2018年11月05日

乳幼児用のミルクの確保について

日本リザルツケニア事務所のアブタさんのブログの邦訳を紹介させていただきます。

ケニアは赤ちゃんが健やかに暮らせるように、「乳幼児のための牛乳バンク」という取り組みを行うことに決めた。
WHOは「母乳が利用できないときは、他の母親の母乳、もしくは乳幼児用市販ミルクを利用したほうがいい」と推奨している。
そのためケニアでは、Pumwani Maternity Hospitalという施設で「牛乳バンク」を開始する準備を整えた。
この概念は「血液バンク」に近く、母乳を得ることが困難な新生児を対象にしている。

牛乳バンクからのミルクは、医師によって処方される。
いくらかの新生児は、産後、何等かの理由で母親が母乳を提供できないでいる。このプロジェクトは、ケニア政府、PATH、そして国際保健に携わる国際機関が連携して実施される。
PATHの「牛乳バンク」プロジェクトの担当者Angela Kithuaさんは、新生児は、最初の1時間から母乳で子どもを育成すべきであることを指摘したうえで、「産後44%の母親が、子どもとすぐに隔離されてしまい、最初の1時間に母乳を提供できない」と述べている。

また、ケニアにおいて、早期出産の子どもは新生児死亡率が高い。ケニアでは、18万8000人の新生児が早期出産である。
去年、ケニア保健省は、ケニア牛乳バンクの指針2017を公表した。この中では、「全てのドナーが安全で、検証可能なミルクを提供するよう検査を実施する」と述べられている。

プライバシーと情報機密の問題から、それぞれのドナーの個人情報を守るよう徹底すべきである。「ドナーになる可能性がある人は、慢性疾患や疾患履歴を提出する必要がある」と定めている。

ケニア保健省のJackson Kioko博士は、新生児の栄養改善に向けてこれは解決すべき問題であり、「牛乳バンク」は画期的な方法だと述べている。
「もっとも弱い立場にある乳幼児にとって、母乳は生きるために重要な要素である。特に早期出生、低体重、疾患に罹った乳幼児にはなおさら必要だ。こうした新生児が母乳へアクセスできない、もしくはアクセスが遅れると、重要疾患、死亡、障がい、成長の遅れにつながる」とKioko博士は指摘している。

WHOは2000万人の乳幼児が2500g以下の低体重で生まれてきており、途上国では1割にも達することを指摘している。これは、成長の遅れ、感染症、そして、乳幼児の死に起因している。

Pumwani病院の「牛乳バンク」は、哺乳、殺菌、提供場所の確保等の準備がほぼ終わっている。

Abuta

様々な政策を毎週のように花火のように打ち上げるケニア政府のアイデア力に脱帽するとともに、本当に必要なのは、これをどう継続的に行うかをケニア政府が考えるべきではないかと感じました。
(はるか)
posted by resultsjp at 20:52| Comment(3) | 情報
この記事へのコメント
トランプ大統領とお話するといいかもしれませんね。彼は経営者としてはとても優秀です。
Posted by ことり at 2018年11月05日 20:58
ケニアの経済成長とうまく好循環が生まれて、このような取り組みが継続して欲しいです。
Posted by しん at 2018年11月06日 08:28
ミルク銀行、ユニークな取り組みですね!
Posted by ひら at 2018年11月10日 12:40
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