スモーキーマウンテン閉鎖に伴い政府が建設した集合住宅を訪れました。
廊下は薄暗く、ジメッとしていました。
家族が多いフィリピンの家庭では、洗濯物もたくさん。
今回のプロジェクトの対象地区と人数、提供物品などを決めるため、話し合いが行われました。
フィリピンの貧困地域では、政府やNGO、教会などが学校の支援を行い、学校で必要な文房具などを提供していますが、中には、そこから漏れてしまう子もたくさんいます。
子どもが多く、近くの学校ですべての子どもたちを受け入れることが出来ないため、遠くの学校に通わざるを得ない子どももいます。
しかし、学校が遠いと交通費やおやつ代が必要となり、家計への負担がさらに大きくなるため、結果、子どもたちは学校に行くことができなくなります。
文房具の問屋にて、購入物品の確保と値段の交渉を行いました。
同じ予算でより多くの子どもたちに支援が行き渡るために、ギリギリまで値段を下げてもらえるようがんばりました。
最終的に決定した学校グッズはこちら。
ノートがないから、学校に行けない。
ペンを買うお金がないから、子どもを学校に行かせられない。
結果、ゴミを拾う生活から抜け出せない。
そんな人々が、ひとりでも少なくなるように。
(釜石事務所、吉田)