2017年06月15日

アドボカシーの多様性

日本リザルツの基本的な活動はアドボカシー、政策提言とも訳されるが、「政策」から受ける定義では
範囲が制限されているように思う。具体的に言うと、国や自治体、公共機関に要望したり、提案する
こと等のように受け取ってしまう。勿論リザルツは、政府などに政策提言を行うNPOとして、稀有な
存在かも知れない。世界的な大規模の基金や財団への出資を政府等に働き掛けている。一方で“世界の
貧困と飢餓を撲滅させる”を掲げ、途上国の人々の健康、生活環境を改善するべく日本のODA(政府
開発援助)資金を活用した支援を、ケニア・ナイロビ市内で実施している。この活動は、地域住民の
中から選ばれた、地域医療ボランティア(CHV)を介し、感染症(本事業では結核を対象)の予防と啓発
を行っている。これは一種のアドボカシー活動と呼べる。一般的にODA資金を、ハード(建物を建て
たり、物の供給・贈与)やソフト(疾病予防・物つくりや農業指導、学校教育など)事業を通じ活用して
いるが、日本からの資金はそのまま使われることになる。目的に沿って有効に、無駄なく、適正に
活用されれば、役目を果たしたことになる。しかし、“有効に、無駄なく”を出資側の日本に当てはめ
ても良いのではないか。この場合は主にハード事業が該当し、事業で調達する資機材・製品を日本製
とすれば、日本に還元されることになる。その際は上述のように適正(且つ適性)であり、同時に現地
の人々にも納得できることが、必要条件と考えている。ナイロビ市内での次年度事業では、日本の優
れた結核菌の診断機器を導入する計画で、診断時間の速さ、簡単な操作などこれを選ぶしかない、原
産国ではなく製品自体の機能・価値で選定している。この診断機器は、過去のハイチ地震の際、リザ
ルツがいち早く現地に持込み、実績を証明した経緯がある。このように民間企業の技術力を国際貢献
でも活かし、企業にとっては製品などの宣伝、存続の確保にもなる。ビジネスではあるが、社会貢献
と企業倫理もまた兼ね備えていなければならない。先日もある塗料メーカーの方が来所、断熱効果を
有する塗料の国際貢献を話し合った。これからもこのような案件が寄せられ、また我々が見出すこと
にも務めていきたい。アドボカシーの多様性の現れでもある。

局チョー
posted by resultsjp at 22:56| Comment(2) | 情報
この記事へのコメント
可能性が広がりますね
Posted by 小鳥 at 2017年06月16日 15:26
政府、民間企業、NGO等みんなで取り組んで行くことが重要ですね。
Posted by ワタ at 2017年06月18日 11:21
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