2015年06月25日

親子の人生も違っていたはず。

現在私は、母子家庭の子に学習指導を行っています。
下は小学校1年生から上は高校1年までいます。

不登校になった子どものことで、お母さまから私に相談されたのがきっかけです。
家から一歩も出ないよりは、少しでも外に出ることをすすめ、私のところに来るようになりました。
正直、その子の学力レベルの低さは、想像を超えるものでした。
母親は、その子が2歳・下の子が0歳の時に離婚し、その後は養育費ももらえず女手ひとりで、乳飲み子をかかえただ必死に働いてきたのです。
昔と違って、学校が全てを賄ってくれるわけでなく、学力UPには親のサポートが必要な時代は、このような件は当たり前です。

その子が、ずいぶん心を開いて来てくれたころ、その子からポツリと出たことば・・・
「私のお父さんは、私の事きっと嫌いになったんだと思う。私なんてどうでもいい人間なんだ。」
「今までは、私や〇〇(下の子)の誕生日・クリスマスには、テーマパークのチケットを送ってきていたのに、急に送って来なくなった」と言って来ました。
「そのチケットはお父さんからだよ。とお母さんが言ってたの?」と聞いところ、
「ううん。お母さんは一度もお父さんからだと言ってない。でも絶対にお父さんだと思っていた。」
「会えなくても、誕生日・クリスマスに送ってくれるのが、私の事も大切にしてくれていると思えてすごく嬉しかった」
「でも、この間のクリスマス・私の誕生日には何も送って来なかった。だからお父さんは私のことなんて嫌いになったんだと思う」
「別のお母さんの子の方が大切なんだよ。」

「子どもの事が嫌いになる親なんていないよ。まして会えない子ほど、子どもに対する思いは強いものだよ。きっとお父さんなりの事情があったからだと思うな。」

私はお母さまから、元ご主人が、そのテーマパークで働いていたが、数か月前に退職し故郷へ帰ったと聞いていたので、その理由で送って来れなくなったことは、直ぐにわかりました。
翌日にお母様と会い、お母様にお子さんとのやり取りを伝え、「ずっと一人で抱えてきたね。元ご主人や実の妹の悪口も一度も子どもには言わないできたね。それは本当に立派だし偉いよ。」とも伝えました。泣き崩れたお母さま。

その後は、お母さまは全てお子さんに話し、お子さんは現実を受け入れるのに時間もかかっています。

共同養育制度だったら、この親子の人生もまた違っていたと思います。

離婚してもずーとパパとママでいてね。この事を、離婚することが決まってから伝えても手遅れなのかも知れませんね。
以前の署名活動のときに既婚家庭の方々の方が多く賛同し署名してくださったことを思いだすと、子どもが生まれたときから、家族一緒に暮らしているときから、伝えていくことも重要かな・・と思いました。
今のままですと、まず共同養育・面会交流の重要さを理解してもらい、そして感情と行動の区別のアプローチと2段階必要です。もちろん、何も言わないよりは、希望はあるかと思いますが、そんなこんなしている間に、日本ではまた一組の家庭が離婚しているのです。(H.K)
posted by resultsjp at 17:03| Comment(0) | 親子断絶防止
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