2016年09月16日

CHVトレーニング for Central CU【三日目】

Central CU(コミュニティ・ユニット)のトレーニング最終日。あいにくの曇りでしたが、寒空の下でも隣の小学校の子どもたちは元気いっぱいです。
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本日最初に行われたセッション8のテーマは、「偏見と差別」。アドボカシーを通して、カンゲミコミュニティから結核に対する偏見を無くしていくことも、私たちの重要な任務です。

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結核・HIV患者が進んで治療を受けに来られる環境をつくるためには、患者自身がセルフ・スティグマ(内なる偏見)を克服しなければなりません。そのためにコミュニティ・ヘルス・ボランティア(CHV)として何が出来るか、グループで話し合いました。

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「病気に関する正しい知識を伝える」、「コミュニティのサポートグループや地域の活動に参加するよう勧める」「自分を愛する方法を教える」など様々な意見が出ましたが、まずはCHV自身が偏見をもってないか自己を振り返り、家族や友人など身近な所から正しい情報を広めていくことが最も重要だという結論に至りました。

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ここからは、より実践的なトレーニングに移ります。セッション9では、実際にこれからの活動で使用するツールが配布され、結核患者の記録や報告の方法を学びました。

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右の黄色い紙が「結核アポイントメントカード」。名前、年齢、性別、連絡先などの個人情報や治療開始日、投薬回数、毎月の体重の変化等が記録出来るようになっており、結核患者が診察や治療の予約を取るときに使用します。このカードをクリニックが毎回確認することで、患者の治療状況を把握し、途中で投薬をやめることのないよう厳しく管理します。

左の白い紙が「コミュニティ結核スクリーニングカード」。結核の発症が疑われる住民を発見した時に、CHVが使用するシートです。二週間以上咳が続いているか、急激な体重の減少はないか、などの項目にYESかNOで答えられるようになっており、その回答によって、至急結核の検査を受けさせる、クリニックを紹介する、結核に関するレクチャーを行う、など適切な対応方法が記載されています。

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その後、全員でカンゲミヘルスセンターを訪問し、クリニックのドクターから結核患者の照会方法や処方する薬についての説明がありました。

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会場に戻った後は、研修の続きです。セッション10では、結核患者の家族など、感染の可能性がある人たちを割り出すための接触者調査(Contact Tracing)と、治療のためのアポイントを2回無視してクリニックに来なかった患者を追跡する治療中断者調査(Defaulter Tracing)の方法についてレクチャーが行われました。

特に後者は深刻な問題で、長引く治療が嫌になったり、クリニックに通うのが面倒になったりして、勝手に薬を飲むのをやめてしまう患者さんが多くいます。そうすると病気が悪化するばかりでなく、薬剤耐性結核を発症する恐れもあり、非常に危険です。

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レクチャーが一通り終わると、4つのグループに分かれてアクションプランを作成してもらいました。

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結核をなくしていくため、コミュニティに最大限の効果をもたらすには具体的にどのような活動を行っていけばよいか、これまでの講義を踏まえて真剣に話し合います。

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そして発表。担当する世帯の範囲が被らないようにCHV同士で話し合う、戸別訪問をして結核患者がいないか調査をする、学校に行って結核の話をする、治療を啓発するフライヤーを配る・・・等々、実施期間と共にかなり具体的な予定が立てられており、驚きました。

本日のグループ発表をもとに、後日、各CHVには個人としての年間ワークプランも作ってもらうことになっており、私たちはその計画が実現するよう、最大限のサポートとフォローアップを行うつもりです。

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こうして全てのトレーニングが終了したところで、参加者全員に、研修の最初に受けたものと同じ結核のテストをもう一度受けてもらいました。

その結果は・・・
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ほぼ全員が、大幅な点数アップです!特にトレーニング前の正答率が20%だった二人は90%まで上がり、講師の方も、「これなら安心して任せられる」と感無量の様子でした。

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最期に結核クリニックの前で記念撮影。
素晴らしい講師と熱心なCHVの方々に囲まれて、これからの事業がさらに楽しみになりました。
猟犬
posted by resultsjp at 03:15| Comment(3) | ケニア
この記事へのコメント
日本側の知恵がこれからますます試されますね。患者減に確実につながるように総力戦で。詳細な報告ありがとう!
Posted by 白雪姫 at 2016年09月16日 04:37
読んでます。勉強になるな。
Posted by 釜石 at 2016年09月16日 06:01
点数アップよかったです!病気を減らすためには私たちの意識と知識を向上させることが第一ですね。
Posted by めがね at 2016年09月17日 17:28
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