2018年09月13日

ケニア事務所スタッフの投稿記事がメディアに掲載されました。その2

昨日ご紹介しましたケニア事務所スタッフの記事に続きまして、2件目をご紹介します。

こちらは「The Standard」誌に掲載された記事です。

TB Lamp診断機器の導入でアフリカ・ケニアにおける結核との闘いが加速する可能性

執筆 Abuta Ogeto

先月、ナイロビにあるカンゲミヘルスセンターにおいて、ナイロビ郡知事及び駐ケニア日本大使により新結核検査所の発足式が行われた。
検査所には、Loop mediated amplification method (LAMP法)を用いた新しい診断機器、
TB LAMPが導入され、結核に対するより強力な取り組みが可能となった。
ソンコ知事はスピーチの中で、新しい診断機器に感銘を受けたと述べ、ケニアにおけるTB LAMPの認知に向けた取り組みを支援すると約束した。
世界保健機関(WHO)の認証を受けているこの機器は、結核の診断を1時間以内で行うことができる。このことは、GeneXpertやその他の機器が結核の検出に数時間を要することと比べて大きな違いがある。
TB LAMPは非常に高い検出能力を持つため結核の検出が容易となり、これまでは検出が難しかった結核のケースを検出できる可能性があるということは、とても重要である。
このことだけで検出される結核感染者が100倍も増え、検出までに要する時間が短縮されるであろう。
日本の技術で作られたこの機器は、多くの検体を一度に扱うことができるため、多数の患者をまとめて診断することで、診断にかかるコストを下げることができる。

ケニアのように医療費、中でも結核治療費が高額な国では、TB LAMPが低所得者を救うこととなる。

近年の国家結核プログラムの統計によると、検出技術水準、診断に要す長い時間、そしてそれに伴う莫大な費用が原因で新規結核感染者の40%以上が見過ごされていると推定されている。そのような状況に立ち向かい、この穴を埋めるためにこの機器が登場した。
ケニアで初となるこの機器をカンゲミヘルスセンターに導入した日本リザルツというNGOは、ケニアにおいてこの診断法が認知されるよう、精力的に活動している。
結核との闘いにおいては、診断及び治療の大幅な短縮が求められているが、それはTB LAMPのような優れた機器を用いることでのみ可能となる。
結核高まん延国であるケニアでは、この病気についてまわる高額な費用を削減するために、この診断機器が多数必要である。年間何千人の死者を出し、何百、何千という人の経済状況を悪化させるこの病気との闘いを加速させるため、政府はこの機器がもつ他に類を見ない特性や機能を鑑み、投資を行う必要がある。
日本リザルツは、この機器の効果及び結核の根絶へ向けた取組みにおける有効性を広めるために、ケニア国内の様々な保健関連の組織と話し合ってきた。この機器をリストに載せるべきであるという交渉は、最終段階に差し掛かっているという点は注目に値する。
事実、2019年から2021年までの国家結核戦略の中に、この構想が含められている。承認され次第、この機器がケニア中の様々な施設に導入され、患者はより速く、より正確に、そしてより安価に診断を受けられるようになる。
この機器は優れた特性を持つため、アフリカではケニア以外の7か国、さらに世界の14か国で承認されているということに触れておく。
それらの国々では大きな成果が得られ、結核との闘いを大いに進展させている。
ケニアもそれらの国々に混ざり、TB LAMPの活用により長きにわたる結核との闘いを加速させるべきであると私は信じている。

TB LAMP TO BOOST FIGHT AGAINST TB IN KENYA.pdf

Abutaが述べているように、世界でどんどんTB LAMPの優れたところが認知され、結核根絶に役立てられて欲しいと思います。
UME


posted by resultsjp at 21:29| Comment(3) | 結核
この記事へのコメント
遂に国家戦略に入るんですね。TBランプの精たちも頑張ってますね
Posted by ことり at 2018年09月14日 08:56
どこかで一気に認知や普及が加速してくれることに期待しています。
Posted by しん at 2018年09月14日 09:12
TB対策が現場から一気に加速すると思います。Evidenceの蓄積も期待しています。
Posted by ひら at 2018年09月14日 17:50
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