2016年06月14日

【結核ニュース】結核類似菌の呼吸器系患者急増!7年で2.6倍


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皆様、こんにちは。

今日はちょっと気になるニュースを目にしましたので、共有させてください。

結核類似菌の呼吸器系患者急増 7年で2.6倍、慶大調べ
【日経新聞 6月14日】
 結核菌の仲間の細菌によって起きる呼吸器系の病気「肺非結核性抗酸菌症」の患者が急増していることが、慶応義塾大学の長谷川直樹教授らの調査で13日までにわかった。7年間で2.6倍に増えていた。
 肺非結核性抗酸菌症は水や土などに存在する抗酸菌のうち、結核菌とライ菌以外の細菌が引き起こす。推定で年間1300人以上が死亡している。
 研究チームは2014年に884の医療機関にアンケートし、患者数を調べた。07年の調査と比べ患者は2.6倍に増え、推定で10万人当たり14.7人に達した。
記事全文はこちら


肺非結核性抗酸菌症とは…?
 非結核性抗酸菌とは、結核菌とライ菌以外の抗酸菌の総称です。
現在100菌種以上が発見されていて、それらの菌種によって起こる感染症のことを言うそうです。
 非結核性抗酸菌は、自然環境中の水系・土壌中や家畜などの動物の体内、水道・貯水槽などの給水システムなどに広く生息しています。
菌を含んだ埃や水滴を吸入することで感染すると推定されています。
国内でも20菌種を超える感染症が報告されていて、そのうち7〜8割ぐらいはMAC(Mycobacterium-avium complex)と呼ばれる菌で占められているそうです。
 結核菌は他人への感染性が強いため、感染者の喀痰から直接菌が検出されると、結核病棟への入院の対象となりますが、
非結核性抗酸菌は菌が検出されても他人に感染することはなく、一般病棟あるいは外来にて治療をおこなうこととなります。
以前は、陳旧性肺結核症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺切除後やじん肺、間質性肺炎などの既存の肺疾患を有した男性に多くみられていましたが、最近では、過去に基礎疾患のない中年以降の女性の増加が顕著だそうです。なぜ女性に多いのかは現時点でははっきりとはわかっていません。
結核予防会HPから抜粋


結核は現在、一部の多剤耐性結核を除き多くが治癒を期待できるようになったのに対して、非結核性抗酸菌症は治療がまだ確立していませんが、結核と類似した病気のため、抗結核薬を含めた3〜4種類の薬を用いて治療を行うそうです。


咳や痰が2週間以上止まらない、胸に痛みがあるなど、気になる症状をお持ちの方は一度検査をぜひ。


【結核information】
結核症状チェック

ストップ結核キャンペーン

結核Q&A(結核予防会)

GHITFund 結核R&Dのポートフォリオ一覧

【リザルツの過去の結核関係の記事】
【結核ニュース】世界で猛威…耐性菌拡大、WHOが新手法奨励

【結核ニュース】29人が結核集団感染 千葉船橋

薬が効かない結核!?多剤耐性(MDR)結核について

STOP THE 結核!!大都会、渋谷でも集団感染!最近の集団感染事例。

結核の恐怖…結核についてどのくらい知ってますか?

以上です。

(いけのり)
posted by resultsjp at 10:33| Comment(2) | ストップ結核アクション
この記事へのコメント
いつも情報ありがとう
Posted by 白雪姫 at 2016年06月14日 22:34
2.6倍!びっくりです。
Posted by 白虎 at 2016年06月17日 10:47
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