2015年03月10日

「ガザ交流会」を開催しました

3月9日(月)
本日、「ガザと日本をつなぐ大空に 揚がれ!希望の凧」イベント第3弾、「ガザ交流会」を開催しました。
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東日本大震災で被さいされた方々を想い、パレスチナ・ガザ地区で2012年より毎年3月に行われている凧揚げ。
今年は、その凧揚げを行うガザとインターネット電話(スカイプ)で繋ぎ、ガザの子どもたちと日本の子どもたちが交流しました。

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始めは少し緊張も見られた日本サイドですが、積極的に質問したりコメントしたりするガザの子どもたちを見て、日本側も良い刺激を受けたようです。
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話題は、ガザで人気のサッカー(ガザの子どもたちから、本田圭祐選手の名前が出てきました)や、ガザの子どもたちが知っている日本語(「ありがとう」「さようなら」)と、日本側参加者の知っているアラビア語(昨年、国境なき子どもたちの友情のレポーターという企画でヨルダンに渡航した釜石高校の佐々木千夏さんより、アラビア語の挨拶などが飛び出しました)、日本のお祭り(平田第6仮設自治会長の森谷勲さんより、釜石の伝統芸能である虎舞などについて説明いただきました)、お互いの食文化など、多岐にわたりました。

主役は子どもたちですが、子どもから大人まで、多くの方にお越しいただき、ガザの子どもたちの話を興味深そうに聞いていました。
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突如、ガザサイドから、ひとりひとり立ち上がって、日本への感謝のメッセージを伝える場面がありました。
「日本は震災で大変な時も、私たちを助けてくれた」「平和な国日本は、私たちのお手本です」
戦闘で辛い体験をしているガザの子どもたち。
日本への感謝の気持ちを、笑顔で語ってくれたのが印象的でした。

学校の屋上からスカイプ交流を行ったガザですが、交流会の終盤には、その学校の校庭で凧揚げが始まり、釜石からも、ガザの子どもたち1000人の凧揚げの様子がリアルタイムで見ることができました。

予定していた時間を過ぎてしまうほど、みんなの話は尽きない様でした。

「いつか日本に行きたい」だけど、「私たちはガザから出られない」と言っていたガザの少女。
それに応えるように、「こちらから会いに行きます」と伝えた日本の少女。

いつの日か、誰もがいつでも好きな場所に行ける、会いたい人に会える、そんな世界になるよう、今後とも、こういった交流を続けていきたいと思います。

(釜石事務所、吉田)
posted by resultsjp at 02:04| Comment(3) | 東北復興支援
この記事へのコメント
言葉にならないほどの感動。有難う、心打たれました。ガザ、釜石の少年少女の皆さん。
Posted by 飯豊山 at 2015年03月10日 09:48
本当に涙があふれています。全ての皆様に感謝です。ストロベリージュース2杯目です。今日は特別美味しい!
Posted by 白雪姫 at 2015年03月10日 13:56
参加した子供たちは文化の違いか、もう少し発言があれば良かったですね。
Posted by 菊池 隆 at 2015年03月10日 22:10
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