)に、「二つ目の議定書の選択肢」(第16パラ)にIFFsがしっかり盛り込まれています。

■ アフリカでのIFFsの実態>「先進国が腐敗行為に関与し利益を得てきた」

アフリカから不正な資金流出(多国籍企業等の移転価格、汚職、犯罪などによる)が年間900億ドルにも上るというのが国連・UNCTADの推計です。一方、アフリカへのODA供与総額は2022年で620億ドルです。これではいくら貧困や気候危機に対して援助しても、穴だらけのバケツで水を汲んでいるように、まったく有効な支援になりません。

こうした現状につき、ナイジェリアの鉱業相や世界銀行副総裁を歴任したオビアゲリ・エゼクウェシリさんは日本経済新聞のインタビューに答えて、次のように述べています(注2)。要旨を簡潔にまとめます。

「アフリカが伝統的に腐敗しやすいという欧米の議論は間違っている。先進国が世界中の途上国の腐敗を助長する影響力を行使してきた。腐敗には供給側と需要側があり、先進国の多くの国がアフリカの腐敗行為に関与して利益を得てきた。

アフリカから西側へのタックスヘイブン(租税回避地)を経由した不正な資金流出の問題がある。国連の報告書によれば、約890億ドル(約13兆円)の不正な資金がアフリカから流出し、先進各国に流れ込んでいる。それは先進国がアフリカに拠出している開発援助や海外直接投資よりはるかに多い」

以上ですが、今日気候変動やグローバルな格差への対処など地球規模の課題として「国際租税協力」があり、これはグローバルガバナンスの強力な武器になることは間違いありません。

              
※写真は、オビアゲリ・エゼクウェシリ元世界銀行副総裁

(報告:田中徹二・グローバル連帯税フォーラム/日本リザルツ理事)

posted by resultsjp at 09:02| Comment(0) | 国際連帯税の推進

2024年09月17日

感染症と戦争

9月8日の日本経済新聞「春秋」欄で感染症と戦争の関係が取り上げられていました。戦争と結びついた衛生環境の悪化が感染症被害を拡大させるから、これを抑制するためには戦争をやめることが必要だというのがその主旨です。


先日のブログに記載の通り、紛争の続くガザ地区でも、幸いなことにポリオ(小児まひ)の予防接種のため一時停戦が実現しましたhttp://resultsjp.sblo.jp/article/191045207.html)。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、9月13日、パレスチナ自治区ガザ地区で行われていたポリオの1回目のワクチン接種が12日に終わり、目標としていた接種率90%を超えたと発表しました。しかし、残念なことに接種期間中に地域と時間を限定して行った一時休戦は終了し、戦闘は再開しました(https://mainichi.jp/articles/20240914/k00/00m/030/005000c)。


UNRWAの清田明宏保健局長が9月16日、オンラインで日本メディアの取材に対し、今回およそ56万人の子どもにワクチンを接種したとし、さらに来月中旬をめどに2回目の接種を開始できるようイスラエル側と一時停戦の協議を始めていると発言しています。(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240917/k10014583321000.html


前掲の「春秋」の結びはこうあります。「再び悪疫をのさばらせる過ちを犯すなら、それは全人類への敵対行為というほかない」。罪のない人が徒に感染症に倒れることを防ぐためにも平和が強く望まれます。特に、将来ある子供たちのためにも、ガザ地区の早期休戦が早く実現するよう期待します。

(のーびっひ)


posted by resultsjp at 11:48| Comment(0) | 感染症