2016年06月17日

PASについて

本日は、現在和訳している最中に出てきたPASについてご紹介したいと思います。
皆様PASとは何かご存知でしょうか?(実は僕も、初めて目にした単語でした。)

PASとはParental Alienation Syndrome の略で、日本語では片親引き離し症候群と言います。

では、片親引き離し症候群とは?
一方の親が、もう一方の親に対する誹謗や中傷、悪口などマイナスなイメージを子どもに吹き込み、子供を他方の親から引き離すようし向け、結果として別居親に会えなくさせている状況を指します。
もちろん、別居や離婚してすぐのころは、相手への怒りや葛藤を抑えきれず、悪口を言ってしまうこともあるでしょう。
でも、例えば、子どもと同居する母親が、離れて暮らす父親の悪口を言っていると、子どもは母親に嫌われる・捨てられるという恐怖心で、同調してしまう傾向があります。これは、欧米などでは、情緒的虐待とみなされるそうです。

それでは次に、PASの症状について見てみましょう
もし、上記の状況が続いてしまうと、うつ病や円形脱毛症状を発症する子もいたり、長期にわたって情緒不安定な状態が続く場合もあるそうです。子どもは、両親が離婚したことで、既に心に傷を負っていますので、子どものケアを最優先して欲しいものです。その時にしっかりケアしてあげないと、その後の子どもの精神の発達にも影響を及ぼし、自己肯定感の低下、そしてアイデンティティーが確立できないなどという悩ましい事態を引き起こす場合まであります。

離婚問題は、非常に難しいトピックですが、子どもは子どもの権利がしっかりあります。
皆様も、自分や周りでそういう方がいらしたら、子どもがPASになる前に大切にケアをしてあげましょう。そして、一人で悩まず「らぽーる」にご相談ください。
演劇
posted by resultsjp at 10:04| Comment(1) | 親子断絶防止
この記事へのコメント
少し理解できました。
Posted by 白雪姫 at 2016年06月20日 19:52
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