2024年11月28日

人道外交議連での清田先生講演会

先日ご案内した、超党派人道外交議員連盟での清田先生の講演を聴講しに行きました。

国会議員の方を含め、100名以上の方が来場されていました。

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阿部知子先生の開会の辞、近藤昭一先生の挨拶ののち、清田先生の講演です。

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戦争の前までは、ガザは海に近く穏やかな場所でしたが、戦争が始まってから一変して「人の住めるところではなくなった」ことを、「家々の崩壊」「下水の崩壊」「人間の尊厳の崩壊」「生活の崩壊」など、いくつもの事例を挙げて、映像を交えながらお話されました。

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悲惨な状況の話の後、UNRWA現地職員のアブドラさんが爆撃で両脚を失い、カタールで治療を受けていること、まだ手術を今後も残しながら、お見舞いに来た清田さんに「早く現場に戻りたい」と訴えたことに清田先生が、大変力づけられたというお話を伺いました。「希望はひとの心の中にあり、それを繋ぐことで未来が開ける」

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講演の最後に、国連事務総長の「UNRWAなくしてプランBはない」という言葉を紹介し、UNRWAという組織が、医療、教育はじめガザの社会インフラを支えており、UNRWAの支援を諦めることは国際社会がガザを見放すということになるのだ、と支援を訴えて話を締めくくりました。

その後、外務省からの日本政府の対応姿勢についての説明がありました。

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中東研究者代表・長澤さんからの有志アピールの報告

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セーブ・ザ・チルドレン金子さん         パレスチナ子どものキャンペーン田中さん

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小池議員                     櫛淵議員

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国連広報センター根本さん               宮田さん    

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伊勢崎さんから意見、質問が活発に出されました。
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最後に阿部議員から、議連としても全力を尽くす、との力強いお言葉がありました。
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清田先生は、お忙しい合間を縫って、先日リザルツの事務所にもお越しくださいました。

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清田先生のご努力が実り、ガザの人々が笑顔で暮らせる日が早く訪れることを願ってやみません。

リザルツも清田先生とともに、微力ながら活動を真摯に進めていきたいと思います。

(のーびっひ)

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2024年11月25日

羽田⇔能登間が一日二便に!

ちょっとうれしいニュースです。

現在、のと里山空港は、羽田⇔能登間の一日一便となっていますが、1225日から、震災前と同じ一日二便に増便になることが決定しました。

(【ご参考】能登空港ウェブサイトhttps://www.noto-airport.jp/

予てより、白須理事長も国会議員の皆様などにおねがいをしてきましたが、漸く実現の運びとなりました。

首都圏との往来が便利になり、人の移動が活発となって、能登の復興に弾みがつくことに期待が膨らみます。


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2024年11月24日

藤波館の冬支度

奥能登の冬支度として「雪囲い作業」があります。屋根より落ちた雪の積雪により窓ガラスに圧力が掛り割ってしまわない様に、家の周りを雪囲いします。


この作業はなかなか手間の掛る作業で、藤波館の管理人としては、とても心配をしておりました。

そんな折、定住促進協議会の森 進太郎さんの御好意で東大の学生ボランティアとOJ(大工)を派遣していただける運びとなり、本当に感謝しております。


1124() 9:00開始・・・東大生と社会人合わせて11名のボランティアがOJの大工、通称平(へい)ちゃんの指導のもと始まりました。

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学生たちは何もかもが初体験でのこぎりの使い方・インパクトドライバーでビスを留める方法など体験させて貰っていました。

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男性より女性の方が上手だったりして・・・。


長い棒板をみんなで押さえるなど手順よく作業は進みます。

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昼食は各自、持参されており藤波館の多目的ルームを使っていただきました。


午後からは

柵に沿わせて、波板を順番に立て掛けていき、ビス留めの作業です。若い子は覚えが早い。インパクトの使い方も上手になりました。

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玄関横の雪囲い完成です!

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裏の雪囲いは組まれた物が保管されており、それを取り付けるだけで終了。

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最後に藤波館前で記念撮影。

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彼らは今回のボランティア体験をどう感じたでしょうか?

今度は是非、藤波館を拠点としてボランティア活動に来ていただきたいです。

藤波館の雪囲い完成し嬉しいです。皆さん、ありがとうございました。

(けいたん)

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2024年11月23日

大乗寺マルシェで老眼鏡配布


今日は朝からあいにくの雨・・・それに凄く寒い、気温10℃。能登町宇出津にある「大乗寺」にてマルシェが開催されるとのことでお誘いを受けた。

現場に到着したころには雨も上がり、日も差して来た。


このお寺では定期的にマルシェが開催され賑わいづくりをされている。檀家さんはもちろんのこと、地域のお年寄りや子供連れの御家族。皆さん、続々と集まって来られた。「老眼鏡無料配布」が周知されていたようで、「楽しみにしとったんや!」と一直線に私のところに来られた方もいらした。

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大乗寺マルシェに出店されているお店は、レパートリー豊富である。キッチンカーに焼き鳥屋・パン屋に軽食喫茶・くじ引き・念珠ブレスレット作り(無料)・食器販売(10)・リース作り(無料)・手作りアクセサリ(販売)等、多種多様な人脈で運営されている。

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場を盛り上げる為の施策なのか突然、キャラクター小僧も登場。

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風船でいろんな物が作れる大道芸師?

子供たちが彼を取り囲み、その見事な手捌きに目が釘付け。歓声をあげている。

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仮設住宅の建設で子供たちの遊び場は奪われてしまいました。子供たちが思いっきり笑ったり走ったりできる運動場や公園は大人たちの都合で仮設住宅になっている。この大乗寺の御住職夫妻の取り組みは素晴らしい。ここでは大人も子供も高齢者もこの寺の敷地内で食べて遊んで、おしゃべり出来て、楽しい時間が過ごせる場所になっています。そんな居場所を提供されているのです。


そんな素晴らしい場所に日本リザルツもお仲間に入れていただき、ありがとうございました。


(けいたん)

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2024年11月22日

UNRWA清田局長が読売国際協力賞に選ばれました

UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の清田保健局長のご活躍は、リザルツのブログでも何度も取り上げさせていただいています。

この程、清田局長が、第31回読売国際協力賞受賞者に選ばれました。この賞は、さまざまな活動を通じて国際社会への貢献の重要性を身をもって示した個人や団体、企業を顕彰するため、1994年に読売新聞創刊120周年を記念して創設された賞です。

清田局長は、世界保健機関(WHO)などで30年以上、パレスチナ難民を中心に中東の人々の保健医療支援に尽力してきたことが評価されたものです(https://www.yomiuri.co.jp/choken/y-kyoryoku/20241112-OYT8T50093/)。

記事の末尾の略年譜を見ると、足かけもう15年もUNRWAの医療の第一線で奮闘されています。治療する傍ら、新たなけが人病人が運ばれてくる中で、長期間に渡り医療の責任者として指揮をとられることがどれほど大変なのか想像もつきません。

引用記事のインタビューでの清田局長の言葉です。

「(UNRWAの現地医療職員は、)朝から晩までテントや破壊された家にいるのがつらく、患者に感謝される勤務中だけは人としての尊厳を保てるというのだ。私は、彼らの苦悩の声を聞いてあげるしかできないでいる。戦争の前で医療は無力だ。」


今回、授賞式の前後に一時帰国され、人道外交議員連盟の臨時総会で特別講演をされるそうです。

日時:令和6年11月28日()15:30〜17:00

場所:衆議院第1議員会館 多目的ホール

貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでいただけますと幸いです。

タグ:ガザ
posted by resultsjp at 15:29| Comment(0) | UNRWA